不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

6月15日(土)私設公民館たまいばにて、学校へ行きづらい子どもさんと保護者の皆様へ座談会のお知らせ、19時~

27日は親の会おしゃべり会です

2011-02-26 02:20:25 | 親の会 
1週間も更新できずに過ぎてしまいました。
この1週間、なんだか書きたいことはたくさんあったのですが、
頭のなかでなかなか整理できずにいて、少しずつ形として残すことができればいいなと
考えています。

先日の日曜日に市PTA研究大会が開催され、毎年この時期に、市内幼小中のPTA・教員約500名が
集まり、こどもたちのためにPTAとして何ができるのか、ということをテーマに掲げ学習の場に
なっています。市長や教育長も臨席されます。
今回のテーマは、「自立へ向けての支援~PTAができること」と題して、
21歳のとき自身がADHDであることがわかり、その後ADHDについてのあらゆる著書を読みあさり
学習していくのですが、なかなか理解しずらい。そこで、得意な漫画でADHDについて描くことで
とてもわかりやすく学習できるということを提唱され、支援の場でも活躍されておられる
あーさ先生(愛媛県在住)をお招きしての講演でした。

1ヶ月ほど前には、毎日新聞社に勤務されている野沢和弘さんの講演も、
自閉症児の父として心に伝わるものがありました。

あーさ先生も野沢さんも、当事者の立場からの発信・メッセージが、強く訴え投げかけるものがあり、
感銘を受けたんだと思っています。

私がいままで不登校に関するさまざまな講演でお話を聴いてきて、
やはり親の立場で同じ目線で話を聴くことが、一番自分に響くものがあると感じてきました。
ほっとそっとmamaでも講演会を開催してきましたが、もちろん当事者の気持ちをわかっていただくために
援助者・支援者のお話も大変貴重です。が、やはり経験者の立場でのメッセージがなにものにも変えがたい
共感できるものであり、心を動かすパワーがそこにはあると思っています。
こんなことを考えながら、私たち親の会は発信していかなければいけないし、
一番しんどい思いをしている子どもたちが自分自身の生き方を取捨選択できるように、
自分自身も含め、まわりの親や大人たちは理解していかなければいけないと思うのです。

そして、市PTA研究大会のような場で、「子どもたちの自立へ向けての支援」を掲げるならば、
同じように不登校の子どもたちの支援についても考え合っていける場になればと思うのです。
不登校は、「甘えやわがままだ」という偏見や誤解を解き、不登校理解につながる学習の場が
いま必要なのだと感じています。



ということで長くなりましたが、きのうやっとほっとそっとmamaの会報「あのね通信」2月号を作成し、
きょうはボラセンで印刷してきました。
今回は、先日1/30に参加した高知での学習会「不登校・ひきこもりと医療のかかわり」
についての内容を中心に書きました。

特に、講師の森さんと高知の親の会メンバーさんが紹介してくださった
「拝啓 松永佳子さま ダシにしてごめんね」(おじゃこの会・編)は、
親の会を立ち上げられた立場からの発信、メッセージがこめられていて
とても感銘を受けました。
ぜひ多くの方にこの著書の内容をお伝えできればと思い、通信でも少し触れています。

というわけで、2月の親の会・おしゃべり会は27日(日)にあります。
場所は、金生公民館で、本館2階→新館2階に変更になりましたので、お間違えのないように
お願いします。時間は、午後1時半~5時まで、出入り自由ですので、都合のよい
時間にお越しください。お待ちしています。
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ブログ開設して丸2年

2011-02-17 00:03:23 | わたしのこと
私自身、案外「節目」とか「記念日」とか、几帳面に覚えてなくて、
結構いい加減な日常をついつい送ってしまうのですが、
ふと、このブログのスタートを振り返ってみると、
早いもので丸2年が経っていました。

はじめの頃は、自分が思うままに発信し、
でもこのブログは個人の日記ではあるけれど、単なる日記ではなく、
不登校の子どもの親であるということだけでなく、
「不登校の親の会」を背負っている責任も伴っている、ということを
感じながら試行錯誤してきました。

まだまだ個人的な無責任な発言をこの場でしてしまうことも多々あり、
ブログを読んでくださっている方からご意見をいただくことも
あります。自分自身の中でなかなか思うように気持ちを伝えきれないことも
ありながらも、失敗しては一歩前進、という日々です。

個人のブログではあるけれど、
その発言には大きな重さを感じつつ、これからも情報を発信し、
親どうしがつながりあい、気持ちを共有できる場として
大切にしていきたいと思っています。

私自身が、多くのブログ仲間から支えてもらっているように、
私のブログを読んで、気持ちを共有し、ひとりでも元気になってくれる方が増えてくれればと
願っています。

余談ですが、私はPCでわからないことがあると、すぐに長男に頼ってしまうんですが、
それも長男が家を出るとそういうわけにもいかなくなるな~と少々焦り気味のわたし。
次女も、この間まで「情報」のwebページのリポート作成に四苦八苦していたので、長男に説明すると
すぐに理解してくれて解決したほど。あれこれと重宝がられて使われている長男ですが、
私も含め我が家の子どもたちはみな長男の落ち着いた的確な対応に一目を置いているのです。

そう思うと、長男が家に居てくれたおかげでどれだけ助けられたことか。
もしかすると、私自身が「子離れのできない」親なのかもしれないな~。
長男がいずれ自立していくことが一番の目的だけど、
いざ現実になると、私は自分自身の身の振り方を真剣に悩まざるを得ないということに
なりそうだな~(笑)
まだまだ子育ては終わってはいないけれど、そう遠くはないということでしょう。

なんかずいぶん脱線しちゃいましたが、悪しからず。

これからも応援よろしくお願いいたします!!
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夜間中学

2011-02-16 00:06:05 | 学校
このあたりの雪はほぼ溶けてしまって、日常に戻るかと思いきや
今朝はまだ松山道は通行止めで、主人は渋滞している国道を通って
仕事に出かけましたが、普段よりやはり大幅に時間がかかったそうです。
東京でも珍しく結構な積雪だったようですね。

きょう、NHKの「クローズアップ現代」で、「夜間中学」について放送されていたのを
見ました。(高知の朝倉夜間中学の密着取材の放送もありました)
放送の中で紹介されていた山田洋次監督の映画「夜間中学」シリーズは私も観ました。
以前、新聞記事でも取り上げられていたのを目にしたことがあります。

夜間中学は、戦中戦後に学校へ通うことができず、読み書きができない方たちが、
学びなおしをしたいと入学される高齢の方や、
最近では、中学時代不登校などの理由で中学校に通えなかった子どもたちが、高校などへ進学するための
学ぶ場としての居場所でもあるようです。
現実問題、中学を一日も登校しなくても義務教育を終了したとして、卒業証書はもらえるが、
子どもたちの中には、もう一度中学校で学びなおしたいと思っている子もいるという。

しかしながら、財源が苦しいとか採算があわないなどの理由(?)なのか、廃校になったり
民間運営の夜間中学もあるそうです。(校長は、ボランティアだと言ってました。)

いまは、県立の夜間定時制高校の統廃合も全国的に進められています。
不登校の子どもたちが17万人もいるといわれている今の社会で、
ゆっくりと学びたいと思っている人たちにとっての
教育を受ける権利を奪ってはならないと、
山田洋次監督も話されてました。
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バレンタインディ

2011-02-14 23:11:26 | 我が家のこと
きょうは、朝からこの地域にしては珍しく大雪になりました。
あれよあれよという間に、降るわ降るわ~車の通らない空き地には
結構積もってた気がするけれど、夜には雨になってしまった。

それでも、次男は放課後みんなで雪合戦をしてきた~と言って
制服をびしょびしょにして帰ってきましたよ。
こんなことホント何年ぶりかな~
きっと寒さよりも楽しさのほうが勝ってたんでしょうね。
子供にとっては何よりのプレゼントでした。

・・・で、きょうが巷ではバレンタインデイということで、
まあ我が家には若い男子が2人もいるけれど、誰もその恩恵を受けるものはいないので、
せっせと生チョコ作り。生地を練って固めるために冷蔵庫に入れ、夕方の食事作りのときに
ココアをまぶし自家製生チョコ完成。(といってもメチャ簡単!)
ラッピングして渡しました。
次男は生チョコ超大好きなんで、大喜びでした。
まだまだ女の子からはもらえそうにないみたいです。

もちろんシャイな長男はいま19歳ではありますが、
まだまだ色気はまったくなく・・
気持ちは少年そのもので~
少し伸びた髪をうっとおしそうにしています。

最近は、本屋で文庫本を買って読んでいたけど、
やっぱり本代も馬鹿にならないので、
図書館で何冊か借りては毎日読書三昧。
返却期限までに読破しないといけないので、
結構忙しそう(笑)
時間はたっぷりあるから、好きな本を好きなだけ読めるのも
こうして家にいる今だからこそ。彼のまわりはまだゆったりした時間が流れているように
見えるけれど、本人の気持ちは果たしてどうなんでしょう?

人には自分に合った時間・空間があるんだろうと思うし、
いま自分にできないことを要求されても何も身につかないというのは
十分理解してるつもりだし、押し付けるつもりもないし、
いま必要なことを吸収していくだけだよね。

長い人生だもの、
いいんじゃない、それで。

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「親の会」って・・・

2011-02-13 13:53:46 | 親の会 
結局、この3連休の前半2日間は、寒の戻りというか
寒さと雪に影響を受けて過ごしました。
でも、そのお陰で長女と次女と一緒に食事をしたり一晩過ごして、
久しぶりに女3人ゆったりできました。

まだまだ2月ですから今からも寒さは続きますね。

そして昨日は親の会メンバー数人と久しぶりに食事をしながら
いろんな話ができました。ほとんどの方が親の会発足からのメンバーで、
いろんなことを親子ともにくぐり抜けながらきょうまできて、
まだまだ心配も続くけれど、我が子が不登校になったからこそ
親も学んで成長してきたし、親どうしこうやって知り合って
お互いたくさん言い合いながら交流しながら励まし合いながら
やってきて、今があるんだよね、としみじみ。
本当にそうだなって、着実に親も子も足踏みだけしてるわけじゃないって、
一番大事なのは、学校へ行けるか行けないかじゃなくって、
(いま現在在学している子にとってはそれも当然はずせない部分ではあるけど)
やっぱりいずれ自立していくための今は準備期間なんだ、ってことは
忘れちゃいけないんだろうな。
(みんなそれぞれ切実な現実問題なんです。)

もちろん順調に自立へ向かって歩いている子ばかりではないと
表面的には見えるかもしれないけれど、それは本当にその子その子の
一歩の歩幅が違うわけで、決して同じ歩みをするわけじゃない、ということに
親も少しずつ気づき理解していくんですよね。
その子の今をしっかり見つめたときに、本当に我が子が何を望んでいるのか、
どう生きたいと思っているのか、見えてくるのかなあ。

高知の講演会に参加したときに、講師の森さんと親の会の方が紹介されていた
著書「拝啓 松永佳子さま ダシにしてごめんね」(南の風社)を今読んでいるのですが、その中で、松永さんが20年前高知の親の会を立ち上げた当時、
まわりの教師や学校教育関係者たちからは、
「親の会といっても、傷のなめあいをしているだけの親の集まりじゃないのか。」と
批判的な言葉が投げかけられていた、と書かれていました。そして松永さんは、
「傷のなめあいでもなんでも、親どうしが本音でしゃべりあう場が必要なんだ」と
おっしゃってました。
私も本当にそのとおりだと思っています。
これでよかったんだと今さらながら自負しているところです。

コメント (2)
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松山です

2011-02-12 09:35:04 | 我が家のこと
おはようございます。
ゆうべ松山で用事をこなし、結局娘の所に泊まってしまいました。(万が一のために泊まる準備もして)夜には高速の通行止めも解除されていたけれど、今朝はまた川内~川之江間は通行止めです。松山市内は雪降ってないです。桜三里はまだチェーン規制されてないのでなんとか11号線走って帰ろうと思います。
何時間かかるかなあ~
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土居の積雪

2011-02-11 16:16:09 | 我が家のこと
全国的に雪予報のさなか、四国もゆうべからチラチラと雪が舞い降りていました。今朝は、川之江は全く雪らしきものは見当たらず、大したことないとおもいきや、土居はかなりの積雪!(友人が雪景色の画像を送ってくれました)今朝も松山道、高松道などほぼ四国全域通行止めに。

今朝次女が教習所の卒検が受かり、松山まで送る予定が高速走れないことになり、国道11号線はなんとかチェーン規制も解除されていたので、さきほど松山に到着。片道3時間半かかりました。
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ピアノとの縁

2011-02-07 09:57:18 | 我が家のこと
ホームシューレの合宿の1つのイベントで子どもたちのピアノコンサートが
開催され、日頃の練習の成果を発表した子や急遽ドタキャンした弟の
代わりにピンチヒッターで猛特訓して参加した子もいたと、
ブログを読んで知りました。

家庭で過ごしている子どもたちの中には、
芸術的な才能を持ち合わせている子も多く、
絵を描いたり、アニメ好きだったり、料理やお菓子作りが上手だったり、
陶芸が好きだったり。
ピアノコンサートのみならず、アニメ動画の制作発表や自分が製作した陶芸の
お茶碗をフリマで販売したり。
そして今回ピアノコンサートが開催できるほどの腕前をもつ子たちが
大勢いて、そして今回披露できる場を自分たちの企画で
やり遂げた意欲は素晴らしいなと感慨深いです。

普通発表会というと、教えている先生が主催するものですが、
同じ発表の場でも、大きな違いがあります。

学校へ行っていないから、何もできないと暗に決めつけてしまいがちな
大人たちがまわりにはたくさんいます。
私のまわりにいる人も、学校へ行かないことがすべてマイナスのように
思っている人たちがいますが、本当にそうなのでしょうか?
知らないことは怖いです。
こうして一生懸命生きている子どもたちを知ってほしい。
自分たちのものさしだけで計ってしまっていることに気づいてほしい。

昨日、ピアノの発表会があり、
小6の次男は最後の発表会、
今年通信制の高校を卒業する(予定の)次女は、
この何年もピアノとは縁のない生活を送っていました。
それでも、次女はピアノが大好きで、3歳から始めて混乱期の中学生活は
学校へ行かないときでもピアノだけは行っていた時期も
あったのです。高校生になってからは、自宅を離れたこともあり、
しばらくはピアノに触れることもなく過ごしていました。
先生とも疎遠になっていたことも気がかりで、
発表会で中高校生はスタッフの役目もあるので、
今回長年お世話になったのでスタッフだけでもしてみるのはどう?と
次女に話をすると一つ返事でOK。
先生にそのことを話すととても喜んでくれました。

昨日は朝早くから夕方までスタッフとして準備や受付やこどもたちのお世話、
片付けまで、よく動いていました。
送迎していただいた車中でも、先生と久しぶりに積もり積もった話、
今までのことそしてこれからのことも含めたくさん喋って
喜んで帰ってきました。
これで、すっきりして卒業だね、と
なんだか嬉しい一日になり、感謝の気持ちでした。
次女にとっては人生経験できる大切な場でもあったのです。
ピアノだけでなく、大切なことをいっぱい教わったな~と。
やっぱりまわり道でも全部意味があったんですね。




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2月です

2011-02-05 00:21:38 | 親の会 
節分まではずっと寒かったのに、
立春になり急に暖かくなり
でもまた行きつ戻りつ春に近づいて行くんでしょうね。

節分には、次女が後厄なので一緒に神社へお詣りして
厄払いをして、豆まき行事にも参加させて
もらいました。

ほっとそっとmamaの活動は、昨年の1周年記念行事が終わり
今は少しずつ平常に戻りつつありますが、
高知での講演会に参加したことも刺激をいただき、
今後の活動の指針になるかと思っています。
やはり、一人でも親の会を知ってもらうことで
つながりあい、仲間をつくっていけたらと思います。

今月は、27日(日)に親の会があります。
場所は金生公民館。本館の予定でしたが新館に変更になりました。
時間は午後1時半~5時まで、出入り自由です。
親の会に参加してみたいとおもっている方、
ぜひお待ちしています。


そして、1月29~30日と開催された、ホームシューレ全国合宿の様子が、
「それぞれのおうちライフ」(ホームエデュケーションリレーブログ)
に掲載されてます。
家庭で過ごしているこどもたちの活動の年に1回の
集大成ともいうべき大イベントになっています。
今年はピアノコンサートやフリーマーケットなど
たくさんの催しで大盛況だったようです。

学校へは行っていないけれど、こんな素晴らしい経験ができるよ、
ぜひ多くの方に知っていただきたいです。
コメント (2)
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