小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

高橋源一郎 『ニッポンの小説 百年の孤独』

2007-02-08 23:56:58 | 読書
本館読書室>更新しました。

今回は、高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独』(文藝春秋)を読みました。
おおよそこれまでの著者の小説論に添ったものですが、明治の小説草創期と現在の状況を比べながら、講義録ふうにしたものですので、まとめて読むのによいと思います。
読んだら、小説の直面している越えがたい壁を感じることができると思います。
 
他の人(荒川洋治や内田樹など)の著書の引用が多く、著者自身の考えを述べた部分との区別がしがたいところがあるのは、ちょっと問題かもしれません。
(自分独自の思考はありえない、との考えによるのかも・・・)

ニッポンの小説―百年の孤独

文藝春秋

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