今日の「お気に入り」は、森鷗外(1862-1922)の詩「でつくのひる」。
そら晴れて 日あきらか
鏡のごとき うな原を
ゆたかに舟は すべりゆく
かぜなぎて ひるしづか
籐のふしどの ここちよく
まぶたおもくぞ なりにける
うごくもの たえてなし
ぼおとを吊れる だゐつとに
ふたりの水夫 のぼりゆく
めをとぢつ またあきつ
日にかがやくや 白ぺんき
水夫がふるふ はけ尖(さき)の
そら晴れて 日あきらか
鏡のごとき うな原を
ゆたかに舟は すべりゆく
かぜなぎて ひるしづか
籐のふしどの ここちよく
まぶたおもくぞ なりにける
うごくもの たえてなし
ぼおとを吊れる だゐつとに
ふたりの水夫 のぼりゆく
めをとぢつ またあきつ
日にかがやくや 白ぺんき
水夫がふるふ はけ尖(さき)の