としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

下里瀬温泉 サンテインおたり

2017-12-13 21:05:23 | 長野県(中信)の温泉
 「下里瀬温泉 サンテインおたり」は、小谷村村営(正確には振興公社)の保養施設です。レストランや宿泊施設も併設していますが、日帰り温泉施設がメインと言っていいでしょう実はこの施設、学生時代に八方尾根でのスキー帰りに利用したことがあります。ただ、今から17~18年前のことであり、お湯の記憶が全くないし、温泉巡りを始める前のことだから、今回の訪問は未湯施設の扱いです

 施設は国道148号沿いにあるので、他の温泉施設に行くときに何度か前を通過していたのですが、イメージ的にお湯に期待ができないような気がして後回しにしていました。この辺りも日帰り温泉施設については大体カバーできてきたので、いよいよ順番が回ってきたというところです。
 受付で600円を支払い、地下にある大浴場へすると地下に接骨院が入っているのには驚きました便利な組み合わせだけど、あまり見たことはないです。脱衣所は最近の施設に比べれば狭めで、スキーシーズンなどは窮屈かも知れません。
 

 大浴場には浴槽が4つとサウナが1つあります(露天風呂なし)。浴槽は主浴槽に寝湯、ジェットバス(圧注湯)、冷泉古代檜風呂があり、主浴槽には浅い部分とジャグジー部分があって全身浴、部分浴、泡沫浴ができるようになっています。ちょっとしたクアハウスのような造りですね
 まずは主浴槽へ。浴槽には湯口がありますがそこからはお湯は出ていません。湯は浴槽内にある注入口から注がれています。掲示を見る限り循環併用で源泉も常に入れられているようですが、これだとよく分かりません循環させている場合は湯を上から落とさない方が良いのは分かるのだけれど、何か風情がないし、このやり方で良いお湯だったためしはありません。
 お湯は無色透明、無味無臭。一見特徴が無い予想通りのつまらないお湯だと思ったら、意外にも強いヌルヌル感を持っていてビックリ、とろみも感じられましたこういったお湯はたまに出会いますが、そんなに数は多くありません。「美肌の湯」として売り出しているのもこれなら納得です。近くの白馬には強アルカリでヌルヌルの白馬八方温泉があるけれど、このお湯は中性。泉質がナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉ということなので重曹成分が原因でしょうか。そして消毒臭がほとんどないのもちょっと意外。見た目を裏切ってなかなかいいお湯でした



 次は寝湯に入湯。寝湯の割には結構広めにスペースを割いています。湯温は主浴槽よりぬるめで、これなら寝湯としてリラックスして浸かっていられますたまに熱くてゆっくり浸かっていられない寝湯がありますがそれでは意味がないでしょう。ただ惜しいのはお湯の質で、劣化のためかやや湯が白濁していました。お湯がどこから注入されているか分からないくらいにお湯の動きがなかったので、溜め湯に近い状態だったのかも知れません。



 ジェットバスは、腰までの深さがあって歩行浴のような感じ。ジェットバスと名が付いていますが作動しているジェットは一本だけ。昔はもっとあったようですが塞がれていました。こうなるとちょっとこの浴槽の存在意義が薄れているような気がしますお湯は主浴槽と同じで悪くありません。


 
 最後に冷泉古代檜風呂に挑戦。普段は水風呂は苦手なので入ることはないのですが、源泉かけ流し浴槽のようなので思い切って入ってみました。源泉温度は30.7℃、でもこの風呂の温度は完全に水風呂と化しており、あまりに冷たくて長く浸かることができませんでしたお湯は無色透明、無味無臭、ヌルヌル感は主浴槽より弱く感じました。冷たいと感触は分かりづらくなるのかも知れませんね。それでもこういう源泉かけ流し浴槽があるとないとでは温泉施設の印象がだいぶ違ってきます
 
 最終的には思っていたより悪くない温泉施設という印象で、ゆっくり湯浴みを楽しむことができましたただ小谷村には個性豊かなお湯を持つ温泉施設が多数あるので、それらと比べるとインパクトが小さいのは確かです。実際訪れる客はポツポツと言う感じ。まあ、おかげで穴場の温泉施設ではあるので、混んでいるのが苦手な方には向いているでしょう

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