おやじ気質

『恋するドラえもん』の回。白いペルシャ猫に恋をしたドラえもん。「友達になるきっかけをつかむには、平凡だけど、プレゼントするといいよ」と、のび太にアドバイスされ。「ネズミトリ　ゲーム&ウォッチ」「カツオブシガム」「マタタビ香水」「コタツハウス」をプレゼントした。（ライバルには、中性子爆弾をプレゼントしようとしたが・・・・）

『すてきなミィちゃん』の回には、ドラヤキとカツオぶしを出した。『好きでたまらニャイ』の回にも、カツオぶし。
『四次元ポケットにスペアがあったのだ』の回には、「君を慰めるために、素敵なプレゼントをあげよう」と、黒猫に語っていた。（その猫がオスかメスかは、わからんが。ドラえもんは、オス猫には厳しそうだから、たぶんメス猫）
映画『のび太のワンニャン時空伝』でも、ネコの歌姫のステージ見て、「キャー」と惚れたドラは、花をプレゼントした。

ドラえもんの場合は、普通の猫と違って、様々な道具を持ってるから、プレゼントには事欠かないが。その手口は、金の力でキャバ嬢をアフターに誘おうとする、おやじのようだ。

at 2006 05/24

１週間で９０００万円

『フェール銀行』の回。お年玉が残り１０円の、のび太。
そこで、ドラえもんが出した道具は、フェール銀行。預金すれば、１時間に１割の利子が付く。１０円が、１時間で１１円に。２時間で１２円１０セン。１日で１００円。
１週間で９０００万円。（すげぇーー）

だが、のび太は、輸入品のプラモデル（5000円）が欲しくなり、金を借りた。借りた場合は、１時間ごとに利子２割（か、借りたくねーー）
だったら、タイムマシンで、１週間後の世界に行って、預金を下ろせばよかろうに。

あるいは、気付け。
のび太は、プラモデルを作れない。だって、不器用ですから。

at 2006 05/20

貧乏スパイラル

『オンボロ旅館をたて直せ』の回。こづかい値上げを却下され、家出を決意した、のび太。雨の中辿り着いたのは、創業300年のホテル。
でも、ボロい。そのホテルは、「ボロい→客こない→金ない→リフォームどころか、ガス、水道、電話代払えず→ボロい→」という貧乏スパイラルに陥っていた。

そのホテルの名は「つづれ屋」。オーナーの息子の名は、１９えもん。この２点から察すると、２１えもんの先祖のようだ。
そして、ドラえもんが経営再建に協力しなかった場合、未来の世界において、２１えもんの家業は、変わっていたかもしれない。

at 2006 05/13

雪男を買収した、ドラえもん

『雪男のアルバイト』の回。矢麻奥山には、ヤマゴンがいる。そんなうわさを聞いて出かけた、のび太。が、その正体は、村おこし目的の村人の着ぐるみだった。

そこで、「ヒマラヤ行って、本物の雪男を捕まえよう」と、短絡的に考えたのび太。
どこでもドアを開けたら、いきなり雪男に遭遇。そして、空腹の雪男をドラヤキで買収し、時折、矢麻奥山に来てもらうことにした。
ちなみに、ドラえもんの世界には、ネッシーもいる。それは『ネッシーがくる』の回。捕まえたのは、ドラミ（ドラえもんの妹）

それにしても、「ヤマゴンは存在しないが、雪男はいる」と知っているドラえもん、「ネッシーはいる」と自信ありげに語るドラミというのは、どこから特ダネを入手したのか？それとも、２２世紀になれば、常識なのか？

at 2006 03/10

毒舌家⑤

『百万ボルトひとみ』の回。鏡の前に座っているのび太を見て、ドラえもんは、つぶやいた。「見とれるほどの顔でもないのに。何してんだ」と。
その後、道具を出して「それがありゃ、どんなダメ男でもモテる。たとえ君でも」と、追い打ちかけた。

『いたわりロボット』の回。「どうせ、僕なんか、この世で最低な男さ」と、落ち込むのび太。そこで「いくらなんでも、最低ってことはないでしょ。下には下があって」と、なぐさめたドラえもん。
『架空通話アダプター』の回には、ジャイアンにマンガを返してもらえず落ち込むのび太を「オセロでもしようよ。負けてやるから」と、誘ったドラえもん。
『４５年後』の回には、４５年後ののび太が、小学生ののび太に会いに来た。そして、「大人になっても、運動神経はにぶいんだね」と言うのび太に対し「のび太だもんね」と、切り返したドラえもん。

実に口べたなロボットだ。だが、４５年後の未来まで否定しなくても・・・

at 2006 03/09

興味のない番組には厳しい、ドラえもん

『正義のみかたセルフ仮面』の回。「あらわし仮面」のアニメ番組を見てたのび太は、「まってました。そうこなくちゃ」と、盛り上がる。一方、ドラえもんは、冷ややか。「よくあんなものに夢中になれるな」「いい年して単純というか何というか」「ある意味では幸せな人だ」と。

だが、『タイムルーム　昔のカキの物語』の回。ドラえもんは、マンガ「タンキ君」８巻みて、大笑いしてた。『レプリコッコ』の回には、マンガ「あばれちゃん」の新刊を読みたがっていた。『平和アンテナ』の回には、アニメ「ムテキマン」を見ながら、「ムテキマン負けるな～」と、叫んでた。『自動返送荷札』の回には、マンガ「ガラスのカメ」を熱心に読んでたし。
『あやうしライオン仮面』の回には、マンガ「ライオン仮面」の続きが気になって、原作者の仕事場まで行っている。

この違いは何か？『宇宙ターザン』の回には、「どうもねぇ。だんだんひどくなってくるね」「セットはチャチだし、ぬいぐるみもひどいもんだ」「来週から、他の番組を見ようよ」言うてたし。

おそらく、ドラえもんは、興味のないアニメやマンガには、毒舌なのであろう？

at 2005 07/24

ジャイアンより、つおい

『ロボ子が愛してる』の回のロボ子は、のび太だけを好きになるように設定してある。そして、100万馬力だから、ジャイアンよりつおい。正確には、１０万馬力の鉄腕アトムより、つおいけど。なお、この回、ドラえもんの女装も見られる。

ジャイアンの家系でいえば、『ジャイアン反省のび太は迷惑』の回のジャイアンのおじさんは、柔道１０段。『ペタンコアイロン』の回のジャイアンのいとこは、柔道３段、剣道５段、ボクシング、合気道、少林寺拳法もやってる。
『なぐられたってへっちゃらだい』の回の「げんこつげんごろう」も、つおかった。ジャイアンを泣かせるほどに。さらに、空き地の土管も一撃で粉砕可能だし。

別の意味では、『グンニャリジャイアン』の回の女の子も、つおい。ジャイアンは、自称内気だから、声をかけられず、それでもお友達になりたいと、ニヤけながら近づいたりする。

ニヤたジャイアンは、ぶきみなので、一見の価値はあるが。

at 2005 07/21

たまには役立つジャイアンの歌

『キャンデーなめて歌手になろう』の回。「スターになろう」というテレビ番組に出たジャイアンは、多くのテレビを故障させ、大勢の人を病院送りにした。

でも、『驚音波発振機』の回。「驚音波発振機ネズミ、ゴキブリ、南京虫、家ダニ、白アリ退治機」（ドラえもんの道具で一番長い名前とか）に、ジャイアンの歌を使って、ゴキブリを即死させ、ネズミを追い出すことに成功している。
映画『のび太の魔界大冒険』では、人魚の住む島のツノクジラを撃退。映画『のび太の南海大冒険』でも、Ｄｒ．クロン（２２世紀のマッドサイエンティスト）の作ったサイナ恐竜をＫＯしている。

『ジャイアン殺人事件』の回には、ジャイアンの歌を宣伝に使って、生徒を集めようとした「グランプリミュージックスクール」という会社もあった。ちなみに、「ジャイアン殺人事件」は、スネ夫説。「毎晩聞かせるうちに、毒が回り、衰えて、命をおとす」完全犯罪とか。
すると、『ジャイアンへのホットなファンレター』の回。匿名希望で「ジャイアンの歌には、しびれる。しびれて、気が遠くなって熱が出る。ジャイアンの歌を聞いていて、一番うれしいのは、終わった時だ」というファンレターを書いたのは、スネ夫な気がする。

「しびれる」と、褒める書き出しだが、実は壮絶なイヤミへの伏線に誘う、書き方が・・・・

at 2005 07/20

のび助、隠し子疑惑？

野比のび助は、のび太の父。そして、のび太は一人っ子。
『弟をつくろう』の回。のび家に訪問客があった。そして、弟の面倒を見る兄の姿を見て、野比玉子は、こう言った。
「うちなんか一人っ子でございましょ。もう、わがままで、甘えんぼで、意気地なしで」と。それ聞いたのび太は、弟がいればかわいがると考え、タイムマシンで過去へ。３歳の頃の自分を連れてきて、弟代わりにかわいがってみた。
一方、物忘れを気にしていた玉子も「ママぁ」言われて、その気になった。（年が違うだけで、たしかに、自分の子だが）

その後の玉子とのび助の会話。
「子供の数を忘れるなんて、あなたそれでも親ですか？」「いや・・しかし・・それは、まさか」
なんか微妙な言い回し。瞳孔ひらいてるし、冷や汗かいて、必死に否定する、その姿。もしかして、心当たりがあるような・・・。

at 2005 07/12

ジャイアンコンサートは、有料

『恐怖のディナーショー』の回。告示広告には、「８月１０日５時より。空き地にて。松席100円、竹席50円」と書いてあった。しかも、手料理付き。
ジャイアンは、「みそで味を調えて、ジャムとたくあんとセミのぬけがらを」と、やる気十分。その威力は、ムク（ジャイアンの家の犬）も、逃げ出して倒れるほど。

『フィーバージャイアン ファンクラブ』の回には、強引に１５名のファンクラブを結成。会長は、のび太。「ジャイアンチャリティーコンサート」の告示には、「１０月１５日午後３時。梅50円竹20円松10円」とあった。（梅より松が安いのも気になるが・・・）
『ジャイアン心の友』の回には、ドラえもんの道具つかって、レコードつくった。タイトルは、「乙女の愛の夢」剛田武が甘くせつなく歌い上げ。発売中。とか書いてあった。

なお、ジャイアンのコンサートは、いつも有料なわけではない。でも、無料だとしても、聞きたい者はいないはず？

at 2005 06/29

スネ夫の処世術

『腹話ロボット』の回。テストの点が悪かった、スネ夫。が、「怒ると小じわが増えるっていうよ。ママの美しい顔がしわだらけになるなんて、僕たえられない」「この次がんばるから。ママには、いつまでも若く美しくいてほしいから」言うて、ごまかした。
マネしたのび太は、「その美しい・・・というほどでもない顔が、しわくちゃになるじゃんか。みるにたえないよ」言うて、さらに、怒られた。

『アトカラホントスピーカー』の回には、テストの点が悪く、先生に怒られたスネ夫。が、「じつは、母が病気で。夜も寝ないで看病したので、つい勉強が」言うて、ごまかした。
一方、のび太は、『真実の旗印はつねに正しい』の回。「手をくじいて、鉛筆がもてなくて。だから、宿題できませんでした」と、左手を押さえる（いつから、左利きになった？）
さらに、先生には「さっき女の子とあやとりしてたのは、足の指でも使ったのか？」と、イヤミ言われた。

のび太は、頭の回転も悪いから、スネ夫のマネは、無理かもね。
ただ、スネ夫の将来の結婚相手は、すごいことになってる。のび太説では「すごい。あんなの嫌だよ。怖いよ」と、震えるほど。
（スネ夫の奥さんみたい言う人は、６巻『のび太のおよめさん』の回みてねーーー

at 2005 06/21

何のため、きたんだ？

『無事故でけがをした話し』の回。タイムマシンをつかって探偵ごっこする、のび太。（未来でも過去でも見てこれるからね）
そこへ、ジャイアン登場「おやじが車にはねられたんだ」「ぜひ、その車をつきとめて欲しい」と、依頼された。

だが、事故現場を写真に撮ったのび太は、考えた。「もし、事故が起こる前に、あそこに行けば、あの事故は、くいとめることができた」と。で、間一髪でジャイアンのおやじを突き飛ばして、事故を防いだ。

が、ドラえもんは語る。「タイムマシンで、かってに過去をかえることは、許されないんだぞ。それに、やったとしても、どこかで埋め合わせがついちゃうんだ」と。
では、ドラえもんは、何のために来たのだ。のび太が、ジャイ子と結婚する未来を、かえに来たはず。

あ、そういえば、何かの本に書いてあった。「のび太がしずかと結婚した場合、のび太は、ジャイ子と浮気する。そうすれば、結果的にセワシ（22世紀から、ドラえもんを送り込んだ、のび太の子孫）は、うまれる」と。
もしかすると、それほど、荒唐無稽な説ではないかもねーーー。

at 2005 06/09

ひげは、着脱式

『ネンドロイド』の回。ネンドロイドは、だれでも自分の髪の毛をさすと、その人そっくりの動きをする、ねんどのロボット。
が、ドラえもんには、髪の毛がない。だから、ひげで代用した。そして、抜いて使った髭は、もとの場所に戻せる。

非常に便利な構造である。

at 2005 05/31

玉子の遺伝子

のび太のママの、野比玉子（旧姓、片岡玉子）が、のび助と結婚を決めたのは、昭和34年11月３日。どっかの公園で、プロポーズされて。
では、昔は、どんな子供だったか？いえば、『ママのダイヤを盗み出せ』の回がある。昭和23年７月10日。のびママは、まだ近眼ではなかった。そして、玉子説では、高価なダイヤを盗んだ犯人を捕まえようと、タイムマシンで当時に向かった、のび太とドラえもん。
で、「だあれ、あんたたち」言われて、バットを持った玉子に追いかけられた。

一方、『のび太のおよめさん』の回。２５年後の、のび太はマンションの68階に住んでいる。で、タイムマシンで様子を見に行ったら、息子のノビスケに殴られた。「ママ。こいつ宇宙人だよ。ぼくに化けてこの家を乗っ取る気なんだ」言われて。さらに、バットをもったノビスケに追い回された。

一説では、のび太の息子のノビスケが元気がよすぎるのは、しずかの遺伝子という説もあるが、言動みたら、のびママに近いような・・・。

at 2005 04/06

似たもの親子

『な、なんと!!のび太が百点とった!!』の回。算数のテストで100点とったのび太は、さりげなく自慢しようと考えた。
道にさりげなく落として「あ、テストの答案が落ちてる」とやったが、ジャイアンとスネ夫の反応は、「じゃあ、絶対100点なんてことはない」「名前か点数か、どっちか間違ってるんだ」言う。
しずかは「人間の値打ちはテストだけで決まるものじゃないのよ」「０点でもいいじゃない」言う。ドラえもんは、「ああ、ついにカンニングしたか」言う。
そして、「ぼくなんかが100点とるのが間違いなんだ。昼寝して０点とってりゃいいんだ」と、いじける、のび太。

一方、父のび助の場合。『グルメテーブルかけ』の回。のびママの母が急病と連絡をうけ、のびママは出かけた。
で、父のび助がごはんをつくるが、「あいた、指を切っちゃった」「しまった。砂糖と塩を間違えたぞ」「水が足りなかったかな。ごはんが黒こげ」と、散々やらかした後、出前を頼もうとしたが、どこも休み。
そして、「がまんしなさい」と、ふて寝する。

いじけると寝るという反応が、さすがに親子。

at 2005 04/02