不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

偶数月第四日曜日8/25(日)の親の会おしゃべり会はお休みです。
8/31(土)ムスビメカフェにご参加ください。

2/23(日)親の会&こんぺいとうの花の会

2014-02-22 01:13:25 | 親の会 

朝はやはり気温はグッと低く、寒かった。でも昼は穏やかな暖かな陽射しもあり、そんな今日このごろ。

2月もあと1週間ほどで終わる。春はそこまで来ているのかな~

 

22日は松山赤十字病院で開催される「第9回中国四国思春期学会学術集会」に初めて参加させていただくことになりました。

メインテーマは、「思春期の問題は胎児期から始まる~継続性と関係性のある支援をめざして~」

 

 

また、23日は2月親の会おしゃべり会&こんぺいとうの花の会あります。

時間は、親の会は13:30~、こんぺいとうの会は14:00~

場所は、金生公民館新館です。

マイカップ持参でお願いします!

 

以前にもこのブログや会報でお知らせしていましたが、前半少し時間をいただいて、

 

DVD「不登校なう~居場所を求める私たち」を観ていただきたいと思っています。

(プロジェクターとスクリーンを準備します)

 

(以下、パンフレットより抜粋します)

 

フリースクールの子どもたちの手による不登校をテーマにした劇映画。東京シューレ四半世紀の歩みの中で、はじめてのこと。今回は、本格的に取り組み、不登校を真正面にすえて、描いた作品です。

 

実際、もっと不登校やフリースクールのことをわかってほしい、といっても、20人いれば20通りの経緯があり、どう取捨選択し、どう構成したらいいか難しい。しかも時間を30分程度の作品にしようということになり、その縛りの中で伝えるには、体験を整理する必要があった。

 

映画づくりに集まった子は、何回もの話し合いの末、不登校の原因を大胆に整理して、「学校のあり方」「いじめ」「わからない」の3本にし、不登校になってからどんなことがあるかについては、それぞれの流れの中にいれ、最後に3本に登場する主人公は、フリースクールで出会うという流れに落ち着きました。

 

最後にタイトルを時間をかけて考え、主タイトル「不登校なう」に、「居場所を求める私たち」とつけたいと子どもの多くが言いました。

この「居場所」の意味は、まずフリースクールやフリースペースを指していますが、もう少し深い意味があります。

 

学校が居場所でなく、家庭もしばらくは居場所でなかった、その苦しい体験から、作品全体を通して訴えているのです。

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3/9(日)映画上映&講演会チラシ配布中。

2014-02-18 09:57:00 | 講演会

関東地方の豪雪のニュースでも驚き、四国も先週はかなりの積雪があり、四国内高速道路はほぼ全線通行止め、JRも足止めされ、朝の通勤通学の方は大変でした。

また、今晩~明日あたり大雪注意報が出ているので、心配です。

 

15日は、四国中央市内ボランティア団体の交流会がパーティ形式で開催され、ほっとそっとmamaも2名参加してきました。14日の大雪のあとでしたが、一般道は大丈夫だったので助かりました。雪のため、参加できない方もいらしたかもしれません。

事前にブログでもお伝えしていましたが、参加者120名の中で、11団体がプレゼンテーションをし、各テーブルごとに交流したり、様々なボランティア団体があるんだな~と改めて気付く機会でした。

主には、年配の方が多い印象でしたが、中には高校生が立ち上げた団体もあり、自分たちができることをしたいという意気込みが感じられて嬉しかったですね~

今回は、11団体でしたが、もっといろんな活動をされている団体のお話も聴きたかったな~と思いました。

ほっとそっとmamaは活動を立ち上げて5周年であること、親自身のきもちのよりどころ、子どもさんの居場所としてこれからも必要とされている方々に知っていただきたいことをお伝えし、3/9上映会&岡田先生の講演会チラシも配布してPRしました。中には、いい活動をしているね、と声をかけてくださった方もいて、こうやって参加することで一人でも理解してくださる方が増えてくださると嬉しいな~と思っています。

 

また、3月9日(日)に開催される「子どものいのち・いじめについて考える」映画上映&講演会のチラシができて、市内小中学校全校に配布中です。四国中央市広報2月号にも掲載されています。ケーブルテレビでも、2月11日から告知されています。

関心のある方はもちろん、子どもさん、保護者の方、学校の先生方にも観ていただきたいテーマです。

 

 

先日、しこちゅ~ほこほこネットのメンバーでチラシの準備・手配をしていたときに、1冊の本を紹介してくださった方がいて、映画上映当日にも会場で参加してくださった方に見ていただけるように並べて置いておきます。

ご存知の方もおられるかと思います。

 

漫画家・西原理恵子さんの「いきのびる魔法~いじめられている君へ」(小学館)

 

これは、朝日新聞への投稿文「いじめられている君へ」を絵本化した1冊です。

 

冒頭より~(一部、抜粋します)

 

「学校はいじめられて  つらい思いをしてまで 行くところじゃない」

 

生きのびてください。

逃げてください。

学校はいじめられてつらい思いをして行くようなところじゃない。

長い夏休みだと思って欠席してください。

 

そして、16歳まで生き延びて。

 

16歳になれば

高校生になれば

通信制高校 フリースクール  高認試験

たくさんのあなたを自由にする道があり

そして何より

 

働けます。

アルバイトができます。

お金をもらいながら社会人になる。

学校よりもっと大切な訓練がうけられます。

 

自由は有料です。

お金を稼ぐということは

自由を手に入れることです。

 

その先に

「ああ  生きてて 良かった」

と思える人生が

必ず待っています。

 

 

 

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2/15(土)ボランティア市民活動交流会の打ち合わせ

2014-02-11 00:37:39 | いろいろ

土曜日の豪雪、昨日の快晴、そしてきょうはまた震え上がるほどの冷たい空気はみぞれ交じりの雨模様・・・。

春に向かう三寒四温ですかね~

それにしても寒い一日でしたが、きょうは先月新しくオープンした「クローバーカフェ」にて、美味しい日替わりランチ(このボリュームで、コーヒー付きなんと780円!)をいただきながら、今週土曜日のボランティア市民活動交流会に出席する際の打ち合わせをしました。

 

四国中央市のボランティア市民活動センターが、平成19年に設立されて以来、現在では、136団体(4083人)、個人99人の登録があるそうです。

私たちほっとそっとmamaは、平成21年に登録してから初めての交流会参加になります。

それぞれの活動は行っていても、どんなボランティアが活動しているのか案外知らないことのほうが多いですし、お互いの交流もそうそうないわけですが、でも、見方を変えれば、様々な分野で活動している団体とのコラボも意外とよかったりしますよね。そういう意味でも、今回の交流会を楽しみにしているところです。

 

今回、ボラセン登録団体を対象に、パーティ形式で開催され、参加団体のうちの10団体あまりが自分たちの活動についてのプレゼンがあり応募したところ、ちょうどの希望者数で当日プレゼンすることに。・・・といっても、5分間の枠つきです。

ほっとそっとmamaの活動も5周年という節目を迎えることもあり、ちょうどよいタイミングだったかもしれません。

 

今まで地道に歩んできた5年間の活動の軌跡と、そして3月9日に開催される「子どものいのち・いじめについて考える上映会&岡田倫代先生講演会」のPRをしたいと思っています。

 そして、今後は親の会と子どもたちの居場所が、日々活動の拠点として多くの方に利用してもらえるような居場所づくりを考えていかなければならないなと強く感じています。

 

また、明日松山コムズでのフォーラムに参加します!と連絡をくださった方、是非有意義な時間を過ごしてくださいね!事後報告を楽しみにしています。

 

私は別件で、実は同じ松山で、放課後子どもプラン指導者研修会に参加します。2月のこの時期の参加は初めてですが、こちらも有意義な時間が過ごせたらいいなと思っています。

 

すごい冷え込んできたので、明朝の道路状況が心配ですが、無事に参加できることを祈りつつ・・・

 

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2/11(祝) トークフォーラム21 vol.14「親塾」育てよう!

2014-02-09 08:24:05 | 講演会

昨日のあの雪は、このあたりではほぼ溶けて、朝から快晴です。

四国中央市内でも山に近いあたりはまだ雪が残ってるようです。

運転には気をつけましょう。

 

さて、松山市で開催されるフォーラムのご案内です。

毎年開催されるフォーラムで、私も日程が合えばなるべく参加しているのですが、毎回とても勉強になります。今回は、仕事の研修と重なり残念ながら参加できませんが、親の会メンバーも参加するので、よかったらお誘いあわせてご参加ください。

 

今回のフォーラムでは、松山日赤病院副院長(小児科)の小谷先生のご講演とQ&A形式、後半は、ワークショップがあります。

 

私がこのフォーラムに参加して思うのは、このワークショップで参加者の方との交流・コミュニケーションができることが楽しく、立場はそれぞれ違えども何かしら発見があることです。

時間の都合がつく方は、是非ご参加いただければと思います。

 

★参加申込・お問合せは、ほっとそっとmamaまたは、直接、えひめ親子・人間関係研究所までお願いします。

 

トークフォーラム21 vol.14 「親塾」育てよう!

  ~その子らしさを!生きる力を!~

 

第1部:Dr.小谷 講演とQ&A 「賢い子どもの育て方」~気力・体力・知力を育てる~

 

第2部:ワークショップ~効果的なコミュニケーション~

 

<講師>

★小谷信行氏(松山赤十字病院副院長・成育医療センター長)

★武井義定氏(勝山幼稚園長・臨床心理士)

★平林茂代氏(えひめ親子・人間関係研究所長、臨床発達心理士)

 

 

★日時:2014年2月11日(祝)

★時間:13:00~16:00

★場所:松山市男女共同参画推進センター5階(コムズ)(松山市三番町6-4-20)

★参加費:1500円(事前申込は1000円)

★主催・申込・問合せ えひめ親子・人間関係研究所 TEL/FAX 089-923-7149

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学びの場、一つじゃない

2014-02-08 12:48:49 | 不登校

予報どうりの大雪ですね。愛媛も今朝起きると銀世界でした。このあたりでもこれだけ降ったのは何年ぶりかな~

昼まではどんどん積もってたけど、今は止みました。ただ、四国内の高速道路はほぼ全線通行止め。きょうは、珍しく予定が入ってなかったので、家でおとなしくしておきます。

 

2月5日付の朝日新聞(東京版)に、「多様な学び~学びの場、一つじゃない」についての記事が掲載されていたと知り、朝日新聞デジタル版で読みました。

 

(一部、抜粋して紹介します)

 

文部科学省によると、不登校の児童・生徒は全国で高止まり傾向にある。2012年度、高校では約57000人おり、都内は約5500人。全国での高校中退は約51000人、うち都内は約5200人だった。

不登校となった生徒を受け入れるのは、フリースクール。NPOや個人などが設置し、全国に数百あるといわれる。私立高と提携し、高卒資格を取得できるスクールもある。

東京都北区の東京シューレ王子もその一つ。6~23歳が対象で、高卒の資格を取ろうと通っているSさんは、小学校で授業についていけず、いじめと学級崩壊をきっかけに小5で不登校に。

中学は私立を選び、登校できない日もあったが何とか卒業。高校進学は「カリキュラムがある都立より、自分のペースでやれる」とシューレを選んだ。

 

シューレでは、自ら提案したテーマが単位に認定される。バンド活動、写真撮影、韓国語・・・

Sさんは、得意のパソコンやいぜんから興味があった心理学を学ぶ。「自分の経験を生かし、将来は困っている子どもたちの役にたちたい」

 

フリースクールへの行政からの財政支援は手薄。シューレのオクチケイコ理事長は、「様々な場所で学ぶ子どもたちがいることを認めてほしい」と話す。

 

<高校中退4割が非正規労働に就いていた。>

 

高校中退では希望の職に就けず、非正規労働になるケースも多い。引きこもりやニートになる懸念もあるが、義務教育と違ってその後の把握は難しい。高校中退は貧困問題にもつながる社会的に深刻な問題。(早稲田大教授・キタアキト氏)

 

不登校や高校中退の子どもたちの支援は、これまでも民間が担ってきた。子どもには自分の学びたい方法で学ぶ権利がある。国や都は学校中心主義をやめ、様々な学びの場があることを紹介し、財政的に支援することが必要だ。それが子どもの社会参加につながる。

以上。

 

 

 

 

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在宅で過ごしている子どもと親のつどいin松山

2014-02-06 09:25:47 | 不登校

長男が学校へ行けなくなり、ネットで居場所を検索していた当時。

親である私自身の気持ちの持って行き場がなく、日々ネットで情報を集めていた頃、東京シューレの「ホームシューレ」に出会ったのが、おそらく今から7年くらい前だったと思います。

 

長男は、中学の頃は中学校の相談員さんの薦めもあり、時々気が向いたときには適応指導教室へ足を運ぶこともありましたが、卒業と同時に所属がなくなったことで、一番焦っていたのは親自身だったと思います。

なんとか長男と同じように、在宅で過ごしている子どもたちの情報がほしいと思い、思い切ってホームシューレに入会をしました。それからほどなくして、松山市で不登校の子どもと親のサポートをしている「あんだんて」とつながり、親も子も居場所ができたことで安心し、現在に至っています。

その当時から、ホームシューレに在籍している子どもと親の交流会が全国で開かれ、私も松山で開催されたときには行けるときは子どもと一緒に参加したりしていました。

 

今回も、ホームシューレ主催で、松山で交流会が開催されます。在宅で過ごされている親子の情報交換もできます。

私もできるだけ参加したいと思っています。こんぺいとうの花の会の3月のイベントとして案内予定です。ホームシューレ会員であってもなくても参加できますので、関心のある方はほっとそっとmamaまたは、NPO法人東京シューレ(ホームシューレ)までお申込、お問合せください。また、ホームページもご覧下さい。尚、松山観光も兼ねて一泊二日での交流も企画されています。そちらの参加もできますので、併せてほっとそっとmamaまでお尋ねいただければと思います。

 

★日時:3月16日(日)

 

★時間:13:20~16:50(受付13:10~)

 

★場所:松山市男女共同参画推進センター「コムズ」(松山市三番町6-4-20)

 

★参加費:1人300円

 

★募集対象:在宅不登校家庭の親子(元不登校経験者含む)

 

★お申込・お問合せ:NPO法人東京シューレ(担当 ホームシューレ)(東京都北区岸町1-9-19)

 

★E-mail  info@homeshure.jp

 

 ★ホームシューレHP→

http://www.homeshure.jp/

 

3/16ホームシューレ松山サロン(交流会)HP

http://www.homeshure.jp/event/matsuyama140316.html

 

 

 

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子どもにとっての「いま」

2014-02-04 09:35:19 | 不登校

先日の2/1の講演会のことが頭から離れません。

 

参加してくださった方の大半は、おそらく今苦しんで悩まれている子どもさんの保護者の方だと思います。

でも、親だけが子どもの苦しさを受け止めればいいのかというと、決してそうではないですよね。学校の先生方、あるいは、学校内で子どもや親たちの相談にあたっている方も、子どもを取り巻くすべての方々に子どもの気持ちを理解してもらうことがなによりも大切なことだと、先生のお話を伺って思ったことです。

 

学校や相談員の対応が、家族を安心させてくれる。

逆に言えば、学校や相談員の対応如何によっては、本人や家族の不安を助長させることにつながる。

まわりの環境がすべて整って初めて、親も子も「休める」状態になると。

 

 

いま中学3年生の親子にとって、目の前の進路はその苦しみの真っ只中にいます。

子どもは、他の子と同じように高校生になりたいという願望を持っています。でも、体や気持ちがまだ準備できていない、進学するだけのエネルギーが充電されていない、そんな子どもさんも決して少なくありません。

 

「進学したい。」

それは、本当に子どもの本心からの気持ちなのか、親の気持ちを想う子の気持ちからの言葉なのか、子ども自身も迷いの渦中にいることが多いのです。

 

森山先生が話されていた、「十分な休みがなく、次のステップへ進もうとしても、あるいは、受験して合格して、いざ通う段階になったとしても、エネルギーが十分に溜まっていないと、そこで断念せざるを得ない事態になることも。」

 

本当にいま進学したいと思っているのか、本人の気持ちをよく聴き、本人の自己決定を大事にし、子ども自身の「本心の」気持ちを汲み取ってあげたいですね。

子どもたちは、親の期待を敏感に感じとって、進路に苦しんでいる。

 

まだ、休むことが必要だと感じたなら、長期の休息をとることが結局は近道になるとも。

 

親が腹をくくることで、初めて子どもは心身ともに「休める」状態になるのだと。

 

先生のその言葉はとても重いけれど、それは脅しでもなんでもなく、親としての覚悟が、そのあとの親子関係にとって大事なものになっていくんだなと、実感しています。

 

森山先生のお話を聴かれた親御さんや学校の先生方が、なにが子どもさんにとっていま大事なことなのか、心から感じて理解してくださる方が一人でも二人でもおられることを願うばかりです。

 

 

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「学校に行けない!」子どもの叫びはいのちのSOS

2014-02-02 08:00:51 | 不登校

昨日は、午前中の講演と午後からは松山で講座受講。一日ハードスケジュールでしたが、とても貴重な時間を過ごすことができました。

午前中の講演は、「NPOえひめ心のつばさ」森山先生のお話は、学校に行きたくても行けない子どもたちの心の声を代弁し、親や学校の対応のしかたを教えていただきました。

演題は「長期欠席の子どもたちのSOSにどう応えるのか」

 

(1)長期欠席に陥る段階を5段階に分けて、詳しく子どもの長期欠席に至る状況を教えていただきました。

 

★第1期・長期欠席の芽生えの時期。学校生活が疲れる。楽しくない。なんとなく元気がなくなっている。このころ、長期欠席の入り口に立っている。

 

★第2期・学校に行きたくないという本人の自覚が始まる時期。人より劣っているのではないかという自己否定。体にあらわれる。

 

★第3期・学校に行きたくない気持ちが高まる。みんな行って当たり前と思い、無理に登校を続ける。不機嫌。

 

★第4期・苦しみのあまり自死を考えるようになる。学校に行き続けたら死んでしまう。学校に行けないことを口にする。子ども自身が病気でもないので行かないことを苦しんでいる。長い間つらい気持ちをしまいこんできた。家族の理解と対応は非常に重要。「学校に行きたくない」と子どもが打ち明けたとき、「よく話してくれたね」と伝える。

◎「ある朝、突然子どもが学校に行けない」(第4期)と打ち明けたとき(口に出したとき)、対応として、登校を促すのはもう遅い。

 

★第5期・心を閉ざす。対人恐怖。人間不信。自分自身を責め続ける。うつ、心身症へむかう。

 

(2)家庭・学校でできること

 

★学校や園から帰宅後の様子を注意して観察。元気がない。食欲がない。学校の話が出ない。このとき必要な対応は、学校を休ませて休息をとる。家庭生活の中で、SOSのサインを見逃さない。学校を休ませることは必要=怠けや甘えではなく、明日からまたがんばるための栄養。(心のケア) 

★子どもの心に寄り添う時間をつくってあげる。心を重くさせているものを手伝ってあげて、心を軽くしてあげる。

★その子の好きなこと、好きな時間を過ごす。そしてその後でゆっくりと話を聴いてあげる。一緒に考えてほしい。ゆっくり話を聴いてあげるうちに元気になることも多い。

★元気になれないとき、いったい何がしんどいのか、つらいのか、(学校の先生とも連絡をとりあいながら)先生の言葉でしんどくなることもある。まわりの友だちとの違いやいじめなど抱えていることもある。共通の認識をもって子どもを支える必要がある。

★学校でがんばりすぎる子は、手を抜かない。完璧主義。まじめすぎる性格。本人にしんどいという自覚がない。学校と家庭でのギャップがないか。ニコニコ笑ってこなしてしまう子は要注意。ぐったりしている。倒れるまでがんばってしまう。全力で応えなければならないと思う子。重荷から開放してあげる。

★子どもへの声かけ・・・「最近元気がないよ、何かしんどいことがあるんだね」と聴いてみる。学校生活はいっぱいいっぱい。元気になったら、「元気になってよかったね」と声をかけてあげて。

★手を抜くこと、休憩すること、疲れたら休めばいいよ、とまわりの大人たちが教えてあげる。頑張ること、努力をしていくことを伝えることはあっても、「休んでいいんだよ」と伝えないと子どもは休めない。大人が具体的に教える。言葉より行動で。大人の姿を見せていく。

★★★真面目な子どものための「元気を守るポイント」★★★

①多少いい加減に手を抜くこと②疲れたら休めばいい③楽をしてもよい④あえて言わないだけで、みんな適度に休憩をとりながら生きていること

 

★日頃、ガンバレ、ガンバレのオンパレード。できないことはすべて努力が足りないと思ってしまう。常に緊張状態で過ごしている。大抵の場合、危険信号見過ごして、長期欠席へ。深い傷を負って心が擦り切れてしまう。

 

(3)大人は何をしてあげるべきなのか。

 

★とにかく家庭でゆっくり休ませてあげる=長期の心の休息

毎日毎日何年もしんどい状況を続けていたら、体にも様々な症状が出てくる。自分を責め続けている限り気持ちを休めることはできない。

★「学校の絶食」・・・学校のことを考えないこと。学校生活に関するものを見せない。触れさせない。学校にも、家庭訪問はしない。プリント類も持ってこない。子どもの見えないところで。学校のことを考えるだけでつらくなる。回復が遅れてしまう。

「いつか必ず元気になるまで待っているよ」という親の姿勢。

 

子どもは死ぬか生きるかの状態。生きている価値がないと思っている。

「いま、学校に行けなくてもいい。あなたのいのちのほうが大切。まずは学校のことは考えず、ゆっくり休もう」と言ってあげてほしい。

「こんな自分は誰からも愛されない」・・・そのままのあなたを愛しているよ。子どもの心のそばにいるよ、と伝えてあげる。

 

★心の傷を癒し、社会へ復帰させるには自信を取り戻すこと。人間関係づくりを学び直す。理解してもらえる場が必要。専門的ケアが受けられる場所が少なすぎる。心のリハビリも必要になる。

 

(4)どうやってケアをするのか。

★第1段階・・・両親や本人のカウンセリング(心身のケアを家庭で取り戻しながら)

★第2段階・・・人間不信が和らぎ、少し元気になる。このままではいけない、友だちがほしいと思う。本人が行ってみようかなと思える場所に行ってみる。友だちとの関わり、親の会。

★第3段階・・・通う日数も増えてくる。親と同行から、子ども一人で行ける。子どもと話し合って、勉強したり、キャンプなど。やり遂げる喜びを体験。表情や目つきが変わってくる。

★第4段階・・・学校復帰・社会復帰のため日常生活のトレーニング。集団生活への練習。親と子どもとの信頼関係ができてくる。(トラウマはある程度過去のものになってから話せるようになる)

★第5段階・・・自分ひとりで話しかける練習。リハビリ。復帰後の学校への対応・配慮伝える。

 

(5)超個性派の子どもたち

特別に優れた才能と、極端に苦手な部分をもつ子どもには、高いほうの能力を基準にしないこと。やる気の問題だと思ってしまう。できないところをそっとフォローする。甘えやわがままだと誤解されやすい。子どもが何に苦しんでいるのかを考える。豊かな個性を出して羽ばたけるよう導いていく。表情がなかった子どもたちが笑顔を取り戻し、自分らしさを取り戻していく。

 

(6)羽ばたく卒業生たち

挫折を知らず成長するよりも、人の心のわかる大人へ成長していってくれる。(本当にそうです!!)

 

以上~

 

そういえば、先日NHK の朝イチの番組を観たとき、尾木ママが言ってた一言・・・「推薦入学の選考のとき、あえて学校へ行っていない子を選んだわよ、」と。学校へ行かないことはむしろ強み。人と違うことをもっとアピールしていい。就職でも同じ。引け目に感じることなんて一つもない。むしろ、自分はこうやって生きてきた、人と違う人生を歩いてきた、と胸を張って堂々と進めばいい!!

その通りですね!!

 

 

 

 

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