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トーネードの無職生活

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第二次世界大戦での戦車の使い方

2016-02-07 08:26:15 | 日記
 第二次世界大戦当時、戦車をどのように使うかという点については各国で試行錯誤していたようで、使い方は各国でまちまちです。

 電撃戦のドイツは戦車のスピードに歩兵やら砲兵やらは合わせろというのが基本で、装甲車などに歩兵も乗せてしまえという考え方でした。そして、最初は三号戦車を主力として歩兵の支援も行えるように四号戦車を作りました。ところが、ソビエト戦車と戦ってみると、その攻走守が高いレベルでそろった戦車に驚かされて、メインとなる戦車の決定版ともいうべき五号戦車パンターを登場させました。

 イギリスはと言うと、歩兵を支援する装甲は厚いけれどもスピードは遅い歩兵戦車と、スピードはでるけれども装甲が薄い巡航戦車の二本立てで戦いました。ドイツ軍にとっては装甲の厚い歩兵戦車を撃破するには88mm砲でなければ撃破できないというのがありましたが、スピードが遅いので決定的に戦車に突破されるという事でもありませんでした。そして、イギリスが歩兵戦車と巡航戦車をいっしょにできた戦車を登場させたのは戦争が終わる時でした。

 アメリカはというと、唯一歩兵などなどすべてをハーフトラックとかに乗せて自動車化した軍隊でしたが、戦車は可もなく不可もなく、数で勝負のM4シャーマンで戦いました。対戦車戦は駆逐戦車が行うという考え方だったようです。そしてメインタンクともいうべき戦車はこれも戦争が終わるころに登場となったのでした。

 戦車大国といえばT-34のソビエトですが、攻走守そろった優秀な戦車でありましたが、戦争の後半ではさらに進化させたスターリン戦車を登場させて米英をビックリさせたのでした。

 そして日本ですが、もともと国力が弱いうえに石油がない、そして大陸国家ではありませんから船に乗っけて運ばなければならない等々があることと、戦車は歩兵の支援に徹すれば良いとの考え方でしたから、戦車対戦車の戦いができる砲を持っていませんでした。そんなことで、アメリカの戦車に苦戦するということとなりました。対戦車戦を考えた戦車も試作するのがやっとというありさまでした。

 ざっと書くとこんな感じですが、今のメインバトルタンクともいうべき戦車を日本を除く各国は大戦に間にあったかは別として登場させてきました。それが今の戦車につながっているといえると思います。