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地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

溶射とクロムめっき、組み合わせて成膜することも

2006年11月27日 22時15分48秒 | 東洋硬化ってこんなのやってたんだ!
関西機械要素技術展で、当社ブースをご訪問下さったお客様へのフォロー営業
を、先々週に行ないましたが、その際、奈良県のお客様からオーステナイト系
ステンレス製の使い古しシャフトを2本、預かって帰ってきました。

見本品を作る様に、とのご指示でしたので、ひどく痛んでいた方を、フレーム
溶射にてステンレス肉盛し、その上に硬質クロムめっきを施し、痛みが比較的
少ないもう1本は、クロムめっきのみで再生しました。

もちろん、2本とも円筒研削加工やバフ研磨加工を行なっております。



(左が溶射でのステンレス肉盛+硬質クロムめっき施工品。右がクロムめっき
のみでの再生品です)


どちらも、入荷時に、痛んでいない部位から採寸した寸法への、原状復帰再生
を行なっています。


ご覧の通り、外観から2本を区別することはできません。原状寸法への復帰再
生する際、品物の用途・原状寸法とする際の被膜厚・完成までの時間などを勘
案し、溶射+硬質クロムめっきでの二重被膜再生を採用する場合も、ままあり
ます。

もちろん、お客様にご納得いただいた上での施工となりますが。


硬質クロムめっきと前後加工については、もはや行き着く処まで行ってしまっ
た感がありますが、溶射での被膜生成については、まだまだこれから。


そろそろ、次のステップへ進むべきか、それとも、今しばらく現状で推移する
べきか、悩ましい処です。



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    または、TEL:0942-34-1387 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工はじめました。
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