広域的にマニアック

主に、独断と偏見でゲームと漫画とアニメの話が書かれているブログ。イメージ的に、本屋で見かける「○○の謎」「○○考察」的な

のび太がユーレイ化したとして、怖いのだろうか?

2014年06月18日 | のび太の話
ドラえもんの話。『ユーレイ暮らしは、やめられない』の回。「うらめしドロップ」を使うと、タマシイが一時的に抜けユーレイになる。その姿で、ジャイアンの枕もとに立ち。「うらめしい」「うらめしいんだよ」「うらめしいってのに」と言ってみるが、ジャイアンは爆睡。ようやく起きたが「なんだ、のび太か。のび太のユーレイは怖くない」と。それどころか、寝ているところをジャマされた不快の方が強く「さっさと消えないと、ぶっとばすぞ」と。そう言われて、のび太は逃げる。

『恐怖のたたりチンキ』の回。「たたりチンキ」を使うと、ひどい目に合わされた者に代わって抗議ができる。のび太は、担任をうらめしいと思ったが。「野比。こんな時間に、フラフラと。夜遊びなんかしてるから、勉強が出来んのだ。庭に立っとれ」と、怒られ退却。担任としても、のび太では怖くない。夢か幻か、ユーレイか本人かも関係ない。担任視点だと、のび太は、遅刻と0点の常習犯であって、「夜遊びしている暇があったら」と思うのは当然といえば当然。

『ウラメシズキン』の回。のび太は、道端で不機嫌そうなジャイアンに会う。逃げおくれて気づかれたので、愛想笑いで、場を切り抜けようとしたが「笑ったな。俺のこと、笑ったな」と口実を与えてしまい「23発、殴られた」と、ドラえもんに泣き付く。そこで「ウラメシズキン」で、怨みが固まって出来たユーレイでジャイアンの元へ。
次、スネ夫も恨めしいと思ったが、スネ夫は怖がらず。同級生らに「珍しいものを見せてやる」と電話して。「見物料30円だよ」と、しっかりと商売を始めた。同級生らも「まぬけな顔してら」「お手、おまわり」と。

結局は、もとが「のび太」だと、誰も怖がらない。逆に、気の弱さの特性を受け継ぎ、どなられて逃げたり。逃げられずに、さらし者になったり。普段が普段だけに、そういう結果になるらしい。

ムク(ジャイアン家の犬)の主張

2014年06月08日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話。『ペットそっくりまんじゅう』の回。しずかは「うちのチッチは、器量よしで、とっても声がいいのよ」と、小鳥を褒める。スネ夫は、チルチルという名のネコを飼っており「行儀が良くて利口で、きれい好きで上品で、ぼくにそっくり」と自慢する。
負けじとジャイアンは「おれんちのムクだって。男らしい。強く、たくましく」と言ってみたが、ゴミをあさる。さらに、スネ夫のネコの威嚇におびえ「キャイン、キャイン」と逃げる等。それを見ていたジャイアンに「恥をかかせやがって」「自分に似てない」と怒られる。

『イイナリキャップ』の回。「その犬なら、やるよ」「あんまり言うこと聞かないから、捨てたんだ」とジャイアン。「イイナリキャップ」を使ってみたら、普通に、おまわり、伏せ等は出来る。ムクの主張は「あいつめ、ニャーゴと鳴けとか。へそおどりやれ」と、無茶な事を要求されたと。さらに「餌は、にぼしの頭ばかり」「散歩も、させてくれない」と愚痴る。

それでも、「あいつが好きさ。子犬の頃から育てられた」「あの頃は、かわいがってくれた」と、けなげ。たしかに、ジャイアンには、犬を散歩させるイメージはない。おろらく、ジャイ子が面倒を見ている。気が向いた時に、「餌をやるから、芸をしてみろ」とは言いそう。でも、犬が出来そうな事では、ジャイアン的におもしろくないから、「ネコのように鳴け」等、無茶を言うのであろう。

その理不尽を受けても、ムク的には、ご主人のジャイアンが好き。行動が粗暴でも忠犬だね。

スネ夫の、のび太いじり

2014年06月07日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話。『乗り物靴でドライブ』の回。「いとこの車で、高井山までドライブしないか」とスネ夫。のび太が、素直に「わーい。連れてって」と喜んだ後、「あと2人しか乗れないの」と一言。そこにいたのは、ジャイアン、しずか、のび太の3人。当然、行けないのは・・・・。

『バショー扇の使い道』の回。「うちの庭って広いじゃない。木がいっぱい茂ってるじゃない。だから、ガラス戸を開けると、爽やかな風が緑の香りを乗せて吹き抜けていくんだよ」と自慢した後。「だけどな・・・ちょっと人数が多すぎるんだよな」と、のび太に帰れアピール。人数が多いと、空気が淀む。爽やかさが減る。そういう理屈。

『テレビもち』の回。売り出されたばかりの「宇宙アドベンチャーゲーム」を出し。「新しい物が出ると、人より早くパッと買わないと気がすまないのよね」と自慢した後。のび太が「面白そう」と乗ってきたので、「3人でやるゲームだから」と突き放す。それは、ボードゲームだから、3人用もあり得る。のび太にすれば、「じゃあ、呼ぶなよ」の理屈になるが。

『アニメばこ』の回。人気漫画「スーパーコアラッコ」の来月売り出されるアニメビデオを、スネ夫が自慢。コネで見本をもらったとか。でも、のび太は、誘いに乗らない。スネ夫が「皆で、家に見に来ない」「悪いけど、のび太はダメ。このビデオ、3人用だから」と言うであろう事を想定し、自主的に去る。ビデオで3人用は、あり得ないが。4人で見ると、壊れる訳でもないし。スネ夫の家は、部屋もテレビも、どうせでかいから、窮屈という事でもない。ないけど、スネ夫の目的は、のび太いじり。それに、のび太は気づいた。

のび太の性質については、ドラえもんも知っている。『ミニ熱気球』の回。「ほ~ら。また、始まった」「ワンパターンなんだよ。人の持ち物を、何でも欲しがる。君の悪い癖だ」と。スネ夫も、その性質を知っているから、のび太いじりに利用する。たまに、目論みを見透かされるが。