僕がまだジャズを聴き始めてすぐに買ったアルバムである。
キャノンボール・アダレイの『クインテット・イン・シカゴ』
ジャズ入門者の僕にとって「キャノンボール」という得体の知れない名前が
妙に「オレってジャズを聴いてんだぞ」という優越感を与えてくれた。
何せあの頃はジャケットを見てはカッコイイと感じ、
ミュージシャンの難解な名前を覚えては、自分がカッコイイと思い込み、
アルバムタイトルを口に出して言ってみれば、
スラスラと言えることに「英語ができてるんじゃない?」的な勘違いを
犯すという具合だったわけだ。
ところが肝心の中身はどうなのか。
ジャズ入門者の陥りやすい「ジャズは大人の音楽」というイメージ先行型で
突っ走っていってしまい、結局その中身を十分に聴き取る耳を持っていないのは不幸だ。
このアルバムではキャノンボール・アダレイのアルト・サックスと
ジョン・コルトレーンのテナー・サックスの激しく交差し合い、
絡み合う音を味わうのが醍醐味になっている。
だが、入門者はここで思う。
「どっちがキャノンボール・アダレイ?」
つまりはアルトとテナーのサックスの聴き分けが難しいのだ。
コルトレーンのテナーは結構高い音が出ている。
ソニー・ロリンズのように「ボヘボヘ」という聴きやすい特徴的な音ではない。
ふっとするとアルト・サックスと間違えてしまうほどだ。
加えてジャズを聴き慣れていない僕は
結局いつ2人が入れ替わったのか分からないという始末だった。
今でこそキャノンボールとコルトレーンの聴き分けはできるのだが、
当所はこれにつまずき、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』でも同様だった。
こればっかりは聴き込まないと分からない。
ぜひ、自分の耳で確かめてみてほしい。
どっちがキャノンボールでどっちがコルトレーンかを…
キャノンボール・アダレイの『クインテット・イン・シカゴ』
ジャズ入門者の僕にとって「キャノンボール」という得体の知れない名前が
妙に「オレってジャズを聴いてんだぞ」という優越感を与えてくれた。
何せあの頃はジャケットを見てはカッコイイと感じ、
ミュージシャンの難解な名前を覚えては、自分がカッコイイと思い込み、
アルバムタイトルを口に出して言ってみれば、
スラスラと言えることに「英語ができてるんじゃない?」的な勘違いを
犯すという具合だったわけだ。
ところが肝心の中身はどうなのか。
ジャズ入門者の陥りやすい「ジャズは大人の音楽」というイメージ先行型で
突っ走っていってしまい、結局その中身を十分に聴き取る耳を持っていないのは不幸だ。
このアルバムではキャノンボール・アダレイのアルト・サックスと
ジョン・コルトレーンのテナー・サックスの激しく交差し合い、
絡み合う音を味わうのが醍醐味になっている。
だが、入門者はここで思う。
「どっちがキャノンボール・アダレイ?」
つまりはアルトとテナーのサックスの聴き分けが難しいのだ。
コルトレーンのテナーは結構高い音が出ている。
ソニー・ロリンズのように「ボヘボヘ」という聴きやすい特徴的な音ではない。
ふっとするとアルト・サックスと間違えてしまうほどだ。
加えてジャズを聴き慣れていない僕は
結局いつ2人が入れ替わったのか分からないという始末だった。
今でこそキャノンボールとコルトレーンの聴き分けはできるのだが、
当所はこれにつまずき、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』でも同様だった。
こればっかりは聴き込まないと分からない。
ぜひ、自分の耳で確かめてみてほしい。
どっちがキャノンボールでどっちがコルトレーンかを…