広域的にマニアック

主に、独断と偏見でゲームと漫画とアニメの話が書かれているブログ。イメージ的に、本屋で見かける「○○の謎」「○○考察」的な

ケロロ、自称ニョロトビ(地球語で、なわとび)の鬼

2014年04月30日 | ケロロ軍曹の話
ケロロ軍曹の話。12巻。夏美は、なわとびが得意だが、3重とびは出来ない。小雪は忍法を使うので「出来れば、一般基準で、お願いシマス」としか言えない。冬樹は、運動が苦手なので「そんなもんで、いくら飛んだって、宇宙へなんか行けやしないのに。どうして、人間は、なわとびなんか飛ぶのだろう」と哲学を始める。ギロロは、かませ犬のお約束で、なわで足を強打。

器用に、そこそこ何でも出来るキャラのケロロは「この我輩をさしおいて、ニョロトビとは愚かな」と登場。ニョロトビの鬼と言われた、あの頃。あみだした秘技、5重とび。さらには「貸したまえ。君には、すぎた代物だ」「自分は空だって飛べる。そう信じることがコツなのであります」と豪語。そして、軽く5回を超え、~25、~38、~128と。

当然「いんちき」だが、やりすぎの限界を知らないから、反重力装置を使って、宣言どおりに、果てなく宇宙(そら)まで飛んでいく。その8ページの話には、それぞれの個性と役割が、しっかりと詰まれている。さらに、オチは「JOJOの奇妙な冒険」のカーズのパロディで締められている。

サザエさん頭の松尾

2014年04月29日 | その他
魁男塾の話。愛蔵版1巻。「松尾一号生、前に出い(中略)なんで修正くらうか、わかっておろうな?便所で歌ってた歌、もう一度、ここでやってみろ」と教官に言われ。マイケルジャクソンのスリラーを歌って、ボコられる。男塾で認められてる歌は、君が代と軍歌だけ。

かといって、英語が得意なわけでもない。男塾で英語が得意という田沢でさえ、「あんまり、でかいツラすんな。このタコ野郎と言ってやれ」と、教官に通訳をまかされ。
「アイアム ア ボーイ。ジスイズ ア オクトパス」と言い放つ。さらに「ギブ ミー ア チューインガム」「マクドナルド、ケンタッキー、フライドキング」「アイアム ソーリー ヒゲ ソーリー」「アイアム ベリーハングリー」と続ける。

愛蔵版2巻では、乱坊(ランボ-)少佐に、地雷原突破訓練。「そこのサザエさん頭、きさまからだ」と言われる。言われてみると、確かに、そういう髪型。そして、愛蔵版1巻「頭墨印大作戦の巻」によれば、「いやや~~。わし、丸ぼうずになるのは」「わしゃ、人一倍、ヘアースタイルには、うるさいんじゃーーーっ」と、駄々をこねる。

見た目と言動から、ギャグ要員なのは確かだが、サザエさん頭は、ポリシーを持ってやっている事らしい。

フツーに悩まない、ケロロ

2014年04月28日 | ケロロ軍曹の話
ケロロ軍曹の話。15巻。「モアイは、なぜつくられたのか?」そういう番組を見ていた、日向姉弟。「昔の人のフィギュアブームや」「メイドさんモアイとか、あったんちゃうか~?」「これ、お前のフィギュアちゃうか?(似てるから)」と、お笑いらしき人がボケ。夏美は、フツーに笑う。
冬樹は「こういう時は、僕の方がヘンなんだ」と、普通じゃない反応と自覚しながら、笑えない理由を「地球がバカにされてるみたいで、イヤなんだ」と、おちこむ。

同、15巻。忍者の小雪は、とび箱15段を、手も付かずに飛べるのが普通。でも、一般的には、普通じゃないという自覚あり。ドロロの解説だと「普通」をたてれば「忍び」がたたず。「忍び」をたてれば「普通」がたたず、という苦悩。
対するケロロは、「フツーにしてれば、フツーなんじゃん?」と、フツーは悩む事でも悩まない。ケロン星から、遠く離れた環境にも適応。むしろ、ガンプラ、マンガ、ネットにゲームにDVDと、日々を楽しんでいるようにさえ見える。

そして、あまりにも参考にも、相談相手にもならないので、「お言葉ですけど、ワラにでもすがった方が・・・・」と言うタママの提案に乗る事にした、ドロロ。「他者から、どう見えているか?どう振る舞うべきか?」について、フツーに悩まない事が、ケロロの普通。それが、ケロロ流「ゆるぎない自分」

スネ夫の夢の中での、のび太の立ち位置

2014年04月27日 | のび太の話
ドラえもんの話。『ゆめのチャンネル』の回。「ユメビデオ」という道具を使えば、人の夢をテレビのように見ることができる。で、スネ夫の夢の中での、のび太は、鼻水たらして大泣きしてる。

『夢はしご』の回。そのはしごを使えば、人の夢に出入りできる。はしごを渡して、相手を自分の夢に誘い込めば、夢の中では思い通りにできる。で、スネ夫の夢では、「金は、いくらかかってもいい。月を買ってこい」と言われ、鼻水に土下座で「ハイ、ハイ。ご主人様」と言う、のび太の姿があった。しかも、犬小屋暮らし。

『のび太と夢幻三剣士』では「気ままに夢みる機」を使い、スネ夫の夢を見る。夢のスネ夫は、ワイキキのホテルを全部貸し切って、のんびり。のび太は「イルカさん達に、チップをあげなさい」と言われ、鼻水に土下座で「あい、あい、あ~い」と。

どうやら、スネ夫のイメージだと、のび太は、鼻水・土下座の召使い役らしい。そして、『ユメかんとくいす』では「ゆたかな想像力が、すてきなユメを作り出す」「いいユメを見ると、目覚めスッキリ」と、スネ夫は語る。
一方、『~夢幻三剣士』での、しずかは、「外交官になって、世界平和の為に働くのが夢なの」と言いつつ、のび太が寝ている間に、勉強をしている。その姿は、あまりにも立派すぎて、のび太としては、何も言えない。

仮に、無人島で完全1人なら、全力で「かめはめ波」する?

2014年04月26日 | その他
銀魂の話。20巻。竜宮城3丁目2-5-3 メゾンドコンブ305号室に住んでいるという、(自称)竜宮城の案内人を捕まえて、竜宮城に向かう途中に座礁。

その状況下、志村新八は、落ち込んでもキリがなく、どうにかなるものでもないと悟り、「弱気はイカン」と発想を切り替え。ここまでの完璧な孤独は、そう味わえるものではないと、パンツも脱いで、浜をかけた。が、そう考えたのは、マダオも同じ。
そして、恥ずかしげにパンツを履いて、「さっきのは、お互いに見なかった事にしよう」「完全1人だと思ったから。地上に、もうオレしかいない位のつもりでフルスロットルで・・・・」と、言い訳。

そして、座礁仲間を探す事にした、新八とマダオは、「かめはめ波」中の坂田銀時を目撃。で、銀時は「全力で練習できるかな?と思って」と、言い訳。同、志村妙(新八の姉)は、全力でB‘zを歌ってた所を見られて落ち込む。神楽は、浜に寝ころび、「あの雲・・・絶対、中にラピュタあるネ」と、つぶやいてる所を見られて泣く。

完全1人だと、色々やるよね。歴代仮面ライダーの変身ポーズとか。それは、宴会芸としても需要がないけど、人けのない無人島などの特殊環境で、完全1人という異例な状況下で、かつ、今すぐにやる事がみつからないという条件なら。でも、ドライブ等で出掛けた、山とか川で、周囲に人がいなかったとしても、それは「帰ろうと思えば帰れる」から絶望感が足りず、「地上に、もうオレしかいない」のテンションで、変わったことをやる事はない。

『あたしンち』の母さんが、専業主婦の理由

2014年04月25日 | あたしンちの話
『あたしンち』の話。「母、内ベンケイ」の回。橘家は、4人家族だから、メンチカツを4枚買ったはずなのに、1枚足りない。母は「明日にも、どなりこむ」と言いながら、翌日、店員には何も言えず。回転寿司では、母は「赤貝を食べたい」と思ったが回ってない。横の父は「鯵」「甘エビ」「タコとイカ」と、次々注文しては、うまそうに食べていた。母は、自分で注文するのは、恥ずかしくて言えない。
子どもに言わせれば、専業主婦でパートもしない理由も、人前だと極度にあがるから。

ここで、感じる違和感。それは、クレッチマーの『体格と性格』等の無駄知識を知っており、先入観として、体型的に『あたしンち』の母さんのように「ふくよか」なタイプは、躁鬱気質。すなわち、おおらか、陽気、社交的、活発。または、もの静かで柔和か、その両極端と思い込んでいるから。
でも、上記のエピソードだと、外界との接触を好まず、荒波を立てず、「自分の家で、自分の子ども相手に」という安全そうな領域でだけ内弁慶という分裂気質に見える。

ただ、友人の水島さんと会えば、「フルーツサンデーのサンデーって、何?」「日曜日に食べるから?」と、人目を気にせず、喫茶店で大笑いする。ブティックでも、服の値段を見て「15万8000円」バックが「23万」と、大騒ぎする。それは、友人が傍にいる事での「リミッター解除」的な事?

のび太の好物

2014年04月24日 | のび太の話
ドラえもんの話。『のび太の恐竜』で「どうしたの、のびちゃん。おさしみ食べないの?大好物のはずでしょ?」と、母親に言われる。『のび太の海底鬼岩城』では「それぞれ、食べたい物を言いなさい」と、ドラえもんに聞かれ。しずかは、パンケーキ。ジャイアンは、かつ丼大盛り。スネ夫は、フィレミニョンステーキをレアで。そして、のび太は、お子様ランチを注文。

『のび太と雲の王国』では、のび太は、ホットケーキとミルクティーを注文。『グルメテーブルかけ』では、のび助(父)は、かつ丼を。のび太は、カレーライスを食う。同、スネ夫は、エスカルゴ・ブルゴーニュ風、トリュフのスープ、フィエットチーネ、あまだいのシャンパン蒸し、フィレステーキ、あみがさだけ入りクリームソースを注文。

並べてみると、ジャイアンは丼もの、または『~大魔境』だとラーメン等が好物。のび太の好物は、色々すぎる。基本、小学生が好きそうな物を好む。そして、スネ夫の注文は、別次元。

ギロロ的ハードボイルド

2014年04月23日 | ケロロ軍曹の話
ケロロ軍曹の話。12巻。ハードボイルドとは、冷酷、無情、非常に徹し、任務を遂行する生き様の事を言う、そんな定義の後。ギロロ的には、冷酷に武器を磨き、無情に武器カタログに付箋をこめ、非常にタキ火を燃やす、という具合。夏美には「何の用だ。俺の後ろに、気安く立つんじゃ・・・」と言ってみる。その直後に、バケツ1杯分の水をかけられようと。

さらに、戦士たる者。常に強靭な心で強陣をしき、何事にも動じない不動の山のごとく・・・と、ぶつくさ言いながら、一心不乱に武器磨き。そして、戦士の魂を、研ぎ澄ますのだ・・・という姿も、タママから見ると、武器オタクにしか見えてない。タキ火も、主食の焼き芋の為。

また、クサイ台詞を言ってみる。その結果、たとえ見ている人が恥ずかしくなろうとも、自分の生き方を貫く。ちなみに、言ってしまった本人は、もっと恥ずかしい。でも、背中で語るフリをして、赤面は見せない。それが、ギロロ流。

酒の香に そっと手を出す 呑兵衛かな

2014年04月22日 | その他
『酒のほそ道』の話。「梅」の回。茶屋で、一休みの主人公。ボソっと「酒の香に そっと手を出す 呑兵衛かな」と、つぶやいてみた。同僚は「何、それ?」と言うけれど。
隣の席にいた風流じいさんは、爆笑。芭蕉の「梅が香に のっと日の出る 山路かな」のもじりですかな?と。そして、気に入られ、「梅見に」と、屋敷に招待された話がある。

この話の教訓は、おもしろい事を言ったとして、聞く側に同等の知識がないと、「何、それ?」と、スルーされてしまうという事。
以前、ファミレスの窓際に、赤い髪の女がいた。それを、信号待ちの車内から見て、「ジェリル・クチビかよ」と言おうと思ったが、「聖戦士ダンバイン」ネタでは難しすぎると判断し、(映画の)「フィフスエレメントかよ」と言ってみた。すると、助手席の反応は「それ、聞いたことある」だった。

そうか。赤い髪から「桜木花道かよ」なら、通じたかな?性別ちがうけど・・・。赤からの連想で「消防車かよ」までは、レベルを下げたくないし・・・。 「モンゴメリの小説」・・・いや、世代的に、本なんか読まないだろうし。

ドロロと納豆

2014年04月21日 | ケロロ軍曹の話
ケロロ軍曹の話。5th1話だと、ドロロは納豆好き。でも、ギロロが「あんな臭いもの、食べ物ではない」と言うから、好物をけなされて怒る。実は、タママも、納豆が苦手。モモカも。
一度は「お困りかい?納豆攻めに、しちまうってどうよ?」と、嫌がらせ好きのクルルの提案に乗るが、「好きなものを押し付けるのは、傲慢でござった」と反省する辺りが、いい人のドロロっぽい。

『クレヨンしんちゃん』だと、野原しんのすけは、納豆好き。アクション幼稚園の園長は、納豆にネギを入れるタイプ。野原ひろしは、ネギを入れたり、生卵を入れたりと、気分次第で変えるタイプ。『あたしンち』の父親は、納豆は別小鉢。ご飯は、白いままで食べたい、そういうコダワリを持つ。

ドラえもんの鈴

2014年04月20日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話。ドラえもんの首についている鈴。その機能は、ネコ呼び。でも、壊れている。そういう設定なら、知っていたが。
『のび太のひみつの道具博物館』だと、ドラえもんの鈴が盗まれる。そして、ドラミの解説によれば、鈴をつけてないと、ネコ化する。別に、いつもの鈴でなくても、鈴なら何をつけても、ネコ化が防げる、とか・・・そういう設定は知らなかった。

ここで言うネコ化とは、本物のネコが、やりそうな仕草や行動が、無意識に出るという事。ネコ型ロボットだから、「タヌキっぽい」と言われるより、「ネコっぽい」と言われた方が本望だとは思うが、「道具が必要」そんな時に、ゴロニャンとされたら、迷惑だろうね。ネコっぽくネズミを追い掛け回して、「捕った」とばかりに、自慢げに口に銜えた後、われに返って「ギャ~~~~」となったら、それはそれで絵になると思うが、そういう露骨なシーンはなかった。
映画だと、集合シーンの片隅で、ドラえもんが、ちょっとネコっぽい事をしている。そのような、本筋に影響しない程度のネコ化。シリアスな場面に、いわゆる「ぶっこんで来る」事もなかった。

そういえば、『アニマルプラネット』の時、ドラえもんの鈴は、小型カメラという設定もあった。