地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

カラーパンフレット作ったついでに考えた

2012年09月29日 20時27分49秒 | 今日の東洋硬化


来週水曜日からインテックス大阪で開催される「関西機械要素技術展」出
展に合せて当社業務案内をカラーパンフレットとしました。企画は当社営
業部門のI-Y君とM君、編集・製作は大石町の中央印刷さん。特に、当社
担当の中央印刷Hさんには一方ならぬご尽力を頂戴しました。ありがとう
ございました。

して、パンフの内容は、と言うと..

表紙・裏表紙を除き、全10ページ。

P1:ごあいさつ(僕が文面作りました)
P2:会社概要&設備一覧
P3:硬質クロムめっき
P4:溶射
P5~P6:アークイオンプレーティングプロセス
P7:ダイナミックバランス
P8:機械加工
P9:バイク用パーツ 同じくP9:建設機械
P10:産業機械 同じくP10:環境対策

とのページ割りになっています。


(このマーク、機械部品再生と高機能化をイメージしたものとして中央印刷
さんがご発案下さいました。表紙一番下には、十数年前に僕が考えた当
社のプレゼンテーションフレーズ「Finishing Service Suppliers 株式会社 東
洋硬化」も)


(硬質クロムめっきと溶射案内ページ)


(アークイオンプレーティングプロセス案内ページ)


(ダイナミックバランスと機械加工案内ページ)


(バイク用パーツ・建設機械・産業機械・環境対策案内ページ)

来春竣工予定の西側工場棟に工作機械を数種設置する予定なのと、現
工場にできる空スペースに新種の成膜装置や工作機械を、順次設置して
いく予定です。

来年のそれほど遅くない時期に関西営業所(仮称)も開設するつもりです
し、案外早い時期にカラーパンフレット記載内容を改訂せにゃならんかも
しれません。

P2の「ごあいさつ」に掲げた文面を転載します。

 株式会社東洋硬化は1960年(昭和35年)に、福岡県久留米市合川町に
て東洋硬化クロームメッキ工業所として創業しました。当初より、久留米
市をはじめとした北部九州の機械部品耐摩耗特性向上ニーズ・摩損部位
再生ニーズに対応すべく、一般産業機械部品への硬質クロムめっきと研
磨加工を行ってまいりました。1972年(昭和47年)には法人設立を契機に
現在の社名とし、以来、九州のみならず西日本各地からの需要家様のご
要望に応じる為に円筒鏡面研削盤・大型CNC研削盤・回転体釣合試験機
・イオンプレーティング装置・溶射装置など導入し、様々な業界で使用され
ている円筒形状機械部品の再生と高付加価値化を追求し現在に至って
います。

 東洋硬化の高付加価値被膜形成技術は、創業以来培ってきた硬質クロ
ムめっきテクニックを軸に、精度高い寸法公差と表面粗度を実現させる
機械加工、湿式表面処理では到底実現出来ないほどの高硬度と耐摩耗
性をもたらす真空成膜技術、よりスピーディーに表面処理サービスを展開
する為に欠かせぬ溶射成膜等によって肉付けされ、日増しに高度化する
産業界の需要に対応するものとして広い範囲の分野で高い評価を受けて
います。

 金属加工・冶金技術が日進月歩で高度化していく我が国製造業界、近
年進歩する高速化・高効率化の流れの下で、金属と非金属を組み合わせ
た複合材料・紛体形成された軽合金・ダイヤモンドにすら迫る超高硬度金
属などへの表面処理案件が引きも切らず入り、さらには、情報化・グロー
バル化と言われるようになって既に久しい現在でもあります。中小企業・
街のめっき業者であってもその大波を免れることは出来ません。当社はそ
れら大きなトレンドに対し、受け身にやり過ごすのではなく己に対する糧と
して臨み、全国各地のお客様に真に喜んでいただける技術とサービスを
これからも創出しつつ、未来に向かって表面処理技術をリードする企業と
して研鑚してまいります。

ご期待下さい。



6年ほど前に入会した福岡県中小企業家同友会では、「経営理念・経営
指針を文章化しそれをいかに自社に落とし込めるか、経営理念を確立さ
せ社内外に浸透・発信出来るかが重要」であると、一見の印象ではやや
異様とも思えるほどの密度高いオリエンテーションをなされます。僕は、
ある種ステロタイプ化されたいわゆる「同友会的経営理念・経営指針策定
明文化」作業に対し、上記の文を以って異を唱えつつ述べる回答としたく
思います。「~理念」「~指針」と、括弧書き・別欄箇条書きせずとも、お読
み下さる皆様へのご挨拶文の中に、ひら書きで僕の考え・法人の方向性
の大枠を落とし込んでおり、別に特別な明文化作業など行なわずとも、社
内外に当社の方向性を理解して貰えるものであると自負しています。

経営理念・経営指針の策定・明文化自体が目的となり、その作業を延々
と行なうこと自体に喜びを見出すあまり、本来第一義に掲げなければな
らぬ、営利法人の円滑な運営に絶対に必要な利益追求作業が結果とし
てないがしろになり、深刻な赤字体質となっていたり更には倒産するに
至ってしまった会内企業の何と目立つことか。この現象をして、「本末転
倒」「自家撞着」「ミイラ取りがミイラになった」と言わずして何と言おう。

僕にとって取り込むことの難しい、ステロタイプ化した様式での経営活動・
企業活動を行ないたくありません、などと同友会や他の勉強会に出席す
る中でついつい言を発してしまうことが多く、他の経営者の皆さんから違
和感こもった視線で見られてしまうことも多々あります。おそらく今後どの
勉強会においても、僕はメインストリームに乗せてもらうことなく、フランジ
部分に所在しつつ時と場合によって多く異を唱えているのだろうと想像し
ます。

でもね、考える訳です。企業経営者にオリジナリティーやオンリーワンを目
指す気風や違和感を醸す雰囲気や荒野を耕す気概が無くてどうするんだ、
と。良かれと思って付和雷同、赤信号みんなで渡れば怖くない、とは動き
たくないもので。



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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による、短納期
での寸法・形状・機能の復元加工。

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