すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

メニュー

「総決起大会」「出陣式」っておかしくないですか

2011年03月28日 | 日記

選挙は闘いです。しかし、戦争ではありません。

手段も公職選挙法に縛られますし、相手を倒すよりも、政策と政治姿勢を訴えて理解を得る競争だと思っています。

ところが、現実は具体的な政策を掲げている人は少なく、ただただ、お願いを繰り返すばかり。どうやって若者の雇用を創出するか、介護をはじめとする高齢者福祉はどうするか、東日本大震災という国家的危機を前にして鳥取県の取るべき道はどうすべきかなど、争点はたくさんあります。

昨年春の市長選でも、様々な市政の課題があったにもかかわらず、安易に「争点がない」と書いた新聞があって驚きましたが、今回の統一地方選挙では、掘り下げた取材をしていただいて、何が県政の問題で、だれが、どんな主張をしているのか、有権者が投票を決める際の判断の助けになるような記事を書いて欲しいと思います。元マスコミにいた人間としてそう思います。

そして、もう一つは戦争の言葉を使って欲しくはないと思います。出馬=立候補、実弾=買収資金など、たくさんあります。私は朝日新聞時代、極力、こうした言葉は言い換えるようにしてきましたし、支局長、デスクだったときは、そういう紙面づくりを心掛けてきました。

ですから、5日午後7時から鳥取市民会館で開く集会も、総決起大会ではなく、政策提言フォーラムと呼んでいます。告示日に午前9時から事務前でする挨拶も、遊説出発式としました。平気で総決起大会だ、出陣式だと言っている候補者が何と多いことか。差別発言や女性蔑視発言が政治家たちから相次ぐのも、こうした言葉に対する無神経さから出てくるものだと思っています。

平和を希求し、二度と戦争の惨禍が国民の襲わないようにすることは政治家の責務。まず、選挙から戦争用語を追放しましょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする