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Pianoと納豆と、そしてBALI

日野祭り

2012-05-27 17:26:37 | 日記
毎年5月3日、私の生まれた町、滋賀県日野町では、日野祭りが催される。
この祭りは、地元の氏神、綿向神社の春の祭礼で、十数基の山車と三基の神輿が街中を巡行する。
町内の各字毎に山車があり、普段は大切に保管されている。
祭りの日は、飾りつけもすばらしく、神社までの道を人々が引いていく。

十数基もあるので、朝8時に各町内を出発した山車がすべて
神社に到着するのは10時を過ぎる。

お神輿は、女性の和装下着である肌襦袢を着た男性に担がれる。
肌襦袢を着るというのは、変わっているが、
この祭りの起こった故事と関係があるらしい。


毎年、この祭礼のための準備は新年早々から始まっているらしいが、
わたしたちが知るのは、5月2日の宵宮と3日の本日のみである。

4月半ばから、各町内で、お囃子の練習が始まる。
毎夜、会所に町内の男たちが集い、練習をする。
その音色はなまあたたかい風にのって、朧月夜に照らされる家々に
届いてくる。
空気と音がひとつになった記憶である。

お囃子には3種類ほどあったと記憶している。
まず、各町内から神社に向けて”上っていく”時の調子。
軽快でわくわくするような音だ。
それから、神社から各町へ”下っていく”時の調子。
緩やかなテンポの音。
さらに、辻で山車の方向をかえる時に使われる、激しい調子の曲。

どれを聴いても、懐かしい。

これも、私の音の原点。

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