「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

PUTIN ペルソナ・ノン・グラータ Long Good-bye 2022・03・16

2022-03-16 12:48:00 | Weblog

  今日の「 お気に入り 」は 、インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」
  掲載の記事「 ペルソナ・ノン・グラータ 」。適宜抜粋して引用します 。
   ソ連からも 、ナチス・ドイツからも Persona non grata 認定を受けた
  誉れ高き日本の外交官がいたことを思い出しました 。

   引用はじめ 。

  「 ペルソナ・ノン・グラータ( ラテン語 : Persona non grata )とは 、
   接受国からの要求に基づき 、その国に駐在する外交官として入国
   できない者や外交使節団から離任する義務を負った外交官を指す
   外交用語 。原義は「 好ましからざる人物 」「 厭わしい人物 」を
   意味する 。外交関係に関するウィーン条約や領事関係に関する
   ウィーン条約で規定される
国外退去処分と表現されることもある 。

   概 要
   外交団員の一員となるには 、外交官になる必要があり 、外交官になる
   には派遣国の任命に加え 、接受国でも、国元から預かって来た信任状
   を信任状捧呈式で提出して認めてもらわねばならない 。外交使節の長
   は 、外交関係に関するウィーン条約第4条により 、接受国から
   「 アグレマン」( 仏 : agrément )として受け入れの承認が
   必要となる 。アグレマンの拒否により 、外交使節の長を拒むことができる 。

   接受国が 、外交官の受け入れ拒否や外交官待遇の同意の取り消しを
   行うことが 、「 ペルソナ・ノン・グラータ 」であり 、外交関係
   に関するウィーン条約第9条及び領事関係に関するウィーン条約
   第23条に規定されている 。

   ペルソナ・ノン・グラータはいつ何時でも一方的に発動でき 、また
   その理由を提示する義務はない 。接受国はいずれかの者がその領域
   に到着する前においても 、対象外交官がペルソナ・ノン・グラータ
   であることを明らかにすることができる 。ペルソナ・ノン・グラー
   タの通告を受けた場合には 、派遣国は状況に応じて対象者の「 本国
   へ召還又は外交官任務終了 」をしなければならない 。

   対象の外交官に対し 、接受国外務省から駐在公館を通じて 、「 あな
   たは我が国に駐在する外交官に相応しくないので本国へお帰り下さい 。
   もしくは外交官任務を終了して下さい
」と正式に通告することで発動
   されることが多い 。派遣国が「 ペルソナ・ノン・グラータ 」の発動
   後に対象外交官の「 本国へ召還又は外交官任務終了 」の履行義務を
   拒否した場合又は相当な期間内に行わなかった場合には 、接受国は
   対象者がもはや外交特権を持たないものとみなし 、触法行為があれば
   一般市民として身柄の拘束ができる 。

   「 ペルソナ・ノン・グラータ 」は、接受国が有する拒否手段であり 、
   これ以外の手段( 強制送還 、身柄拘束 )を用いて外交官の非行を
   制裁することはできない 。但し上記の通り 、通告後は一般在留者と
   なり微罪逮捕の標的となるので本国へ召還される 。

   ペルソナ・ノン・グラータは外交官だけではなく 、国際慣習法上に
   おいて外交官同様の外交特権を有する元首や首相 、外相の入国拒否
   についても用いられることがある



   発動事例

   日 本
   日本での発動事例として以下のものがある( 発動前に自ら国外に
   退去した者は不記載 。なお 、日本においては発動した際の多くは
   発動前に当人は日本から出国している )。

   ・1973年 - 大韓民国( 韓国 )の1等書記官・金東雲こと金炳賛 。
     金大中事件に関与した疑いで、警視庁が出頭を求めたが
     拒否された
ため。
   ・2006年3月 - 駐日本国コートジボワール大使館の男性外交官。
     自身が所有する南麻布のビルの一室を暴力団に貸与し 、
     見返りとして計約4000万円を受け取っていた
ため 。
     その部屋はバカラ賭博に利用されており 、2005年10月に
     摘発されていた 。
   ・2006年4月 - インド大使館の警備担当男性技能員 。大使館にビザ
     申請に訪れた 、日本人女性に対する強制猥褻容疑

   ・2012年6月 - シリアのムハンマド・アル・ハバシュ駐日特命全権大使 。
     鈴木敏郎在シリア日本特命全権大使がシリア政府から指定
     を受けたことへの対抗措置


   また 、日本が発動を受けた例は以下の通り 。

   ・1937年 - 杉原千畝 。反革命なロシア人との交流を理由にソビエト社会
     主義共和国連邦( ソ連 )より 。やむなくカウナス総領事館
    ( リトアニア )に赴任したが 、ソ連によるバルト諸国併合に
     より総領事館が閉鎖となりプラハ( チェコスロバキア )へ異動 。
     その後ケーニヒスベルク( ドイツ・東プロイセン )へ異動と
     なるが今度はナチス・ドイツにより拒否されブカレスト( ルー
     マニア )へ異動となる

   ・1983年1月 - 中川一郎衆議院議員 。1983年1月に内閣総理大臣の名代として
     訪米が内定したが 、アメリカ政府から入国拒否を通告された 。
     表向きには反共主義を唱えながらも 、裏では親ソ政権の樹立を
     画策していたと 、CIAの調査で判断されていたから
とされる 。
   ・1987年8月 - 駐ソ連防衛駐在官 。接受国における不適切活動のため
     ( スパイ行為
)。
   ・2002年11月 - 駐中華人民共和国( 中国 )防衛駐在官 。接受国における
     不適切活動のため( スパイ行為 )

   ・2012年6月 - 鈴木敏郎駐シリア特命全権大使 。日本国政府が 、シリア内戦
     におけるシリア軍による市民虐殺に抗議し 、5月30日にムハンマ
     ド・アル・ハバシュ駐日大使に国外退去を求めていたことへの
     対抗措置 。

   その他

   ( 中 略 ) 

   ・ニューヨーク駐在ロシア国連代表部外交官12人 - 2022年3月 、ロシアのウクライナ侵攻
    に伴う制裁の一環で 、「 アメリカに居住する権利を乱用し 、アメリカの安全保障に悪
    影響を及ぼす諜報活動を行った 」として同月7日までに国外退去を命令 。
   ・ブルガリア駐在ロシア外交官2人 - 2022年3月 、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁
    の一環で 、「 外交官の立場と相いれないスパイ活動 」として国外退去を命令 。

   ( 後 略 )                                  」                  

   引用おわり 。

   妄執にとらわれたマッチョ ( macho ) 老人の不適切な「 特別軍事作戦 」なるものを
  止める者はいないのか 、かの国に 。
   ソ連時代の旧領復活をひたすら追求するプーチン大統領を支持する多数派ロシア国民 。
  太平洋戦争中の大日本帝国の臣民と同じ 。当時の日本の軍国少年は今90歳前後 。
   正義と正義のぶつかり合い 、一人殺したら殺人犯 、百万人殺したら英雄 、スター
  リン然り 、毛沢東然り 。価値観の溝は埋められない 。
   「 歴史観に基づく戦略判断 」を下してしまったプーチン露大統領 。

   キー・パーソン 、ウラジーミル・メディンスキーはプーチンが大統領に復帰した
  2012年5月から文化大臣を務め 、現在はプーチン大統領の補佐官 。
  ウクライナとの停戦交渉の代表も務める彼は 、ウクライナ出身の歴史学者 、作家でも
  あり 、「 歴史啓蒙に関する省庁間委員会 」のトップに 、大統領令で就任しているそうな 。








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