総会シーズンに

昨日、岡山市内の工作機械メーカーさんを訪問。出物となった新古CNC旋盤を見
立てに。思った以上の「上」な品でしたので約定してきました。

夕刻、大阪同友会東大阪西支部の皆さんとの懇親会。天下茶屋の田舎料理屋で
19時からスタート。22時、河岸変えて道頓堀近場でさらに飲んでおりました。


（道頓堀、掘割されてからやがて100年になるとのこと。近々、記念セレモニーが催
されるらしい）

既に総会シーズンに突入しています。本日夕刻、霧島丸尾温泉で、日本硬質クロ
ム工業会西日本支部の総会が開かれます。会議後には必ず懇親会がくっついて
います。ここ2か月で7キロ体重を落とすことに成功しましたが、油断するとすぐにリ
バウンドの憂き目を見ますので、重々用心せねばなりません。



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●　㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
　　　または、TEL:0942-34-1387 　FAX:0942-36-0520
　　　所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1　へお願い致します。
●　シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
　　　 ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生（クロムメッキと
　　　全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
　　　と書くのが日本語的には正解）が得意です。
●　窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
　　　 生成します。
●　高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
　　　です。
●　高硬度・平滑性・滑り性に優れたＤＬＣ（ Diamond Like Carbon :
　　　 ダイヤモンドライクカーボン）膜の成膜可能。さらには、本邦初、ＤＬＣ
　　　膜の再生加工も開始。
●　無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
　　　 可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
●　マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
　　　 今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
　　　 ご利用下さい。
●　ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
●　超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
　　　形状・機能の復元加工。
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ビザ

本日午後は、東京からおいでになったお客様と3時間ほど外国各地の業務見込み
について話していました。近隣諸国ではモンゴルと中国江西省。遠方では米国の
五大湖地方の田舎町。まだ構想だの見込みだのといったところまでも届いていま
せんが、年内どこかのタイミングで米国行きとなるかもしれません。

遠方へ行くと言えば、ここ1年ほど様々アプローチしているロシアについては、5月
末に、狙っている業界の展示会がモスクワで開催されるのにあわせて1年ぶりの
モスクワ訪問を実施することになりそうです。かの国に入る為にはビザの手配を面
倒くさく行わねばならず、そのまた準備の為の招聘状入手に手間をかけ始めたと
ころです。我が国のパスポートは世界でも有数の価値、ビザ無し入国できる国の
数が154ヶ国に達しているとは言えど、ことロシアへの入国は実にまー面倒な手続
きをいまだ必要としています。

今までに訪問した国々の中で、ロシア以外にビザが必要だったのは、インド、サウ
ジアラビア、ミャンマーの3ヶ国だったか。ヨルダンのビザも取得しはしましたが入
国には至りませんでした。

ちなみに、ビザ無し他国入国出来る国の１位はデンマークなんだそうで、157ヶ国。
あまり我が国の数字と変わりません。参考までに近隣諸国については、北朝鮮は
29ヶ国（順位不明）、中国は33ヶ国（79位）、韓国は144ヶ国（12位）です。北朝鮮や
中国についてはこんなもんじゃろーと納得しますが、韓国の順位が、あの国民性
に依る彼らの行状などからフツーに想像するよりは高い処にあることに逆に驚か
される、とか書くと物議醸しますか。剣呑剣呑

ま、とにかく、我が国の評価は国民自らが自覚するより遥に高く、これは数世代前
から先輩方が営々と築き上げてこられた他国での信用に起因するわけで、現役
世代の我々はこの信用をさらに上げる努力こそすれ、下げてしまわぬように堅く思
わねば先輩方に合わす顔が無い、と自覚すべきか．．



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バランシング社内講習会2日目

10時、九州電力久留米営業所のMさんがご来社。今冬の節電協力お礼の文書を
ご持参になりました。例年よりは寒い冬となったにも関わらず、九電管内の電気
使用量は減少傾向となったとのこと。大変結構なことです。今年の夏もさらに節電
よろしく、とのことでした。

昼休み前、工場内を歩くと、昨年格安に購入した新古整流器のおまけとして、乾
式表面処理部門F君とクロム鍍金部門T君がタダで貰ってきた古旋盤が掃除され
た上にきれいに塗装されていました。


（正月明けに入社してきたP社OBのOさんが手を入れたんだそうで、見違えるよう
な状態になりました）

昼休みとさらにその後ぶっ続けで、既にストックしている当社業務案内文書（日本
語・英語・ロシア語・中国語）をカラー刷りにて延々とプリントアウトさせました。先
週お見えになった海外向けお客様に郵送するのと、明日お見えになる海外向け
お客様にお持ち帰りいただく為のものです。

そうこうしている最中、証券会社SN社さんがアポ無し訪問してきたので短時間の
お相手。ベトナム株を絡めたファンドのご案内でした。最低買付単位は110万円
付近なんだそうで、残念ながら全く手が届きません。

14時半より当社顧問税理士の中村先生がお見えになり、昨年9月から今年2月ま
での半期決算結果についてご報告して下さいました。前年度より売上や経常利益
は上昇したものの、材料費と派遣社員人件費がそれ以上に大きくなっているとの
ご解説を頂戴しました。昨年度より今年度の方が営業外利益が少ないことも。前
年度は夏の落雷被害への損害保険適用がなったことによる保険会社からの入金
が大きかった件など思いだしました。

16時頃、ダイハツ九州への対応をなさるK社さんがご来社。レンチ類を納入いた
だくとともに情報交換など。

で、19時より本日のメーンイベント。昨日に続き、バランシングの社内講習会を開
催しました。昨日と本日の2回で受講者合計60名近くとなりました。僕の思惑の10
倍の参加者。


（まず釣合試験機前で操作についてのレクチャー）


（30人が試験機とその上のロールを取り囲み、バランシング担当者の話を神妙に
聴き入ります）


（僕が作った座学用テキストの一部。全8ページの内2ページ分です。図解入りの
右側ページ部分は20年前に作っていたもの）

バランシング業務内容や関連JISについて短時間で皆なに理解させるのは至難の
業です。全体概容とサワリ部分のみ話し、計算練習を自分たちで行ない理解が
足らん奴は質問に来い、とレクチャーを21時過ぎに切り上げました。



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黒木の田舎道を歩き回っていました

昨日昼過ぎ、車で家をスタートし八女市黒木町へ向かいました。

左手指2本の裂傷が思ったよりひどく、山歩きがままなりません。岩山よじ登りだと
か、掌突いて急坂を上り下りすることが出来ない為、暫くの間、残念ながら田舎の
丘陵うろつきかせいぜい里山歩きが限界であると観念しています。代替策として
前々から雰囲気の良さが気に入っている花宗溜池近辺の丘陵歩きでせめて歩数
なりと稼いじゃろー、と車走らせた次第。

14時20分に素戔嗚神社西の公営駐車場から歩き始め、北西へ。


（黒木町と上陽町の境付近。丘の上は暑く無し寒く無し、風弱く、レンゲが咲き、極
楽極楽）


（5～6キロほどブドウ畑の中を歩き、花宗溜池堰堤際へ。釣りをなさる方々10名
ほど。この池はボート禁止です。そーじゃなかったならばファルトボート浮かべて
チャプチャプやるのですが）


（大きな花宗溜池の縁を反時計回りに一周し、黒木町中を丘の上から南に見下ろ
します）


（黒木町の西で矢部川岸に出、川沿いに上流に向かいました）

川岸をはじめは左岸、しばらくしてから右岸に渡り、街中の最も東側に位置する素
戔嗚神社脇に出て、少し西へ戻り駐車場へ。

車内で確認すると、到着は17時半、20100歩、15.1キロ歩いていました。それほど
早足で歩いたつもりはなくとも時速5キロ弱。信号の無いアスファルトの田舎道は
距離稼げます。

とりたてて観光資源の無い黒木町ですが、メリハリは様々あり、長散歩するには
最高。お奨めです。

家帰って体重測ってみると、2ヶ月前に較べ6キロ減っていました。飯の量減らして
歩いてばかりいりゃ、減るものは減ります。



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お祝い

出身高校2年生時D組の担任として数学を教えて下さったY先生が4月付で学校法
人の理事長に就任なさいました。そのお祝いが昨夜渡辺通4丁目のホテルニュー
オータニで開かれたので出掛けてきました。


（2年前に小学校が開校したので幼稚園から大学院までフルセット存在することに
なった母校の学校法人ですが、高校教諭から理事長になったのはY先生が初め
てなんだとか）

おめでとうございます。

敬虔なクリスチャンであるY先生ですが、既に学校法人所属四十数年、この春に
学校法人本部の事務局長を終え退職なさるご予定だったのが、急なご栄転、理事
長との肩書きで少なくとも3年間勤務延長となりました。

お祝い会の出席者は、昭和48年卒者を筆頭に3年ごとに担任していただいた者
（僕は昭和54年卒）がほとんど。最弱年は平成一桁の三十歳台の奴等。当時は男
子校だったこともあって、ま、要するにオッチャンばかりが百数十人集まりました。


来月は3年生時C組の担任をして下さったT先生の退職を記念し、ホテルオークラ
で慰労会が開かれます。転勤の無い私立高校、先生方の大半は40年前後の長い
勤務の後、退職なさいます。大半はクリスチャン、中には牧師である方もおいでで
すが、僕の高校生時代は、ヤンチャやった者、過ぎた生意気言った者、ユルユル
で無いに等しい校則なのにそれさえさらに破った者など、体育系の先生方から殴
られることもそれなりの回数、ありました。僕も何度か．．

それら頂戴する際、止せばいいのに「先生、クリスチャンなんだから手が出るのは
いけません」などと小賢しく言ってしまったことにより、余分に殴られていた同級生
がいました。

火に油を注ぐバカなヤツ、と心底思いました。

昨日の催しにはソイツは来ておらず、残念。



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オーランチオキトリウムによる炭化水素製造の商業化が軌道に乗るかも

昨年10月末の弊ブログに以下の記事をアップしました。

オーランチオキトリウムとボトリオコッカスの改良型（榎本藻）の併せ技

で、下の産経新聞記事。

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「藻」がエネルギーをつくる　原油輸入量を賄う試算も

産経新聞 4月10日(火)12時1分配信

東日本大震災の被災地、仙台市で石油を生み出す藻が、復興計画のシンボルに
なっている。環境浄化のコスト削減とエネルギー生産を同時に実現する全国にな
いプロジェクトだからだ。

仙台市の東部沿岸にある下水処理場の南蒲生浄化センターは昨年３月１１日、
１０メートルを超す津波に襲われ、施設が壊滅的な打撃をうけた。市の生活排水
の７割に当たる日量約３９万トンを処理する大規模施設で、完全復興には４～５年、
９００億円もの費用がかかるとされる。

その復興計画で浮上したのが、「オーランチオキトリウム」という藻類を使うアイデ
アだ。平成２２年に筑波大大学院生命科学研究科の渡辺信教授が沖縄の海でマ
ングローブの林の中から発見した。光合成を行う葉緑素を持たない種類で、廃水
などに含まれる有機物を吸収して、活発に増殖する。体内にため込む物質は、サ
メの肝油で知られる「スクワレン」という炭化水素で、石油などと同じ成分の燃料
になる。

この藻を使って、廃水に含まれる有機物を除く一方でエネルギーを得るという一挙
両得のプランなのだ。

渡辺教授は宮城県の出身で、実用化に向けて同様のプランを練っていたこともあ
り、仙台市の申し出に即座に応じた。昨年１１月には、仙台市と筑波大、東北大
の３者で研究協力協定を結んだ。試験プラントを建設し、筑波大が藻の培養、東
北大が油分の抽出について実証実験する。

渡辺教授は「藻を培養する栄養源に廃水の有機物を使うので産業化のネックだっ
た製造コストが下げられます。復興のためにもさきがけのプラントとして成功させ
たい」と意欲を語る。

これほど話がとんとん拍子に進んだ背景には、もちろん復興への強い思いがある
のだが、世界中でバイオ燃料としての藻類の評価が急速に高まっていることもあ
る。

バイオ燃料では、トウモロコシなど食料作物からエタノールを作る方法が普及して
いるが、食料が供給不足になり高騰を招くことなどが考えられる。次世代の候補と
しては、食料にならない雑草などの陸上植物の研究が進んでいるが、生産量の
確保の面で広大な土地が必要だ。ところが、藻類はタンクやプールで大量培養す
れば土地を選ばないうえ、面積当たりの収量は高い。

「オーランチオキトリウム」の場合、とにかく増殖のスピードが速いので、これまで
最有力候補だった光合成をする藻類の１０倍以上の炭化水素を作る。試算では、
１ヘクタール当たり年間１万トン。２万ヘクタールもあれば、日本の原油輸入量を
賄ってしまう、という。

藻類の燃料化の研究は、早くから米国を中心に行われており、米エネルギー省
が助成金を出し商業化プラントの育成に努めている。日本でも大学や民間で研究
グループができ、軌道に乗り始めた。

今回の仙台市のプロジェクトの実証実験では、実際の稼働に向けて生産力やコス
トについての基礎データを集めるのが狙い。実際に稼働するまでには、生産シス
テムの微細な点まで課題を解決する必要があるだろう。たとえば、藻の培養プー
ルに雑菌が混じらないようにすることは実験室レベルでも困難だ。しかし、日本の
エネルギー利用が大きな転換点にきている時期だけに、エネルギー供給のモデ
ルケースとして先鞭（せんべん）をつけてほしい。（論説委員・坂口至徳）

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この報道の要点は、炭化水素の生産と同時に排水の浄化を両立させようとの試
みである点。大震災の津波で壊滅してしまった下水処理施設を、どうせ復旧する
ならば炭化水素製造工場としての機能を付与したハイブリッド処理場にしてしまお
うとの構想の面白さがあります。

藻類が注目される理由の一つは、単位面積当たりの油分の収量の高さ。陸上植
物の中で生成効率がもっとも良いとされるアブラヤシに較べ５倍から数十倍に達
する収量が見込めます。実験室レベルの生成では不純物も見られず、油としての
品質は申し分ないとのことですが、課題は価格。現在、油分生成にかかる経費は、
既存法による燃料入手にかかる経費に較べ「零」が一桁多い状況。雑菌等の混
入しないオーランチオキトリウム培養施設の確保、油分抽出の手間低減などクリ
アしなければならぬ課題はまだまだ多いようです。

このあたりの課題は、筑波大学や東北大学の先生たちがクリアしようとリキむより、
民間に任せたほうが商業化が進捗するのではなかろーか、という気がします。

計画では、3年以内にはサンプル燃料を販売し10年後には商業化到達とのイメー
ジなのだそうです。

この報道では抑え気味かつ控えめな文調で将来性を述べるに留まっていますが、
実際には、我が国の行末を左右する重要度最高の試みであると認識しています。

今後、如何推移するか。



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「そのまま書評」の水説。興味深い書籍を紹介してくれました

今日の毎日新聞朝刊の「水説」はそのまま書評でした。

TPPについて僕と同じ方向を向いておいでのようにお見受けする編集委員の潮田
氏が、これまた同じ方向の最先端を行っておられる月刊「農業経営者」副編集長
浅川氏の新しい書籍について紹介なさっておいでです。

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水説　:　農業世界一の日本＝潮田道夫

2012年04月11日　東京朝刊
　＜ｓｕｉ−ｓｅｔｓｕ＞

今回は丸々「書評」である。月刊「農業経営者」副編集長の浅川芳裕さんから新
著「ＴＰＰで日本は世界一の農業大国になる」（ＫＫベストセラーズ）をいただいた。

題名がすごいから、ちょっと身を引く人がいるかもしれない。日本が世界一の農業
大国になる？

世界一にもいろいろあるだろう。次の基準で日本農業は世界一になれる。（１）農
産物輸出額（２）単位面積当たりの付加価値生産額（３）農業投資収入、の三つ。
私には初めて聞く話が多かった。おそらく大多数の日本人にとっても目からウロコ
の話ばかりだろう。

浅川さんの考えは「農業のプロが自由に能力を発揮できるようにせよ」ということに
尽きると思う。ＴＰＰはその契機として意味がある。

農家とは農水省の定義では「農地（経営耕地面積）を１０アール以上持っている」
か「農地が１０アール未満でも年間農作物売り上げ１５万円以上」。２５３万世帯
存在する。この人々の既得権をすべて守ろうとするとＴＰＰと衝突する。

そうではなくて、念頭にあるのは主業農家（農業所得が所得の半分以上で、年間
６０日以上農業をしている６５歳未満の農業従事者がいる農家）であろう。それが
３６万世帯。その規模はさまざまだろうが、農業に打ち込んでいる人々だ。

数は少ないが、鶏肉や鶏卵の９９％、飲用牛乳の９５％、豚肉、牛肉の９２％、野
菜の８２％を生産している。コメも３８％だ。この人々が日本を生産額で中国、米国、
インド、ブラジルに次ぐ世界５位の農業大国にしている（これも意外と知られていな
い事実）。

「プロ農家」の実例を数多く取材して、この人たちにまかせれば農水省の「ＴＰＰで
日本農業は壊滅する」などありえず、逆に「世界一」になると確信したに違いない。

キーワードは輸出である。オランダは面積は小さいが米国に次ぐ世界２位の農産
物輸出国である。大量の農産品を輸入しそれを上回る巨額の農産加工品にして
輸出する。

日本も自由化で飼料や原料の価格が下がれば、コスト低下で輸出が飛躍的に伸
びるだろう。内需だけで世界５位の日本農業である。ＴＰＰによる自由化で世界一
が視野に入ってくる。

本書には農業のプロ５人の声が収録され浅川説を裏付けている。批判者は農業
の強者たちによる自由化論だと評するかもしれない。

しかし、あらゆる農業資源をやる気のあるプロに集中する以外に、日本農業を伸ば
す方策があるだろうか。浅川さんは先進国農業の常識を日本でもやろうと言ってい
るだけだと思う。（専門編集委員）

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紹介された書籍自体を読んでいない現状、コメントは控えますが、大変好ましい
思いでこの論説を読みました。

すぐにAMAZONにて発注。



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　　　 ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生（クロムメッキと
　　　全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
　　　と書くのが日本語的には正解）が得意です。
●　窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
　　　 窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
　　　 生成します。
●　高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
　　　です。
●　高硬度・平滑性・滑り性に優れたＤＬＣ（ Diamond Like Carbon :
　　　 ダイヤモンドライクカーボン）膜の成膜可能。さらには、本邦初、ＤＬＣ
　　　膜の再生加工も開始。
●　無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
　　　 可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
●　マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
　　　 今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
　　　 ご利用下さい。
●　ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング（回転体釣合せ）
●　ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
　　　 平面研削も行います。
●　超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
　　　形状・機能の復元加工。
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隔世の感

左手親指と中指のノコギリ傷顛末、第2弾です。

日曜日に思っていたよりも親指の傷はひどいようで、うずくは、引き攣れるは、発
熱するは、痺れるは、色々大変です。心臓よりも低い位置に傷を持っていくと脈拍に
リンクしてビリビリうずくので、手首より先を常時顔の位置に持ってこにゃなりませ
ん。あーオオゴトです。抗生物質と痛み止めを飲んでおり化膿することはないと思
いますが、今月後半は国内出張が立て込んでいることもあって、それ考えるとやや
憂鬱です。

19日20日は大阪-岡山-大阪行き。これには抜糸は間に合いますまい。

26日からの南西諸島営業には間に合わせたく思いますが、こればかりは医者の判
断次第なので．．


さて、前々回の記事に書いた社内バランシング講習会の件ですが、世話役を務め
る機械加工部門副長I君からの報告によると、社内での講習会受講希望者は40名
を超えるらしく、釣合試験機前での実地講習・会議室での座学、ともにキャパオー
バーとなるのは確実であるとのこと。2度開催する必要あり、との報告でしたので、
16日の18時からと17日の19時から実施することにしました。基本、ppt＆プロジェク
ターで説明するつもりですが、一部、紙媒体配布も行ないます。40人分のコピーと
はまた大がかりなことになったものです。

先週、石井熱錬さんから「熱処理技能検定」受講のお誘いを当社の営業フロントと
外注担当者達が頂戴していました。元々3名が受講予定だったのですが、もう少し
希望者を募ってもよいか、と現業部門にもフレを回させた処、何と！、20名を超す
受講希望が殺到してしまいました。いくらなんでもあんまりな状況なので、せいぜい
5～7名程度に絞って受講させようと思っています。「熱処理技能検定」自体、鋼材
種や冶金学的に大変勉強になること間違いなしなのですが、その受講の前に、当
社が専門としている表面処理に関連する「毒劇物取扱者」「公害防止管理者」「衛
生管理者」「危険物取扱者」あたりをいの一番に志向するのが筋だろ、と。

ま、何につけ、資格を身に付ける、業務に対する基礎学力水準を向上させる、との
意欲を持つことが当社内で当たり前となってきたのは結構なことではあります。

二昔前、独り黙々と資格を取得し続けた身としては、現在の社内風潮は隔世の感。



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No problem、没問題、Хорошо、との心構え

朝、寝違えた首の痛みで爽やかに目覚めました。狭い庭地を区切る紅カナメの枝
打ち作業を行なおうと前夜から覚悟決めて力んで寝入ったことが原因だったので
はないか、と思われます。

11時過ぎより首が回らぬながら、脚立に乗り電動ノコギリ持って枝打ち開始しまし
たが、体調今一でのこの手の作業、ロクなことにならぬのがお約束。テンション低
く作業するうちに、何とっ！、電動ノコギリが手元でおどって刃先が左手親指と中
指を直撃してしまいました。

軍手していた上からの直撃でしたので、指が吹っ飛ぶに至りはしませんでしたが、
左手からダラダラ出血するのをタオルで押さえ、娘がヘボく運転する車で津福今町
の聖マリア病院へ。


（すごく痛い8本麻酔注射の後、親指7針中指2針を縫われました。これほどザクザ
クやられたのは、2008年11月の九重黒岳岩滑りアゴ怪我事件以来）

あの黒岳怪我の後、「あなたはもっと謙虚に山を登らにゃダメだ」と御叱り下さった
同友会の先輩「林商店」Oさんが鬼籍に入られてから早1年を超えました。これから
も怪我して縫われる度にOさんのことを思い出すことになるのかもしれません。もち
ろん、出来るだけ縫いごと発生局面に行き当たるのは避けたいとは思いますが。

今日は昼過ぎに大騒ぎしたおかげで、紅カナメ枝打ちは作業半ばで中断してしま
い、当家脇の道を通行なさる皆さんには見苦しさがいよいよ増した庭木状態となり
ました。

9針の抜糸が済み傷が全て塞がってから作業を再開するとして、それまでの中途
半端さ＆毛虫対策用消毒作業の遅延など、考えるに気が重いばかり。

ま、庭木がみっともなくとも罰されるわけでなし、なるようになります。

No problem、没問題、Хорошо、との心構えがストレス貯めぬに大切．．．



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バランシング社内講習会

先週、機械加工部門副長のI君から、バランシング（回転体釣合せ）作業と検査成
績表記載内容について理解していない輩が多過ぎるので、バランシング講習会を
近々催して貰いたいとの強い要望が出ました。

直近3年以上、バランシングに関する技術講習会を行なっていなかったことに思い
当たり、反省。

今月16日・17日・18日のいずれかで講習会を実施することにしました。

当社が「NAGAHAMA-SCHENCK」ブランドの釣合試験機2台を導入してから20年
を超えていますが、以来、釣合せ作業を行なってきたのは機械加工部門職長K君
をはじめとした4名ほど。検査成績表作成はほぼ僕1人でずっと行なってきました。
社内にバランシング業務内容を普遍的に流布すべき、とのI君の思惑は真に正し
く、極く極く遅まきながら数年ぶりの講習会を開催することにした次第。

現在、20年ほど前から、「JIS B-0905」に依って作り置きしていた「バランシング用
語の説明」「依頼内容による各数値の計算方法」を、初学者に分かりやすいように
作り直しつつ、JISハンドブックから関係図表を抽出している最中です。

バランシングに関するJISを理解する為には、高校一年生時に習う「三角関数」と
「ベクトル合成」の知識が必要になります。20数年前に釣合試験機を導入した時点
で、高校生の数学参考書を引っ張り出し関連部分を再学習しながら計算用マニュ
アル作ったことを思い出しました。特に、回転体片面ごとの不釣合質量のベクトル
を合成し、回転体全体の値とする箇所。

今に至るまで私立文系出身の数学オンチで鳴らす僕です。「sin」「cos」「tan」と、
「R=√（P1・2乗+P2・2乗+2(P1P2cosθ)）」に辟易した20年前、さらには、遊び呆け
て勉強していなかった高校生時代を、講習会用説明書作りつつ思い出しました。

少年老い易く、学成り難し。

学校の勉強が実社会にて必要となった代表例かと。



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周年記念セレモニー

9時半から商工会館で開かれた久留米商工会議所傘下企業の「合同入社式」に
出向きました。

4月より当社に入社したK君とT君連れてエレベーター上がり、5階の大ホールへ。

受付を終え、新人2名をおいて僕だけ退出しようとしましたが、顔馴染みの会議所
職員から、企業引率者向け席もあるので参加してほしいとの慰留があり、そのま
まセレモニーに参加することに。


（傘下企業42社120名が式典に出席。市長はじめ市役所幹部・市議会幹部・会議
所幹部などからの激励の言葉など）

第二部の講演会が始まる前に退席し事務所に戻って伝票整理などしていました。


午後は、月末までの遠方行予定策定作業その他。

4月19日：大阪
4月20日：大阪→岡山→大阪（岡山で新古工作機械見立てを行なった後、再度大
阪へ）
4月21日：鹿児島（日本硬質クロム工業会西日本支部総会）
4月26日～28日：石垣島（ドサ廻り営業、通算3回目）
4月28日～5月1日：奄美大島（ドサ廻り営業、初訪問、当社通算2回目）


基山町の鳥飼製作所さんの創業50周年記念セレモニーが明後日16時より鳥栖
市内で開催されますので、お祝い申し上げに出席してきます。

先月はじめにはサンハピネスで開かれた西邦化学産業さんの30周年記念セレモ
ニーにもお呼ばれし、アトラクションのビンゴ大会でくじ運良く望外の賞品を沢山
頂戴してもいます。

当社がキリの良い周年記念行事を行なうべきだったのは一昨年。創業50周年の
時点でした。あらたまった晴れやかな行事などまず行なうことの無い当社ではあ
りますが、やはり50周年記念セレモニーは行なうべきだったか、と今頃になって
後悔の念です。事務所勤務の皆に、来年、創業53年記念セレモニーをやろうか、
と持ちかけてみましたが、キリが悪すぎ、止めときましょうとの意見が大勢。

そりゃそうやろ。

2022年に法人設立50周年記念行事を行なうのが妥当かも。それまでは会社を左
前にせず、きちんと存続させておかなきゃいけません。



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新卒者・研修者・オリエンテーション担当

今日から、福岡大工学部化学システム工学科卒のK君と明善高定時制卒のT君
が正社員として入社しました。K君の所属はまだ未定。これから2～3ヶ月かけて適
性に応じた職場に配置することになります。T君は機械加工部門配属予定。新人
共通研修を一通り終えた後、センター加工から入って旋削または研削作業を行な
うことになるはずです。新卒2名のオリエンテーション担当はクロム鍍金部門T君。

さらに、今後の対ロシア動向を鑑み、昨年秋のチェリャビンスク・エカテリンブルグ
調査時、通訳・アドバイジングをお願いしたOTさんも週一回月曜のみ研修名目の
勤務に入って貰いました。ウラル行き時に既に当社業務レクチャーを受けている
為、新卒2名よりは当社業務に対する理解度は進んでいます。OTさんのオリエン
テーション担当はフロントS君と営業事務のTさん、それと補助で乾式表面処理部
門職長のF君。

皆さん、きちっと勉強していただきたく宜しくお願いします。


乾式表面処理部門F君が担当している新規高付加価値被膜の形成試験について、
ここ数週間、被膜ユーザー・機械メーカー双方の思惑調整に若干手間取っていま
したが、本日、機械メーカー側から当社依頼内容に沿う意向がF君に示されました。
これにて、長丁場の被膜作成研究がスタートします。ロングランの新規被膜作成
実験と評価試験が繰り返されることに。

F君がもう一つ担当している、静岡県のお得意先からのハードル高い指示案件も
被膜形成テストに入る直前です。乾式表面処理部門所属の20歳台の4名がどれだ
けF君をフォロー出来るか、そのトライアルにもなります。


明日は強い低気圧に伴う寒冷前線が通過するとのこと。この時刻、久留米市内は
既に雨粒が落ち始めています。前線通過後にどの程度気温低下となるか。



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この季節晴れてさえいれば、昼夜問わず、歩き回るに最高

J1サガン鳥栖のゲームチケットを4枚もいただいていたので、「島鉄工所」Hさんを
お誘いして鳥栖駅東のベストアメニティスタジアムへ出かけてきました。Hさんお知
り合いの福岡市内ご在住サッカーファンご夫婦も合流し4名で観戦。


（対ヴィッセル神戸戦です。19時キックオフ。前半2点、後半ロスタイムに1点加え
てサガン鳥栖の完勝でした）

昨年まで見ていたJ2時に較べ、縦のパスは通るしドリブルで前線に持ち込めるし、
いやー、サガン鳥栖も強くなったもんだ、と感心しながら見ていました。

大勝ちした気持ちよさのまま、JRで久留米駅に移動し、駅ナカ居酒屋で遅くまで
飲んでいました。観戦中の飲食も含め大喰いしてしまったので、JR久留米駅から
通町筋を東へ歩き合川町まで。家に入る直前ケータイの歩数計を見ると、たいし
てカウント稼いでいなかったので、さらに、東合川→久留米大学御井学舎周辺→
附設高校前→十三部と久留米市街地東部を深夜に歩き回り。実は、午後遅めの
時間帯から、合川町→津福本町の東洋硬化→JR久留米駅と歩いていたので、昨
日の午後から深夜にかけての歩数は30000歩ぐらいになりました。20キロ強歩い
たはず。

この季節晴れてさえいれば、昼夜問わず、歩き回るに最高です。


本日は、午後、家を抜け出し車で高良内から杉谷、市境超えて八女市上陽町の
山間部へ。


（"誠橋"と揶揄され久しい「朧大橋」を臨みます。交通量極小の筑後川支流の広川
最上流部。朧大橋が架かる数十年前の中学生時分、頻繁にチャリでこの付近に
遊びに来ていました）


（朧大橋から北へ高度を上げること十数分で耳納連山分水嶺上の「耳納平」。南
西に雲仙・多良・有明海・矢部川河口などがよく見えました）


（耳納連山分水嶺を東西に走る耳納スカイラインを走り、発心山の東から北に林
道を急降下。田主丸町の「内山緑地建設」さん付近へ）

全国有数の植木業者さんである「内山緑地建設」さんの園庭は、今が盛りの春の
樹花。

午後の数時間、全く無目的に春の里山・低山巡りしていました。




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