「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

永遠の O-157 Long Good-bye 2023・06・11

2023-06-11 06:11:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。

  梅雨入り間近 の5月末 、ネットのニュースで こんな記事を見掛けた 。

  「 千葉・松戸の4歳女児がO-157で重症 県が感染経路を調査 」 産経新聞 5/30(火) 8:07 」

   厚生労働省のホームページには 、十年一日 、以下のような記事が掲載されている 。

   「 腸管出血性大腸菌 O157 による食中毒に注意してください 。

    ◎腸管出血性大腸菌 O157 による食中毒が発生しています 。
    ◎下痢や腹痛など体調が悪い方は医療機関を受診して下さい 。
     その際は 、食事の内容などを医師にお伝えください 。
    ◎腸管出血性大腸菌は 75℃で1分間以上の加熱で死滅します ので 、
     よく加熱して食べましょう 。

    食中毒予防の3原則
    ・ 調理前に必ず手洗い( 菌をつけない )
    ・ 生鮮食品は すぐに冷蔵庫へ( 増やさない )
    ・ 食材を中心までよく加熱( やっつける )         」

   たしかに 、腸管出血性大腸菌 O157 は 、「 75℃で1分間以上の加熱で死滅 」
  するようだけど 、死んだ菌の残骸の毒素は残るので 、食した人はその影響を
  免れない 。この種の細菌は 、元から断たねばダメなのだ 。
   何となれば 、生産国の HACCP をかいくぐって「 輸入冷凍牛肉 」に付着して
  やってくる つわもの もいるから 。この細菌 、低温には 滅法 強いらしい 。
   「 もやし 」なら 、調理前に洗えば流せるが 、「 牛肉 」は誰も洗わない 。
   凍らす前に 、洗浄すれば済む話だとは思うんだけど 、輸出国側でも 、輸入
  国側でもそれをやらない慣習があるらしい 。 そもそも 「 生肉のかたまりを
  洗浄する 」って発想が 、どこの国にもないのかも 。頭隠して尻隠さず 。
   どこの国の HACCP にも 現場には「 抜け 」がある 。
  「 O157 」 だけじゃなく 、生肉や生焼けの肉を食して 、食中毒になるのは
  自己責任の世界 、家庭でも 、お店でも 、とは思う 。君子危うきに近寄らず 。
   食べたのが 免疫力の高くない 子どもや高齢者なら 、食べさせた人 、調理し
  た人の責任もあるかも知れぬ 。 これからの季節 、調理人は気を付けなけりゃ 。

   コロナの「 5類移行 」とやらで 、感染症に対する警戒感が薄れたことも
  あるのだろう 。巷間 、子どもの感染症罹患が増えていると言う 。
  
   手洗いや消毒がおろそかになりがちだ 。
   他に手がないなら「 習慣 」にしとかなくっちゃ 。

   細菌だって 、ウィルスだって 、出所・発祥がどこの大陸か 、遺伝子検査で わかる 。
   皆が口を噤んで言わないことは 、大抵 本当のこと 。



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