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意思を持った無生物

2014年05月10日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話。『モノモース』の回。持ち物に吹きかけておけば、絶対になくならない、それが「モノモース」というスプレー。「切手君、今どこにいるの?」と問えば、「ここだよう」と切手が答えるから。
非常に便利そうだが、のび太は本に「君、片付けなさい」「いつも放ったらかしにされて、ぼくたちは非常に迷惑だ」と命令される。椅子は「貧乏ゆすりは、やめて欲しいな。僕が痛むから」鉛筆は「やんなっちゃう。こんな下手な字かかされて」ノートは「ちがうよ。問題をよく見て」と。

『ざぶとんにも魂がある』の回。「たましいステッキ」で触った物は、魂を持つから粗末に扱えなくなる。のび太は、昼寝をしようと思ったが、「宿題を済ませるんだ。いつも忘れて立たされるんだ。こんな持ち主をもって恥ずかしい」と、ノートに訴えられる。
リビングでは、のび助(父)が、座布団とケンカ中。父は「人を座らせるのが、君の役目だろ」と言うが、座布団のほうは「きたない尻を乗せるなというんだ」と主張。テレビも「たまには、ためになる教養番組でも見て欲しいよ」と、ぼやく。廊下では、「きたないゴミを吸わされるなんて嫌だ」と、掃除機が反抗期。

物が自我を持ったら、上記2例とも、人にとって迷惑そう。出かけ際、「いつもの所にカギがない」「携帯、どこ?」という場合には、存在場所を主張してもらいたいが。現代でも、ヤカンは沸いたと「ピーピー」主張。電子レンジも「出来たと知らせてるでしょ」と言わんばかりに、何度も音出して。携帯が鳴ってるから、見たら、どうでもいいメールだったり。ストーブは、自分だけ熱くなって、部屋が寒いのに、自動温度調節。等々、便利なようで、うっとうしい時もある。

ちなみに『家がロボットになった』では、「ボロ家」と悪口を言ったジャイアンは、家に追い出されている。物は、言いたい放題。逆に、物に悪態をつくと、報復されるという。そんな未来には、安住の場所がない。


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