地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

モーノポンプローターの磨耗したクロムめっきを再生しました

2006年09月07日 18時36分25秒 | 今日の東洋硬化


このところ、毎日再生工程PRばかりで、いささか食傷気味の読者もおいでかも
しれませんので、とりあえず今回で打ち止め。しばらくの間、機械部品再生ネタ
は止すことにしようかなー、と思っています。

と、言ってもすぐにまた、アップしてしまうかもしれませんが。


今日は、磨耗したモーノポンプローターのクロムめっきを使用しての再生工程
紹介です。

モーノポンプとは、粘度の高い液体やゲル状物・固体が混ざった液体などを移
送するポンプです。


(クネクネと回転して、粘度の高い半液状物を移送させます。この写真の品、
入荷時に一度バフ研磨して、磨耗部分と非磨耗部分を判別しやすくしています。
クロムめっきが捲れて、ステンレス(SUS304)の素地が露わになったの
を見てとることができます)

一般のポンプならばフィンにあたる部分に相当するこのローター、ただの液体
移送とは異なり、半固形物をポンプアップするわけですから、磨耗も激しいです。


(元々のクロムめっきを剥離し、素地バフ研磨→厚付クロムめっき
                      →仕上げバフ研磨、を行ないました)


再生終了したこの上に、耐摩耗性がさらに高品質となる様、ビッカース硬度
3000前後の酸化クロム膜を施工します。

3~4日後には、黒色の酸化クロム膜を施したモーノポンプローターをアップ
することにします。



と、いうことは、機械部品再生ネタの休止期間は、長くともせいぜい3~4日
間のみになるか...



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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
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    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工はじめました。
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