ゴッツリとした音というのがある。
これはジャズにしろ、ヒップホップにしろ、ワールド・ミュージックにしろ
どんなジャンルにでもあると思う。
(ただし、J-popにはあまり、というかほとんど無いと思う…)
では、どんな音がゴッツリとしているのかと言えば、
低音がゴンゴンと響いてくるものである。
日ごろから「この低音がいいねぇ」などと会話をするのはよほどの音楽好きである。
低音というのはとらえようと思っていなければつかまえられない。
だが、その魅力に一度取り付かれてしまうと、まずはその音を探してしまう。
これは「ながら」ではなかなかできない。
その場であるはずなのに、じっくりと音楽を支えているのだ。
ではそんな音を楽しむのにはどんなアルバムがいいのか?
それはベースの音が良いアルバムである。
名だたるベーシストたちがいる中でもポール・チェンバースは、
ジャズ界の大御所だろう。
今日の1枚はドラマーも良い、ロイ・ヘインズの『ウィ・スリー』である。
これはピアノ・トリオの形になっている。
ピアノはフィニアス・ニューボーンJr.だ。
表面的には彼の品のあるピアノが一番耳でとらえやすい。
だが、そのピアノをかいくぐるようにじっと集中してみる。
すると聞こえるはずだ。「ゴリッ、ゴリッ」とした弦楽器の張りのある硬い音が。
ついついベースソロを「つまらない」と言ってしまうのは早計である。
その低音がとらえられた時、逆説的に音楽全体の骨組みがつかまえられるのである。
加えてロイ・ヘインズの軽やかなシンバルが心地よく場を支配している。
全体としてネットリとした音の感じが、「ゴッツリ」とくるのだ。
なかなかジャズ好きでなければ手が出ないかもしれないが、
このアルバムの良さに気づいた時、それはジャズの楽しみに気づいたに等しいのだ。
これはジャズにしろ、ヒップホップにしろ、ワールド・ミュージックにしろ
どんなジャンルにでもあると思う。
(ただし、J-popにはあまり、というかほとんど無いと思う…)
では、どんな音がゴッツリとしているのかと言えば、
低音がゴンゴンと響いてくるものである。
日ごろから「この低音がいいねぇ」などと会話をするのはよほどの音楽好きである。
低音というのはとらえようと思っていなければつかまえられない。
だが、その魅力に一度取り付かれてしまうと、まずはその音を探してしまう。
これは「ながら」ではなかなかできない。
その場であるはずなのに、じっくりと音楽を支えているのだ。
ではそんな音を楽しむのにはどんなアルバムがいいのか?
それはベースの音が良いアルバムである。
名だたるベーシストたちがいる中でもポール・チェンバースは、
ジャズ界の大御所だろう。
今日の1枚はドラマーも良い、ロイ・ヘインズの『ウィ・スリー』である。
これはピアノ・トリオの形になっている。
ピアノはフィニアス・ニューボーンJr.だ。
表面的には彼の品のあるピアノが一番耳でとらえやすい。
だが、そのピアノをかいくぐるようにじっと集中してみる。
すると聞こえるはずだ。「ゴリッ、ゴリッ」とした弦楽器の張りのある硬い音が。
ついついベースソロを「つまらない」と言ってしまうのは早計である。
その低音がとらえられた時、逆説的に音楽全体の骨組みがつかまえられるのである。
加えてロイ・ヘインズの軽やかなシンバルが心地よく場を支配している。
全体としてネットリとした音の感じが、「ゴッツリ」とくるのだ。
なかなかジャズ好きでなければ手が出ないかもしれないが、
このアルバムの良さに気づいた時、それはジャズの楽しみに気づいたに等しいのだ。