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Pianoと納豆と、そしてBALI

Art Festivalへ

2014-07-13 20:25:36 | 日記
バリでは学校の学年が変わる6月から7月にかけての約一ヶ月の長期休暇の間に、毎年アートフェスティバルが開催される。
ことしで36回目。

バリ各地に残る伝統的な音楽や踊り、芸能が一堂に会し、朝に夜にいくつもの会場で上演される。

伝統文化の保護、継承の役割もになっていて、子供達の踊り、伝統音楽、伝統的な詩の朗読、伝統工芸などの大会も行われる。

近年、外国からの参加も多く、日本のガムラングループや能とのコラボレーションチームなども参加している。

昨夜は6月中旬から開催されていた今年のアートフェスティバルの閉会式だった。

各種大会の優勝者の発表と表彰、バリ州知事及び主催者であるバリ州文化省代表の挨拶があり、
その後最後の演目として、バリ芸術高校の生徒によるセンドラタリ(踊り、劇、音楽が一体となった総合芸術)が上演された。

わたし達のお目当てはこれ。
実は夫はこの芸術高校でガムラン音楽を教えている。
この日の上演にも教師として関わっていて、作曲と演奏指導をしている。
なので、誘われたというわけ。


ライトアップされた野外劇場の舞台。


遠すぎて上手く撮れてないけど、音楽担当のガムラン隊。


凝った大道具の一つ。象の顔をした巨大な乗り物。

遠くからなので、踊り手の写真が撮れなかったので掲載できず残念。

よく訓練された生徒達のキビキビした踊りや、美しく優雅なしかし型をバッチリ決めている女性の踊り、ひとつのストーリーを端的に無駄なく進めていく語り手の話術のうまさ、効果的な場面の構成と見せ方などを見て、改めてバリの伝統芸能の素晴らしさに感動した。

一万人位は入るんじゃないかと思われる野外劇場は超満員。
誰も帰らない。
(バリの観客は正直で
つまらない出し物だと途中でみんな帰ってしまう。)

とにかく豪華絢爛、衣装も小道具、大道具もすべてがきらめいていた。

昔、留学生だった頃は、この期間毎日朝夕ここに通って、二つ三つの会場はしごして、バリ芸能にどっぷり浸かっていたなあと、久々にその頃の新鮮な自分の感動を思い出したりして、
バリでの生活も、少々マンネリ気味だったけど、まだまだかも、と思ったりした一夜でした。





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