広域的にマニアック

主に、独断と偏見でゲームと漫画とアニメの話が書かれているブログ。イメージ的に、本屋で見かける「○○の謎」「○○考察」的な

『あたしンち』の母さんが、専業主婦の理由

2014年04月25日 | あたしンちの話
『あたしンち』の話。「母、内ベンケイ」の回。橘家は、4人家族だから、メンチカツを4枚買ったはずなのに、1枚足りない。母は「明日にも、どなりこむ」と言いながら、翌日、店員には何も言えず。回転寿司では、母は「赤貝を食べたい」と思ったが回ってない。横の父は「鯵」「甘エビ」「タコとイカ」と、次々注文しては、うまそうに食べていた。母は、自分で注文するのは、恥ずかしくて言えない。
子どもに言わせれば、専業主婦でパートもしない理由も、人前だと極度にあがるから。

ここで、感じる違和感。それは、クレッチマーの『体格と性格』等の無駄知識を知っており、先入観として、体型的に『あたしンち』の母さんのように「ふくよか」なタイプは、躁鬱気質。すなわち、おおらか、陽気、社交的、活発。または、もの静かで柔和か、その両極端と思い込んでいるから。
でも、上記のエピソードだと、外界との接触を好まず、荒波を立てず、「自分の家で、自分の子ども相手に」という安全そうな領域でだけ内弁慶という分裂気質に見える。

ただ、友人の水島さんと会えば、「フルーツサンデーのサンデーって、何?」「日曜日に食べるから?」と、人目を気にせず、喫茶店で大笑いする。ブティックでも、服の値段を見て「15万8000円」バックが「23万」と、大騒ぎする。それは、友人が傍にいる事での「リミッター解除」的な事?

KYを恐れる故の逆KY反応

2013年12月02日 | あたしンちの話
あたしンちの話。映画館で泣いちゃうの回。友人らと映画を見に行く事になった、みかん(人名)。「何を見ようか」で、泣ける映画と決まった。

しみ(友人の名)は、映画は、前情報なしで見たい人。パンフレットも、内容が書いてあるから、見た後で買う人。対する「みかん」は、話しの内容を知っていて見たい人。本人談では、「心構えをしておきたい」からと。
その心構えは、時代劇を見る高齢者心理なら、理解できる。話の流れが毎回違っていても、主役は同じ。最後も「この紋どころが・・・」とか「この金さんの・・・」と、お約束からの勧善懲悪で、意味不明とか後味悪い終わり方をしない安心感・安定感がある。

でも、みかんの心構えは、KYへの懸念。先に友人に泣かれると、涙が引っ込んじゃう。隣りを見たら平然としているので「私だけ」と感じ、ここで泣くのは間違いでは?と思い、涙をこらえる。別のシーンでは、皆が泣きだしたので、「ここは私も」と同調を試みるが、先の「こらえすぎ」で、泣けず。泣こうと集中したら、映画の展開に関係なく、泣きすぎ。

つまりは、逆KY(空気よみすぎ)。先に内容を知っておきたいのは、「多数派にいれば安全」という事。おそらく、○○ランキングとか、そういうのが好きなタイプと思われる。

機能美重視の両親と、優美路線の娘

2013年12月01日 | あたしンちの話
あたしンちの話。コーヒ-ドリッパーの回。みかん(娘の名)としては「おいしいケーキには、おいしいコーヒーで、ゆっくり味わいたい」考え。で、コーヒーソーサーの上に、ケーキが乗っているのが気にいらない。母としては、家族4人分のコーヒーカップ、コーヒーソーサー、ケーキ皿を出すと、洗う量が増えて面倒と考える。

次の日、コーヒードリッパーが欠けたので、新しいのを買った。使ってみたら、注ぐお湯の分量が目視できず、こぼして吹く手間が増えた。以前のは、欠けた所から、「あとどの位のお湯が入るか?」が確認できて便利だったと、母が主張。そこで、父は「じゃあ、これも割るか」と、ハンマーで欠けを作った。今度は、欠けた所から、分量がわかる。
それを見ていた娘的には「もういいや。雰囲気ぶちこわし」との事だが。

両親の発想は、機能美。片付けの手間、こぼした時の処理、それを考えると、洗う量は少なく、こぼさない構造を望む。対して、娘は片付けをしない。趣、風情、優雅、雰囲気、優美。その瞬間、その行為を楽しみたい考えという事。そう考えると、どちらの主張も正論であり、どちらが良いとか悪いと、決められる事でもない気がする。

日記継続に見る、ズボラとモチベーションの狭間

2013年11月30日 | あたしンちの話
あたしンちの話。みかんの日記の回。友人と文具屋に行き、日記帳に目を止めた、みかん(人名)。小3の時、ふとした事で、11月19日から日記を書き始めた。しかし、半端が気になる。「1月1日から始めたかった」という思いに囚われ、挫折。

小5の時、箱入りの日記を買った。「立派な日記帳には、立派な日記を書かなきゃ」というプレッシャーで書けず。また「立派なこと」として「未来の自分へ」と、その時の「熱い思い」を書いてしまい、読み返してみると、その内容に赤面して、書けなくなった事。2月9日の内容を、2月8日に書いてしまい、書かなかった日があって、日付がズレた事に気づいて、書き気がなくなった事もある。

対する母は「過去なんか振り返らないの。明日だけ見てるのよ。(冷蔵庫のカレンダーの印は)特売日やらバーゲンの印。言ってしまえば、未来の日記ね」と言う。世間一般的には、それはスケジュールの事で、ダイアリーではない。しかし、「書かない・書こうとしない・書く気もない」と、自分なりの結論を出していて、それよりも重要なのは、(家計に影響する)特売日やバーゲンと、割りきっている。

みかんの場合、書く気はある。頓挫の理由は、完璧主義ゆえに、1月1日~の始まりではない。日付がズレてしまった。その不完全さが気になる・・・と、思わせて。基本性質的には、ズボラ。時間にルーズ、部屋の片づけも面倒がる。ズボラだけど、たまに張り切る。が、公開を前提として書いているブログとは異なり、誰に見せるわけでもない日記を書いていると、(なんらかの理由で)ふと冷める。冷めたら、次に「やる気」になるまで、やらなくなる。おそらく、そんな所。

経験主義の父

2013年07月15日 | あたしンちの話
あたしンちの話。「父のきじゅんっ」の回。トイレットペーパーがないのでティッシュを使った父。「トイレが詰まっちゃう」言いつつ、注意書きの「本品は、水に溶けにくい」を読ませて説得を試みた母だが「流れる」と、父は一言。
娘に注意されても「詰まった事あるか?」「ふかない訳にはいかんだろ」と、切り返す。

ゴミの分別についても「(燃えないのと言われても)見たんか?ダイオキシンが出るとこ、見たんか?」見た事ないなら「そこは頑張ってもらえ」と父。
テレビでやってた「怖い話」を見ても、父は平然。「霊は会った事がない」「UFOは乗った事がない」と。

経験した事しか信じないなら、家の中に蜂と蚊がいたら、どちらを優先的に対処するのだろうか?危険度で言えば蜂だが、刺された経験重視なら、蚊に向かうはず?また、ゴキブリを見たとしても、ゴキブリが悪さをしている所は見たことがないはずだから、叩こうとしないはず。

母の戦略、父の戦術

2013年07月12日 | あたしンちの話
あたしンちの話。「ミカン、片づけなさい」の回。置きっぱなし、脱ぎっぱなしで、怒っても直らない娘。「どうしてくれよう」と考えた母は、あえて靴を放置。だが「手ぬるい」と感じて、さらに散らかしてから片づけさせる。脱ぎっぱなしの服は、娘が通る位置を計算して、そこに移動する。その上で、娘に踏ませてから「何、踏んでるの?」と注意する。

父の場合。「狭くなったあたしンち」の回。ソファーでゴロ寝しようとしたら、娘の色々が置きっぱなし中。父的に、寝転がるのにジャマだから、ソファーから下に落として場所を確保した。玄関の靴については、自分が家に入るのにジャマだから、自分が飛び越えて中へ。特に、怒りも注意もしない。

言うなれば、戦略(娘を、いかに動かしてやらせるか。しかも一時的ではなく、継続的な習慣として「お片付け」を覚えさせたい)と戦術(目の前の自分にとってのジャマを、どうクリアするか?自分に関わる事で、自分だけで、その場で解決できる方法で)の違い。

働く母さん

2013年07月10日 | あたしンちの話
あたしンちの話。「春休みの片づけ」の回。「子どもの頃は、毎日が夏休みだったらって思ってたけど。大人になると、なんで夏休みがあるのかしらって思うわよね」と、つぶやきつつ母さん皿洗い。

子どもらは、夏休みでゴロ寝中でも、母さんはリビングの掃除。そして「主婦には休みはないの。1年365日、どんなに叩いて伸ばして引っ張って突いてもないの。朝は起きて、ご飯を作って食べさせ。お弁当を持たせたら、家族を送って。掃除に洗濯。昼は買い物に近似付き合い。夜になったら、洗濯物をたたんで、お風呂の準備。夕食つくって洗い物。これの繰り返しなのよ。夏休みぐらい手伝いなさい」と、キレる。

同じく主婦の野原みさえ(野原しんのすけの母親)に比すれば、みさえの方は、昼寝して。ゴロ寝しながらワイドショー見て。あたしンちの母さんも、体形からして、そのパターンかと思っていたら、実は働き者。 

姉弟の日常に対する考え方の相違

2013年07月08日 | あたしンちの話
あたしンちの話。「藤野、遊びにくる」の回。学校帰りのユズヒコと藤野は「今日、どうする?」「本屋いくか?」「オレら、そればっかだな」「じゃあ、ビデオ屋」「それも、毎度の事だしな」と、特にやることない。
「ユズ、きゅーくつっ」の回でも、「ウチにいると、窮屈でな」と言いつつ、立ち読みぐらいしかすることがないので「居場所ねぇな、オレら」と、しみじみ。

対するミカンの場合。「イケてる日、イケてない日」の回。いつもと特に変化ない日常だけど。調子の悪い日は、何をやってもマイナスに見える。調子の良い日は、いつもと同じパンとコーヒーの朝食だけど、ゆったり。母さんが入った後の風呂のお湯が少なければ、半身浴。友人との何気ない会話がおもしろかったり等。些細なことでもプラスに見える。

これを楽天的な姉と、神経質な弟の構図と、単純に見るべきか?私的に、自分が、学生の頃に何を考え、どんな過ごし方をしていたか?断片的にしか思い出せないが。ある日、スーパーの試食品を食べ過ぎて叱られている小学生を見た時、自分の子には「買う気はあるのか?金はあるのか?ないのに、何故、店に行った?」と、しつけようと思ったことを思い出す。

カーナビ使ったら、迷えなくなる

2013年07月07日 | あたしンちの話
あたしンちの話。「父、結果オーライ」の回。父は、コーヒー豆がないので、インスタントを飲む。粉を出し過ぎたが、戻さず湯を注ぎ、にがくても飲む。母さんに相撲の録画を頼んだが、間違えてドラマが入っていた。でも、見ていたら、そのドラマが面白かったらしい。

休日は、母さんとドライブ。道に迷い、目的の茶屋にはたどり着けず。母的には、お目当ての蕎麦が食べられず不満だが。父的には、その店の窓からの景観を気に入る。
そして、「カーナビを使ったら、迷えなくなる」と、深い事を言う。

たしかに、上記の例で言えば、スモウの裏番組でやっていたドラマが、父的におもしろかったり。偶然入らなければ、いい眺めに出会うこともなかったという事。ただし、そういうのは、特攻、突貫の類だから「ハズレ」の方が多々ある。

みかんと生乳50%

2013年05月22日 | あたしンちの話
あたしンちの話。『こころの旅』の回。暑い日の事、みかんと、その友人2人は「缶ジュースでも飲まない?」という話になった。1人は桃、1人はドス黒コーヒーに決定。みかん的には、カオリ茶が気になる。別に、それが飲みたい訳ではない。烏龍茶には烏龍茶葉、日本茶には日本茶葉。では、カオリ茶って・・・カオリ茶葉?カオリさんが、断崖絶壁を登って偶然発見した?・・・のような事と妄想。

朝は、コーヒー牛乳を飲もうとして、成分表の生乳50%が気になる。生乳と、普通の牛乳の違いは?牛に、隠し乳や特別な乳があって、そこからだけ絞ったとか?・・・のような事を考えるも、「絞ったままの殺菌加工してない牛乳の事だろ。それにナマチチじゃなく、セイニュウって読むんだよ」言われ、普通の牛乳ではない特別感的な事を妄想したのを否定され、つまらなくなる。
また、歴史の授業では、織田上総介信長と聞いて、アダ名は、カズちゃん?ノブちゃん?カズノブ?ノブリン?オダッチ?と妄想。バス待ち中には、電線の鳩をみて「どうやって、寝てんだろう?寝てて、落ちない?」と妄想。

ニュートンは、「木からリンゴが落ちるのを見て、万有引力の法則を発見した」と言われているけど、みかんの妄想は、そのレベルの大それた話ではない。カオリ茶って・・・と、「心ここにあらず」で妄想しても、結局は「どれでもいいや」と適当に押したら、自販機から「おしるこ」登場とか。友人にも「いろいろ大変だね」とか「ヘンな事、考え込むよね」言われ。『わかっていないこと』の回では、弟に「姉ちゃん、その年で、わかってねぇのか?」母に「あんた高校生にもなって、なんてバカな事考えてんの?」言われ。

つまり、かってに妄想スイッチが入って、それを楽しんでいるだけで、「わからない事を調べる。人に聞く」といった、お勉強的な事には興味がない。また、あくまでも妄想であって熟慮ではないから、次の行動は軽率。

体脂肪51%

2013年05月22日 | あたしンちの話
あたしンちの話。『母の体脂肪っ』の回。母さんは、友人のミズシマさんと市民プールへ。その目的は、泳ぐためではなく、水中ウォーキング。その場所で、ふと見つけた体脂肪計。ミズシマさん曰く「やや肥満が、フツウになったのよ」と言うから、熱心にウォーキング。

その後の買い物帰り、体脂肪計6,500円を見つけて購入。家族にやらせると、娘は25.1%で「やや肥満」(あと0.1%低いと普通)息子は、16.8%で「標準」風呂上がり父さんの見事なビール腹に期待するも、26.3%で「肥満」

母さん、51%。その数値を見て「なんなんだ、それは」父「あり得るのか?」息子。そして娘は、母の後ろ姿を見つめつつ、体の半分が脂肪と妄想する。