としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

奥軽井沢温泉 ホテルグリーンプラザ軽井沢

2019-10-26 08:37:06 | 群馬県の温泉
 夏は特に家族で遠出することもなかったので、9月の3連休を利用して軽井沢方面へ1泊2日の家族旅行に出かけました1日目は軽井沢プリンスショッピングプラザで買い物をし、2日目は軽井沢おもちゃ王国(軽井沢と言いながら実は群馬県嬬恋村)で遊ぶという行程です
 宿泊先は軽井沢おもちゃ王国の隣にあるホテルグリーンプラザ軽井沢に決定。おもちゃ王国のフリーパス付きのプランがあるし、食事はバイキングなので子供達も好きなものが食べられるからいいだろうという判断です。そして当然温泉付き最近は宿泊先を決める第一条件は温泉があるかどうかです
 
 ホテルには午後4時過ぎにチェックイン。時間があれば夕食前にひとっ風呂と思っていたのですが、夕食会場の座席が午後5時30分か7時30分のものしか空いていないということで、子供達の空腹具合を考えて5時30分を選択したものだから、時間がなく夕食後にすることにしました。しかもホテルにはこの日1,300人も宿泊する(客室数454室)という話であり、また日帰り入浴(正午~午後11時)も午後11時まで受け入れていることから混雑が予想されるので、午後11時過ぎに行ってみることにしました。

 そして午後11時、家族が寝静まった中、宿泊棟(コネクション館)とは別棟になっている大浴場(リゾート館1階。コネクション館からの移動に5分近くかかった)に行ってみると、まだまだ入浴客が大勢いました小規模旅館ならほぼ誰もいないだろうという時間帯なのに、さすが大規模ホテルですね
 脱衣所は広く、ドライヤー設置の洗面台もかなりの数があります。そして浴室に向かうと、まずは洗い場のみの部屋があって、さらに浴室に入るとそこにも洗い場が並んでいました。かなりの人数を捌ける数です。これが埋まるだけの入浴客がいたとしたら、ちょっとぞっとしますねおそらく夕食前の時間帯にはかなりの洗い場が埋まっていたのではないでしょうか。


 内湯は大きめの浴槽が1つのみで、あとはドライサウナがあります。お湯はタイルの色が茶褐色で分かりづらいですが、若干澄んだ淡黄色に色付いているようです。他の特徴はツルスベ感がある点で、施設では「美肌の湯」として売り出していますが感触からそういうイメージは感じ取れます。また泉質的にも「ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉」で三大美肌泉質のうち「硫酸塩泉」と「炭酸水素塩泉」の要素が含まれているから、誇大広告ではないです。ただ、はっきりと塩素臭&塩素味がするお湯が果たして肌にいいのか、というのは少々疑問ではありますが・・・塩素臭&塩素味に隠れて本来の湯の個性(香り&味)がありそうな感じはしましたが、循環式で加水、加温、殺菌剤添加ありのフルマークである内湯からはそれを感じ取ることはできませんでした

 続いて露天風呂へ移動露天スペースには檜風呂と岩風呂があります。まずは檜風呂から入湯。


 檜風呂は湯口はありますがお湯が出ておらず、浴槽内で湯が豪快に循環されています。湯口はいつ使うんですかね?お湯の特徴は内湯と変わらないですが、さらに塩素臭が強い印象。内湯と露天岩風呂は我慢できるレベルなのに対し、檜風呂はプール並みでしたここまで臭いがきついと長居は不要です。


 隣の岩風呂は2か所の湯口から湯が注がれていますが、時々湯が止まっていました。どういうシステムか分からないけれど、浴槽内での湯の注入がメインで湯口はお飾りに近いのでしょう。岩風呂は他の浴槽より若干湯温が低めのようで、浸かっている人が一番多く、しかも長く浸かっていました。内湯、露天檜風呂、露天岩風呂の3浴槽の中から選ぶとしたら、私も露天岩風呂を選んだでしょうね。ただお湯の質自体は他の2浴槽と大して変わりませんでした。


 しかし、露天スペースの奥にまだ建物があって、そこに入っていく人がいたため、自分も入ってみると、そこには「洞窟風呂」と名付けられた浴室がありました。そして驚いたことに、浴室内には鉱物臭系(檜系)のモール臭が充満していたのです最初は洗い場があるのでシャンプーの香りかとも思ったのですが、湯口からしっかりモール臭(+微モール味あり)が香っていたので、湯の香であることは間違いないでしょう(翌日の朝イチ午前5時でも同じ香りが充満していました)。また浴槽内の湯は、照明が暗くてはっきりしなかったですが淡黄色は他の浴槽より濃いようで、微モール臭(ほぼ無味)+ツルスベ感ありのお湯でした。何より塩素臭がしないのが他の浴槽と違っていて、この浴槽だけ湯使いが掛け流し(加水あり)なのです湯尻からのオーバーフローもかなりあり、また一番奥にあって分かりづらく人があまり浸かっていないので湯の新鮮さが維持されています。結局ほとんどの時間をこの「洞窟風呂」で過ごすことになったのですが、正直リゾートホテルでこれだけの湯に出会えるとは想定外でした

 洞窟風呂でゆっくりしていると、従業員の方に「12:00までです」と声を掛けられたので、最後に「かかり湯」を浴びて退出しました。この「かかり湯」も加水のみの掛け流しのようで、油臭に近いようなモール臭とモール味が感じられましたこういう所でも源泉に近い湯に触れられるのは良いことですね

 翌朝、大浴場は朝5時からオープンなので5時5分くらいに行ってみると、既に10人以上の客がいました。まだ外が暗いうちだというのに、さすが1,000人以上も宿泊客がいれば強者も大勢いるものです洞窟風呂以外の浴槽の状況は前日と変わっていなかったので、この時もほぼ洞窟風呂に入りびたり。私にとっては、この洞窟風呂があるだけでもう充分この施設のように大勢の客が湯に浸かる温泉施設では、湯の循環と殺菌消毒は避けて通れない訳ですが、その中で一つだけでも掛け流しの浴槽があるのとないのとでは、温泉マニアの評価は雲泥の差です

 以上のように、温泉についてはほとんど期待していなかっただけに、モール泉系の掛け流しの湯に浸かれたのは良かったですただ施設の外にある足湯には、加水されていない熱々(源泉温度72.9℃)の源泉が使われていて、遥かに濃厚な香りを放っていたのをみると、加水せずに冷ました源泉に浸かれればもっと良かったのにと思いました。まあどこの温泉に行っても足湯の泉質が最高だというのはよくある話ではあるのですが・・・。

 ちなみに、ここの大浴場は日帰り入浴を受け入れており、日帰り入浴専用の入口が設けられています。料金は何と1,300円長野県民からみてこの規模であれば800円くらいが妥当と思いますが、メインの客層は東京都民だろうから、これくらいの金額は平気で払うのでしょう。おもちゃ王国で遊んだ後に寄るには確かに便利ですから

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