![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
昼休み、イオンプレーティング室を覗いてみますと、本日夕方出荷予定の
インナーチューブ類がありました。
出荷前検査が終わったのか、まだなのか、ちょっと不明。担当者たちは準備室
の机に突っ伏して眠りかぶっていましたので、聞くに聞けず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/9d/d9f3a383d3caeffb38b0ea9a3f9a2bbc.jpg)
(手前3本が、クロムめっき再生した後、酸化クロム(商品名:チャコール
ブラック)膜(ビッカース硬度Hv=3000)生成したもの。向こう側2本は、クロム
めっき再生した後、窒化チタン(商品名:ゴールドチタン)膜(ビッカース硬度
Hv=2500)生成したものです。窒化チタン膜生成品は、倒立タイプです)
当社では、倒立型インナーチューブのアンダーブラケット脱着が可能です。
ただし、その際は別途料金を頂戴致すことになりますが。
担当者たちが昼寝している隣の部屋では、イオンプレーティング装置が勝手に
成膜工程を進行させていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/82/99c36fba2c495a9f9bb195ceb6892dbd.jpg)
(HSS-Co(コバルト高速度鋼)製メタルソーへの窒化クロム膜生成中でした。
このメタルソー、おそらく非鉄金属切断用じゃないか、と思われます。窒化
クロム膜は非鉄金属溶着防止に大きく効果を発揮しますので)
1×10-4乗Torrぐらいまでターボ分子ポンプで引いた後、クロムイオンにて
マイナスに帯電させたメタルソー表面をエッチング(ボンバード工程と言い
ます)している処です。
このボンバード工程を迂闊に長く行なってしまうとHSS-Co鋼の場合、焼鈍って
しまいますので、そうならぬ様にする為には、成膜工程のパラメータ管理が大変
重要です。
品物の鋼材種・熱容量・生成被膜種ごとに細かくプログラム組んで成膜して
いきます。
被成膜品を真空槽に入槽し、プログラム入力・スタートスイッチを押せば、後は
機械が工程進めてくれますので、担当者たちはお昼寝が出来るわけです。
写真のメタルソーは、15時に出槽。夕方1バッチが行なわれ、本日最後の
バッチは現在もまだ進行中です。
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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 FAX:0942-36-0520
所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
● フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
しました。
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