トーネードの無職生活

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「グスタフ・マンネルヘイム」を読む

2017-11-28 13:42:04 | 日記
 先日、フィンランドについて書きこみましたが、読んでいたフィンランドの軍事指導者のグスタフ・マンネルヘイムの評伝を読み終わりました。冬戦争、継続戦争については先に書いた通りですが、マンネルヘイムはフインランドがロシア領だった頃は、ロシアの騎兵士官として優秀だったとのことで昇進をしていました。そんな中では日露戦争にも従軍したり、大陸横断をして中国、当時の清について調査活動などもしているという大変有能な人でした。

 最も興味をもって読んだのは、第二次世界大戦でフィンランドが冬戦争でソビエトに併合された領土を回復しようとした継続戦争と、その後ドイツ軍の敗北が明らかになった中で、ソビエトと講和を結びドイツ軍と戦うことになるというところを詳しく知りたいなと思っていました。

 しかし、残念ながら本の中ではさらっと流されてしまい、なぜにフインランドは東欧諸国やバルト三国のように共産化、併合されずに民主主義国家として生き残ることができたのか、その外交やソビエトとの交渉について知りたかったのですけれども。個人的にざっくりと想像すれば、冬戦争でフインランド軍がソビエト軍相手に大損害を与えたことが大きかったのかなと想像しています。

 しかし、マンネルヘイムがいなかったら今のフインランドはないといっても過言でないわけで、きっと今でもマンネルヘイムはフィンランドの救国の英雄の存在なのだろうと思います。