不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

偶数月第四日曜日8/25(日)の親の会おしゃべり会はお休みです。
8/31(土)ムスビメカフェにご参加ください。

著書「青の塔から~ひきこもり脱却への記録」

2013-05-30 08:46:58 | 著書の紹介

確か、昨日、著書「青の塔から~ひきこもり脱却への記録」(日本評論社)について、書き込んだはずなのに、更新した内容が消えてしまいました~(汗)

なので、再び・・・・・申し訳ありません。

 

著書「青の塔から」は、2000年に公開された、映画「青の塔」に主演した中村祐介さんと、中村さん演じる息子の母親役で出演された、さわ雅子さんの共著が2004年に出版されました。

 

(以下、著書より抜粋)

映画に主演された中村祐介さんは、小学6年から不登校となり、自宅にひきこもる。中学卒業後、不登校の生徒たちが通うサポート校東京国際学園高等部に入学。

19歳のとき、ひきこもりの青年の自立へのめざめを描いた映画「青の塔」(米ヒューストン国際映画祭シルバーアワード受賞)に主演。独特の存在感と演技力は海外の映画祭で絶賛される。(2004年)現在、日本大学文理学部2年生。ひきこもりの若者のメンタルフレンドとしての活動を開始。同時に自らのひきこもり経験や、脱却の方法について講演活動を行っている。

そして、さわ雅子さんは、3人の息子の母親となるが、3男が中学2年でひきこもりに。母子で模索しながら、ひきこもりからの脱却をめざす。映画「青の塔」では、夫と離婚し、ひきこもりの息子を抱え、はげしい労働で生活を支え続ける母親役を熱演し、母親世代の共感を得る。

 

実は、映画「月あかりの下で」自主上映会を開催したとき、参加くださった方のアンケートで、「青の塔」の映画会もしてほしいと書かれた方がいて、そのとき初めてこの映画のことを知りました。それから気にはなっていていろいろ調べてはいたのですが、実際にこの映画のDVDもあるのかどうかさえわからずにいます。

 

自主上映ができるのかどうか・・・どなたか情報ありましたら、ぜひお知らせください。

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「恥をかく」 あなたに贈るメッセージ 3

2013-03-02 00:16:12 | 著書の紹介

有正省三 著「あなたに贈る100のメッセージ」より

 

「恥をかく」

 

自動車教習所で

初めて運転したときのことである

自動車を縁石に乗り上げそうになったとき

指導員さんが

遠慮しないでどんどん失敗しなさい

と言ってくれたことを今も覚えている

 

あなたは

失敗して

恥をかきたくないのかもしれないが

だれもが

勉強のことや

運動のことや

友だちずきあいのことなどで

数えきれない失敗をしてきたんだ

そして

その分だけ成長してきたんだ

 

だから

これからも

どんどん恥をかけばいいんだ

人の失敗を笑うのは間違っているけれど

もし笑われて恥をかいてもいいじゃないか

 

恥をかかないように

こちこちに緊張するなんて

ばかげたことじゃないか

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「どんな花を」 あなたに贈るメッセージ 2

2013-03-02 00:02:17 | 著書の紹介

有正省三 著「あなたに贈る100のメッセージ」より

 

「どんな花を」

 

いろいろな病気に

苦しんだことのある人は

患者の不安や苦しみが

よくわかるから

いい医者になれるという

いい看護師になれるという

 

勉強が苦手だった人や

友だちから

いじめられたことのある人は

きっと

いい教師になれるだろう

 

あなたの

今のつらい思いは

将来

どんな花を咲かすのだろう

 

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「あなたに贈る100のメッセージ」

2013-02-28 09:04:57 | 著書の紹介

きょうで、2月も終わり。

長女は、職場の朝礼のスピーチがあるからと何日も前から何を話そうかと悩んでいましたが、ちょうどきょうは2月28日。うるう年のことを話す、と決めていろいろと調べて出かけて行きました。会社っていろいろ大変。とは言っても、次男もよく「1分間スピーチ」があるというから、こちらも同じですね~。みんな頑張ってます。

 

実は、このブログでも紹介したことがある、次男のクラスの学級通信のこと。

有正省三さんの詩「中学生へ」。その後、このブログを読んでくださった方から、有正省三さんの「あなたに贈る100のメッセージ」を送っていただきました。

私もあとでamazonで検索してみたんですが、ヒットせず、この著書をわざわざ有正さんに問合せしてくださって、後日送ってくださったんですね。本当に嬉しいです。

 

有正さんは、兵庫県で長い間中学校に勤められていて、校長先生になられた方だそうです。

思春期の多感な時期の中学生に、一言一言投げかけている言葉。

親の私が読んでも、なるほどな~と感慨深いです。

少し紹介します。

 

<あなたに贈る100のメッセージ>より

 

「ぶつかる」

 

あなたには

あなたらしい感じ方があり

友だちには

友だちらしい考え方がある

 

だから

人は

ぶつかったり

共鳴しあったりするのだ

 

友だちと

少しもぶつからないのは

あなたらしさを

どこかでごまかしているのかもしれない

 

友だちとぶつかるのは

とてもいいことだ

そして

お互いの違いを分かりあえたなら

それを尊重し合えばいい

 

それだけでいい

 

 

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絵本「いきのびる魔法~いじめられている君へ」

2013-01-31 09:32:27 | 著書の紹介

きのう、新聞を広げて読んでいたら、大津市でいじめで亡くなった中学2年生の男子生徒の自殺の記事、大阪市桜宮高校バスケ部の男子高校生の体罰による自殺の記事、また、大学3年生が就職活動で約50社に採用を断られその後自殺した、という記事がありました。

 

そして、今朝の朝日新聞記事には、漫画家の西原理恵子さんがいじめを題材にした新作絵本を刊行した、と。本紙連載「いじめられている君へ」に載った西原さんの文章をベースにし、いじめの被害者に「逃げて」「生きのびて」と訴えています。

 

いじめられている子どもたちに、「学校はつらい思いをしてまで行くようなところじゃない」「仮病をつかってでも学校を休もう」「うそはあなたを守る魔法。人を傷つけなければうそって大事」「生きていてよかった、と思える社会が必ず待っている」などと語りかける内容。

 

新作絵本のタイトルは、「いきのびる魔法~いじめられている君へ」(小学館刊・B5判・40ページ、1050円)

西原さんは、インタビューのなかで、「子どもって、学校と家が敵になっちゃうと、本当に居場所がないんですよね。」と。

 

映画「かかしの旅」でも、「ぼくは生きるために旅に出た。ヤスオのように死ぬわけにはいかない」と。

 

「逃げていいんだ」「学校を休もう」・・・しんどい子どもたちに、この思いが届きますように。

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「君は君のままでいい」

2012-12-29 01:16:19 | 著書の紹介

2012年も残すところあと3日。

 

きょうは、仕事納めでした。掃除も片付けもなにもまだできてない・・・年賀状すら書けてない(汗)

今年はなんだかあっという間に一年が過ぎ、慌ただしく終わろうとしている。毎年言ってるセリフかも~(笑)

 

きょうは、ばったり約一年ぶりに会った友人が、子育ても余裕ができ、こどもたちはそれぞれ学生生活を送り家を出たので、再就職をしたという。彼女はいままでにもPTA活動やボランティア活動で多忙を極めていた人だったが、いままで活動してきた様々な経験の中から、ある支援事業所へ勤めることに。それを聞いて、とても納得できたし、彼女らしい選択だと思ってしまった。いまは、義務教育のこどもたちの支援ももちろん必要だけれど、それ以上に、若年者の就労支援の重要さと難しさを感じるという。いままで何も問題なく過ごしてきた若者が、「就職後ある日突然折れてしまう」という事例はとても多いという。その話を聞いてとても考えさせられ、しばらく彼女の話に聞き入ってしまった。

平成17年から親の会をしていて、当時中学2年生だった子どもたちはいま大学3年生年齢になり、学生生活を送っている子もいれば、そうでない子もいて、義務教育を終えた子どもたちの居場所や就労については、日々の課題である。もちろん、我が子も含めて。

学校へ行く・行かないということよりも、結局のところ最終的には→「自立」「就労」が大きな課題である。

 

先日、朝日新聞「いま 子どもたちは」を読んで、少し書き込みしましたが、そのときに紹介されていたNPO団体文化学習共同センター(東京都三鷹市)代表satoさんの著書「君は君のままでいい」(ふきのとう書房)を購入し少しだけ読み始めた。

 

satoさんは、著書のなかで、[現代を生きる子どもと青年の「自分探し」を支える居場所をつくる]・・・その居場所つくりは、地域の父母や市民との共同(協働)によって初めて可能になる。・・・とりわけ父母たち自身にとって、子どもたちの居場所は、そこでの子どもを支える共同の取り組みを通して、自分たちの子ども観や幸福観を問い直しながら自らの生き方そのものをつくり直していく、父母たち自身のいわゆる「第二の自分探し」の場にもなっていく。

satoさんがやっている塾(フリースクール)では、子どもから青年までが「ホッとできる地域の居場所」として機能し、その中で、競争的学習に代わって、一人一人が誇りを取り戻し、自分らしい進路をひらくための「新しい学び」を、子どもと親と一緒になって創りだそうとしている。

今日の困難な子育てを協同化するコミュニティ、「協同(協働)の教育」を創り出す場がどうしても必要になってくる。そんな今日的な要請から成り立っていて、しっかりと地域に根ざしている「塾」は私たちセンターの他にも少なくない・・・。

 

・・・親の会「ほっとそっとmama」も地域の父母や市民との協働によって、地域に根ざした活動をしていけたらと思っています。

 

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ぼくをわかって!

2010-05-29 01:06:26 | 著書の紹介
先日、ボラセンにあったこの一冊の本を借りました。
とても読みやすく内容的にもわかりやすく書いてあります。
以下、抜粋してご紹介します。

題名 「ぼくをわかって!」
NTT出版(2010年3月発行)

内容は、2部になっていて、
自閉症、不登校の子どもと家族、二つの物語。

1部 「普通ってなんだろう~自閉症児の親になって」

100人に1人は自閉的傾向があると言われている昨今、
これらの子どもたちを支援するための法制度環境の整備は
進んでいる一方、自分の子どもが「障がい児」であることを
なかなか受け入れられない親が実際には多く、
問題を引き起こす例が後を絶たない。

本小説では、一人の少年の「自閉症」という診断をきっかけにした
家族への波紋、確執、自閉症の特性というものを描きながら、
「自閉症という個性」を受け入れ、向き合おうとする母親と
家族の姿を描いている。


2部 「通わない選択~不登校がもたらしたもの」

国内における不登校児童は年々増加し、現在では12万6000人を
超えている。
本小説では、中学受験を控えた小学生の不登校をきっかけとする
家庭の混乱、手探りの対応、再生への第一歩を描くことにより、
「不登校」を取り巻く問題と求められる周囲の対応を描いている。


文中では、子どもが不登校になり始める時期の子どもの様子、
カウンセリングって?フリースクールって?
学校以外の居場所って?親の会って?

子どもが学校へ行けなくなったことから
様々な暗中模索が始まり、何かいい手だてがないか悩み、
探し始めるいきさつが書かれています。
自分自身が歩いてきた道のりがそのままに書かれているようにも
思えました。


フリースクールのスクールカウンセラーのひとこと、

「学校に行かなくなった子どもたちは、
現状の学校制度の中で傷つき、自信をなくしている場合が
多いんです。その状態を改善するには、まず自分に自信をもつことが
大切です。ですから、乱暴に聞こえるかもしれませんが、
私たちは何がなんでも復学を、とは思ってません。
学校に戻るか戻らないかは子ども自身が選ぶことであって、
我々が強制することではありませんから」

そして、
「ここに通っていて、自分に自信を取り戻して学校に戻った子や、
進学という形で復学した子はけっこういますし、
子どもを尊重する中で、学校に戻りたいという意志を
その子が見せる場合には、その方向でサポートしていきます。
ただ、いちばん大事なのは、その子を信じることだと思っているんです」

子どもとの向き合い方や親自身の考え方、
そして子どもが不登校になっても、
こんな相談の場があるんだよ、
支援してくれる場所があるんだよ、ということが
語られていて、一人で悩まないで、という
メッセージも込められているように感じました。

最後に、子どもの育成のために活動している
全国各地の市民活動団体が紹介されています。
私の知っている団体名も掲載されていました。
具体的にとても参考になる一冊だと思います。
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オルタナティブスクール

2010-01-17 09:15:37 | 著書の紹介
先週は雪がチラチラして寒い日が続いてましたが、今朝はよく晴れています。
今年のセンター試験、昨日ときょうの愛媛の天候はまずまずです。

金曜の夕方、次女を松山まで送って行ったとき、
様々な制服姿の高校生を多く見かけました。
センター試験を受ける県内の高校生が、
会場である大学の下見に訪れたり、会場付近のホテルに前泊していたり。
今年は、高3の長男の同級生が多く受験しているので、特に身近な話題に感じます。


次女はきょうから学年末テストです。
今朝、「もう起きてるからね~」とメールがありました。
遅れていたリポートもとりあえず全部提出できたようで、
きょうと来週のテスト結果と合わせ、二年次の単位認定が出ます。
もうあとは次女次第なので、結果はどうなろうと、
次年度のことはまた考えるだろうと思います。


先日図書館に行った時に、全国ネットの冊子を寄贈し、
不登校関係の本を探していたら、
「もうひとつの学校案内~オルタナティブスクールガイド」という本を見つけました。

オルタナティブスクールとは、「もうひとつの学校」という意味で、
こどもの選択肢を拡大するために設置されたさまざまな学校の総称で、
学年制、一斉授業など画一的な国のカリキュラムや規制にとらわれず、
独自の自由な発想で活動・運営されています。

その様々な学校やフリースクール、サポート校、居場所が紹介されていて、
その中から自分に合った学びばを見つけようという本です。
最近はこういう本も図書館にあるというのは、
いろんな情報を求めている人が増えているということなんでしょうか。
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「トラウマ返し」を読んでいて・・・

2009-05-15 09:55:04 | 著書の紹介
きょうはなんだか肌寒いです。曇ってるし。


7月の小野先生の講演会での演題が
「トラウマ返し」ということで、
その著書を購入していま読んでいるところです。

おそらく私の場合、
子どもが不登校になっていなかったら、
4年前の小野先生の講演も聴く機会はなかったと
思うし、今回だって講演会の企画などということにも
縁がなかったと思うのです。

その先生が、あらゆる立場の関係者がおられるその場所で、
本音と建て前を使い分けることなく、
「不登校児に対しての強い登校刺激は
家族や物への攻撃行動に出たり、身体症状に現れる。
そして、無理に学校へ引っ張っていくのは危険なこと、
再登校したとしても直ったのではないこと」など
ハッキリと話され、私自身うなずける話だったのです。


「トラウマ返しとはどういうことか?」(本書より抜粋)

・・・いろいろなつまずき、不適応行動、問題行動に
苦しんでいる子どもの今の姿は、子どもがその心の傷に
押し潰されてしまっていることの表れかもしれません。
子どもが親にそのような心の傷を返しにくることを
、本書では「トラウマ返し」と呼ぶことにします・・・
と書かれています。


子どもの問題や親子関係に悩む親御さんに
読んでいただきたいなと思います。
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ボクらの居場所はここにある

2009-03-07 16:31:36 | 著書の紹介
親の会 あのね通信3月号でご紹介しました著書、

「ボクらの居場所はここにある」
(NPO法人フリースクール全国ネットワーク編)

「全国に広がるフリースクール。
そこで育った子どもや若者たちがいます。
各地のそれぞれ個性的な活動をしている場所で、
どのように過ごし、何を感じて
生きているのでしょうか。
14人の手記を通して、フリースクールで育つ
子どもたちの生の声を伝えます。」


長男が、中学に在籍しながらも登校できず、
一時期、適応指導教室に籍を置いていました。
最初は、出席日数になるし、家に居ても・・・という理由で。

でも、長男にとっての居場所は
どこだったのか、
卒業した今も、当時のことを考えると
よくわかりません。

学校には行けなくても、
友達とは関わっていたい、という子どもさんもいれば、
うちの長男は、
適応指導教室へ行ったときでも、
人と関わることが果たして楽しいのかな、と
思うことがよくありました。

そういう子どもにとって
集団のなかに居場所を求めるのは
しんどいのだろうか、と思ったり。

だから、フリースクールという場所に
行ける子どもさんは、
そこに、自分の居場所を見つけられた、ということですよね。

こうしてみると、
居場所というのは、
人それぞれなんですね。
だから、一概に
「ここが絶対にいい」なんて
言えないと思うわけです。

ただ、選択肢はたくさんあったほうがいい。
学校だろうと、フリースクールだろうと、
家庭だろうと、
選ぶのは、自由だし、
子どもさん自身が決めていったらいいんだと
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