どうしても、自分のこれまでの人生経験において、
もやもやしていた事実が、ここに書かれている気がする。
しかし、「義理」とは、何と、分かりにくい言葉であろうか???
実業家もまた実業家としての名に対する「義理」から、彼の資産が涸渇
して危機に瀕しているとか、彼が自分の会社のために立てた計画がうまくゆかなかった
ということを何びとにもさとられてはならない。また外交官は「義理」にも自分の外交方針
の失敗を認めるわけにはゆかない。以上の「義理」の用法のすべてに共通し、人間と仕事の
極端な同一視が見られる。そしてある人の行為もしくは能力に対する批判は、自動的にその
人間そのものに対する批判となる。(P188)
「義理」、、、、、、、、、、、、、、、鳥飼先生が、ニュースの英会話で言うところの、
この言葉を使用している例文(過去の文学など)を読まないと、なかなか理解できそうにないなあ、と。