
山梨県湯巡りの締めとして選んだ温泉は、甲府市にあるその名も“トータス温泉”
トータス温泉は国道20号線中小河原立体交差の近くにあって、今まで巡った温泉施設の中ではかなり街中の部類に入ります。今回もカーナビに施設裏側に案内されて戸惑いましたが、裏側からも駐車場に入れたので問題ありませんでした
トータス温泉へ向かう道の途中にも、何軒か温泉施設があり、それぞれが自家源泉を持っているようです。そしてそのほとんどがかけ流しなわけですから、甲府盆地の温泉の湯量には驚かされます
行きたい温泉施設はまだまだあるのですが、とても2日間では回りきれません
さて、色々と変わった名前の温泉が多いこの地域ですが、この「トータス温泉」の名前は特に異彩を放っています。調べてみると「Tortoise(トータス:陸ガメの意)」からきているようです。施設を経営しているのが「遊亀不動産」なので、亀にまつわる名前を付けたのでしょう
「遊亀不動産」は「新遊亀温泉」という別の温泉銭湯も経営しているので、こちらは英語にしたのかもしれません。いずれにせよ、インパクトのあるネーミングです
建物は結構新しく、下駄箱の鍵とロッカーの鍵を交換するシステムは大型施設のよう
また玄関脇には拡大した分析表が張り出され、そこかしこにトータス温泉の学術的な解説が掲げられていて、お湯に自信を持っていることがよく分かります。特に露天風呂には「甲府構造性盆地深層熱水温泉帯 天然温泉・源泉かけ流しの湯殿」と題した長い解説文と「甲府構造性盆地地質構造概念図」という図が壁に張ってあって、どうしても目に入ってきます。正直、解説文は専門用語が多く難解なため、あまり読む気になれません

浴室には内湯浴槽が大小2つあり、浴槽の縁から大量の湯がオーバーフローしています
山梨県では見慣れてしまった光景ですが、本当にこれは凄いことです。カランから出るお湯も当たり前のように温泉ですし、上がり湯(かけ湯)の槽も常に大量のオーバーフローです。甲府周辺の温泉銭湯に対抗できるのは、長野県では戸倉上山田温泉(中でも新戸倉温泉)の温泉銭湯くらいでしょう

お湯の色は澄んだ黄褐色で、モール泉の特色がよく出ています。この施設では“金の湯”と呼んでいますが、なるほどそれに近い色ですね。そして何と言ってもトータス温泉の湯ですばらしいのが、檜のような芳しい香りです
実は今回の湯巡りでは、この檜のようなモール臭のする温泉を探し求めていたのです
この2日間でモール泉系の温泉を数箇所巡ってきたのですが、この香りがする温泉に出会えていなかったので、最後に出会えて本当に嬉しかっです
欲を言えば、もう少し香りが強ければ良いのですけど、これは贅沢な望みですね
その他、味はモール(檜)味で、他の施設と同様に泡付きに伴うツルスベ感があります。基本的には、この2日間で入湯してきたモール泉系の温泉と系統は同じですが、香りと味にこの温泉の個性が出ていると思います

2つある内湯浴槽には温度差がつけられていて、小浴槽は42℃、大浴槽は40℃です。通常は40℃なら適温だと思うんですけど、気温40℃近い中では浸かっているのが少々きつかったです
42℃なんてもっての外で、浸かるのも一苦労
この施設には露天風呂もあって、浴槽は露天が一番広いです。L字型の浴槽の一辺はジャグジーになっており、湯温は38℃くらいで、3浴槽の中では最もぬるい設定
湯口は2箇所あって、片方は熱め、もう片方は冷たい温泉が注がれていました。猛暑の中では、冷たい温泉の投入口付近が一番気持ち良かったですね
山梨県湯巡りの締めとして、トータス温泉はお湯の面、施設の面で十分満足ができる施設でした
料金500円でアメニティーが一式揃っているのは、温泉銭湯系の施設としては評価できます。そして街中にある分、垢抜けた雰囲気なので、部外者でも気楽に入浴することができるのもありがたいです
2日間山梨県の湯巡りをした感想としては、入湯した7施設はどこもレベルが高く、山梨県の温泉の質の高さを思い知らされたということです。レベルが高い数ある温泉の中から、その日の気分や条件によって温泉を選ぶことができるなんて、この地域の人は本当に恵まれているなと思いました


トータス温泉へ向かう道の途中にも、何軒か温泉施設があり、それぞれが自家源泉を持っているようです。そしてそのほとんどがかけ流しなわけですから、甲府盆地の温泉の湯量には驚かされます


さて、色々と変わった名前の温泉が多いこの地域ですが、この「トータス温泉」の名前は特に異彩を放っています。調べてみると「Tortoise(トータス:陸ガメの意)」からきているようです。施設を経営しているのが「遊亀不動産」なので、亀にまつわる名前を付けたのでしょう


建物は結構新しく、下駄箱の鍵とロッカーの鍵を交換するシステムは大型施設のよう



浴室には内湯浴槽が大小2つあり、浴槽の縁から大量の湯がオーバーフローしています



お湯の色は澄んだ黄褐色で、モール泉の特色がよく出ています。この施設では“金の湯”と呼んでいますが、なるほどそれに近い色ですね。そして何と言ってもトータス温泉の湯ですばらしいのが、檜のような芳しい香りです




その他、味はモール(檜)味で、他の施設と同様に泡付きに伴うツルスベ感があります。基本的には、この2日間で入湯してきたモール泉系の温泉と系統は同じですが、香りと味にこの温泉の個性が出ていると思います


2つある内湯浴槽には温度差がつけられていて、小浴槽は42℃、大浴槽は40℃です。通常は40℃なら適温だと思うんですけど、気温40℃近い中では浸かっているのが少々きつかったです



この施設には露天風呂もあって、浴槽は露天が一番広いです。L字型の浴槽の一辺はジャグジーになっており、湯温は38℃くらいで、3浴槽の中では最もぬるい設定


山梨県湯巡りの締めとして、トータス温泉はお湯の面、施設の面で十分満足ができる施設でした


2日間山梨県の湯巡りをした感想としては、入湯した7施設はどこもレベルが高く、山梨県の温泉の質の高さを思い知らされたということです。レベルが高い数ある温泉の中から、その日の気分や条件によって温泉を選ぶことができるなんて、この地域の人は本当に恵まれているなと思いました



名前からして気になる温泉ですね。
色もそそるし、何と言っても香りが良さそうー。
ほんと、ちょっとトータス温泉までって良いだろうなあー。
今回も足を運んでみたくなる温泉紹介、ありがとうございました。
たかCさんも、時間があったら寄ってみてくださいね