国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

どうにも冒険心が生まれない。そんな時に見習うべきは85歳

2012年02月15日 | マスターの独り言(アルバムのこと)
今週に入ってからどうも気分が落ち着かない。
様々なチケットの落選の知らせが続いたり、
流行っているインフルエンザにかかってはいけないという緊張感が
あったりするからかもしれない。
まぁ、ブログ更新のページは開けるのだが、
結果として「何を書こうか…」とその場で悩んでしまい、書かずじまいになってしまう。

「ここでこのアルバムだ!」という感覚が働かなくなり、
結果としていつも聴いているアルバムばかりを手に取ってしまう。
たくさんのCDやレコードを所持しながらも
それを全くの宝の持ち腐れにしているのはもったいないのだが、
さりとて冒険する気持ちにもなれない。

そこで取り出したのがトニー・ベネットの『デュエッツⅡ』である。
トニー・ベネットと言えばもうかなりの老齢である。
ウィキさんで調べてみると85歳というのだが、
このCDで聴くベネットの声は「どこが85?」といった具合に
力強く、芯のしっかりした歌声を披露している。
この年まで行ってしまえば、メロディーであれ、リズムであれ、
ベテランの波乗りのように難なくこなしてしまうのも魅力的だ。

タイトルにあるように全てベネットと誰かのデュエットなのだが、
なにせそのメンバーには目を見張る。
レディー・ガガやマライア・キャリー、アレサ・フランクリンなどの女性歌手から、
ジョン・メイヤー、ウィリー・ネルソンなどの男性歌手まで
とにかく豪華だ。
僕はレディー・ガガをこのアルバムで初めてしっかりと聴いたのだが、
ただの奇抜なオネーチャンでは無い。
歌がかなり上手く、トニー・ベネットと歌い合ってもほぼ対等である。
昨年亡くなったエイミー・ワインハウスもデュエットしていて、
とにかくスゴイとしか言いようのないアルバムだ。

85歳でこの冒険心。
見習うべきはトニー・ベネットか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿