すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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障がい者の皆さんとの懇談会

2011年03月08日 | 日記
視覚を失った方や知的障がいを持った方、そして、施設でサポートをしている人たち、合わせて約50人の人たちと懇談会を開いていただきました。
私自身、障がいを持っておられる人たちに直接お話しを聴きたいと思っていましたので、願ってもない懇談会でした。

審議会などで障がい者の代表として出席されている人が、障がいを持った方ではなく、障がい者団体の長である健常者であることが少なくありません。私は障がい者の代表は、やはり、当事者であった方がいいと思っていますなどと話した後、皆さんからご意見を頂戴いたしました。

「点字ブロックが壊れているところがある。視覚障がい者にとってはとても不安になる」
などといった障がいを持たれているが故の話から、
「頑張って職業訓練をしても、就職するところがないのでは意味がない」
「農作業に精を出しても、TPPで安い農産物が入ってくれば国内の農業は壊滅する」
など障がいがなくても深刻な問題までが出され、とても有意義な時間でした。

私は障がい者福祉は、障がいを持たれた人のための特別な問題とは思っていません。
県内で身体障がい者手帳をお持ちの方は3万1328人おられます。知的障がい者療育手帳をお持ちの方は4391人、精神障がいの方は3733人で、計3万9452人です。私は少数者ではないと思います。そして、両親や配偶者、お子さんという家族も居られます。5人家族としたら、約20万人で、県民4人に1人が当事者となります。こうなれば県民全体の問題です。

また、障がいがない人も、厳しい経済情勢の中、残業でハードな仕事をしておられますし、野外での危険な仕事に従事されている方もおられます。いつ、病気やけがで障がいを持つようになるか、わかりません。そうなると、障がい者福祉は、セフティーネットの役割も果たしてくれます。

小さな声を県政に届けることが県議の仕事です。私は障がい者福祉は県民全体の課題という認識に立って、障がいをお持ちの方お一人お一人の小さな声を大切に、しっかりと県政に届ける覚悟です。
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