地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

気が長くならなきゃやってられない未来話

2010年01月09日 19時41分17秒 | 大気圏外ネタ


土曜日ではありますが、今日は全員出社日です。1月は、月単位での業務立ち上
がりが遅いので、最初の土曜日は全員出社としてみよう、と目論んでみました。

明日明後日と連休ですが、もし明日好天ならば冬九重登りするかもしれません。
明後日は、夕刻、萃香園で開催されるクラシック音楽系催事に出席することにな
りました。


さて、僕の大好きな「気が長くならなきゃやってられない未来話」記事が掲げられ
ましたので、さっそくいただきです。

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2110年 宇宙の旅 2週間で火星往復 20年かけ太陽系外

1月7日7時56分配信 産経新聞

「反物質」のエネルギーを利用した超高速宇宙船で惑星旅行に出発-。SFに登場
する未来のロケットの実現性を真剣に考える研究会が、宇宙航空研究開発機構
(JAXA)の若手技術者らで結成された。未来型ロケットの研究組織は国内初。
「100年後」の開発を視野に、壮大な将来構想を今年度中にまとめる。

月旅行は現行ロケットの推進技術で可能だが、火星旅行はより効率の高い原子力、
さらに遠い惑星へ行くにはケタ違いに高性能な新技術が必要だ。

研究会は「往復2週間の火星旅行」「往復20年の太陽系外旅行」を目標に、技術
的な課題と実現可能性を探る。

究極の開発目標は「反物質ロケット」。地球や人間を作っている普通の物質とは電
気的な性質が反対で、自然界にはほとんど存在しない反物質を燃料に使う。反物
質と普通の物質を衝突させると、どちらも消えて光に変わる現象が起き、このとき生
まれる巨大なエネルギーで前進する。試算では現行ロケットと比べて速度は100
倍、燃費は10万倍という。

また、ウランの核分裂反応を利用する原子力ロケットや、核融合ロケットなども検討。
大学や国立研究機関の有識者から技術課題を聞き取り、開発までの100年単位
のロードマップ(工程表)を提言する。

未来型ロケットは、欧米では基礎研究が着々と進んでおり、火星を目指す原子力宇
宙船は米国がすでに研究中のほか、ロシアも参入する方針だ。日本は白紙の状態
だが、JAXAの立川敬二理事長が「将来の芽として、先端的な観点で取り組むのも
面白い」と研究会の設置を決めた。

研究会は20~30代のロケットエンジンの技術者らで構成。実用化への道のりは
長いが、発起人の砂川英生・宇宙輸送ミッション本部開発員は「将来の技術革新を
見据え、長期的な視野で研究開発を進めることが重要だ」と話している。


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こういったやや怪しげなネタまでもきちんと記事にしてくれるので産経新聞は好きで
す。次点で毎日新聞かな..

で、内容みると、またも、欧米では基礎研究が着々と進んでおり~云々、ロシアも参
入~云々、と、とにかくこの手の研究に先陣切らず、外国に遅れを取り過ぎぬ為に
いちおーやっとこー、との半世紀前のペンシルロケット製作時と何も変わらぬ不純な
動機にてこの研究会が立ち上がることになります。我国って、と言うか私らの社会っ
てどうしていつもこう外圧頼みなんでしょうか?、との基本的鬱屈を横に置きつつ、と
りあえず核分裂利用の原子力ロケットや反物質推進ロケットについて考えておりまし
た。

原子力ロケットの実用化ならば100年どころか50年さえかからないだろうけれど、反
物質推進ロケットは逆に100年どころか、さらに遥か未来にしか実現しなさそうな気
がしますが、如何に。

反物質推進ロケットより効率は悪くとも、燃料持参の必要の無いバザードラムジェッ
トの方が実現性高いし速度速いやろ、とか、記事内に軌道エレベーターについての
記述が無いのは何故、とか、色々楽しませて貰っています。



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● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
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● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
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● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
    しました。

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