ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

〔読後のひとりごと〕【閑のある生き方】中野 孝次 新潮社 

2006年04月27日 | 2006 読後のひとりごと
中野さんが四十代の甥っ子に老いへの準備をすすめる形をとって「心身永閑」を説く。1992年に「清貧の思想」を著した。当時はポストバブル時代の警世指南の書としてブームとなった。あの「清貧」から「国家の品格」藤原正彦著(新潮新書)登場まで、すでに14年の歳月が流れている。拝金主義、市場原理主義、アメリカ文化追随の色合いが強くなる分、日本的清らかさかは一層縁遠くなってきている。中野さんは2004年7月に亡くなった。 . . . 本文を読む