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ドラえもん。転ばぬ先のダメ出し

2014年05月21日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話『空で遊んじゃ危ないよ』の回。熱気球・ハンググライダー・スカイダイビングの「空のレジャー3点セット」を、自分だけ楽しみ、こっそり仕舞おうとした、ドラえもん。のび太には「危ないスポーツだし。君は運動神経ゼロだし」と説明。のび太が、引き下がらないから、貸すことは貸したが。「絶対に大怪我するから、ボクの言うことに間違いはないから」と忠告。

『ドラえもんが重病に』の回。ロボットは、年1回、工場で健康診断を受けることになっているが、ドラえもんは行ってない。その理由は「(病気が見つかり)もし、半年とか1年入院て事になったら、のび太は、どうするんだ。ひとりじゃ、何にもできないくせに」と思っているから。

『ロケットそうじゅうくんれん機』の回。のび太が、鼻息も荒く、「大宇宙の冒険」という本を読んでいるから、ドラえもんは、こっそり逃げようとした。案の定「宇宙へ行きたい。ロケット出して」と、思いつきで安直な事を言い出したから。「はてしなく広がる空間、そこには空気もない。鉄をも溶かす高熱。全てが凍りついた死の世界。宇宙大怪獣」「宇宙探検なんて、君みたいな、なまけものの、おっちょこちょいの、いくじなしには、とても無理なんだよ」と。それは、思いやりとも聞こえるし、毒舌とも聞こえる。

『タネなしマジック』の回。出木杉が手品を披露し、しずかが褒めるから、のび太も対抗したいと考えた。ドラえもんは、のび太のレベルを考えて「へたくそにも出来る手品を出すよ」と道具を貸したが。「不吉な予感がする」「誰にでも出来る手品と言っても、のび太は特別だから。考えられないようなヘマをするんだから」と心配。

『勉強べやの釣り堀』の回。ジャイアンとスネ夫が、「魚が、たくさん釣れる所、見つけた」「団地の裏の川」と言うから、のび太は行きたがる。それを、母親が「絶対、いけません」と止める。「あなたは、道を歩いてても、どぶへ落っこちる子よ」「川のふちなんか行ったら、おぼれるに決まってる」と。

確かに、のび太は、泳げない。運動神経もないから、落ちそうになったら、本当に落ちる。そして、ドジだから、うっかり落ちもありえる。不幸を呼び込む体質で。さらに、(普通ではない、という意味で)特別ゆえに、(普通は)誰も思い付かないヘマをする。ドラえもんも母親も、それがわかりすぎているが故の、ダメ出し。本人だけが、懲りずに失敗を繰り返す。


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