国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

新しい年が明け、また1日が過ぎていく

2012年01月01日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
大晦日の晩は遅い。
これは起きた状態で年神様を迎えるため、逆に寝てはいけないそうだ。
おそらくそんなようなことを先日の『和風総本家』(テレビ東京系)でやっていた。
まぁ、それはどうでもいいのだが、
結局眠くなってきてしまうため寝てしまう。

問題はその後だ。
本来であれば寝ない状況であったため初日の出を見ることは
セットで行われるようだが、
寝てしまうということは初日の出を見るために起きなければならなくなる。
そして僕は初日の出を見るために起きるということができない。

唯一一度だけ初日の出を見たのが大学4年生の最後の正月で、
目的地もよく分からないまま、友だちのワゴン車に乗せられて
鹿島くんだりまで初詣に連れて行かれ、
そのまま車中で眠り、翌朝寒さで早朝に目覚めるという
いわゆる一歩間違えば凍死という危険を冒して見たことがある。
太平洋に昇る朝日はどこか神々しく、自然と手を合わせたくなるようなものだった。
近くのおばちゃんたちも初日の出を見に来ていて、一緒に集合写真を撮った覚えがある。

そんな初日の出の思い出もあるのだが、結局今年も初日の出の時間は逃して起きた。
ちょうど天気も良くなかったことがあり、
早く起きていても初日の出が見られていたかどうかは分からないのだが、
全くもって初日の出を見ようという気にはならないものである。

変わりにベットの中で
「あ、コルトレーンの『インターステラ・スペース』でいいや」と思った。
このジャケットの太陽は、それこそ鹿島の海で見た太陽と同じく神々しい。
加えて通常では見られないような高い位置からの撮影であろう。
雲間から射す光は、1年が明るく照らされていくかのようで縁起も良さそうだ。

コルトレーンのテナーは年明けの酒に酔った体に刺激的である。
しかもどこまでも澄んでいる。
メロディーは解体されているかのようでありながらも、
しっかりとした形を持っているようで、
実は手当たり次第に吹きまくっているわけではない。

そんなわけで今年も1年よろしくお願いします。

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