この本では、時代の流れの中で、いつの間にか忘れ去られ、消え去ってしまった、あるいは消えつつあるものが、「町の忘れもの」として、写真とともに綴られています。
60年代の地方生まれの自分にとっても、「あぁ、こういうのあったなあ」(ハエ取り紙、伝言板、行商のおばちゃんなど)というのもあれば、「こんなものまで消えようとしているのか」(戸袋、岡持、勝手口など)というのもあります。
東京などでは、ちょっと見ないうちに町の風景が変わってしまったり、変化を見過ごしてしまっていたりすることがあって、こわいくらいですね。
ここで取り上げられた「忘れもの」たちを見ていると、利便性の進化と、その一方で失ったゆるやかさについて考えてしまいます。
なぎらさんは、ホントに町歩きが(そして人間の暮らしが)好きなんですね。
いつか「忘れ物」になってしまうかも知れないものを身落とさないように、ゆっくり町を歩いてみたいです。
60年代の地方生まれの自分にとっても、「あぁ、こういうのあったなあ」(ハエ取り紙、伝言板、行商のおばちゃんなど)というのもあれば、「こんなものまで消えようとしているのか」(戸袋、岡持、勝手口など)というのもあります。
東京などでは、ちょっと見ないうちに町の風景が変わってしまったり、変化を見過ごしてしまっていたりすることがあって、こわいくらいですね。
ここで取り上げられた「忘れもの」たちを見ていると、利便性の進化と、その一方で失ったゆるやかさについて考えてしまいます。
なぎらさんは、ホントに町歩きが(そして人間の暮らしが)好きなんですね。
いつか「忘れ物」になってしまうかも知れないものを身落とさないように、ゆっくり町を歩いてみたいです。
![]() | 町の忘れもの (ちくま新書) |
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筑摩書房 |
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