またまた私の字を知らない非常識をバラすことになるのだが、お一日(ついたち)は「お朔日」と書くのね。
近所の和菓子屋で「おついたち」というお菓子を月の初め、一日だけ売っているのを目にした時から、
なんとなく縁起を担ぐ日、と意識はあったものの、そんなに積極的に「担ぐ」ことはなかった。
しかし、いつだったか神社にお参りに行こうと思ったとき、月初め、たまたま一日だと気づいて、
「月の始めだからご挨拶に来ました。今月もどうぞお見守りくだされ」とお参りしたのをきっかけに、最近は
自分の中の約束ごとのようになりつつある。よくよく話を聞けば、商家ではお朔日には、お金の使い方やら
食べるものやら、縁起を担ぐと同時に「過ぎたひと月にありがとう、これからひと月もどうぞよろしくお願いします」
と、お参りする習わしがあるそうな。へぇ。私知らずに似たようなことしておったのね。
前世は商家の女将さんだったのかな。なんて。
いつも歩く公園のコースを飛び出して、今日は綾瀬三社参り。まず「綾瀬稲荷」お賽銭箱に栗が並んで可愛い。
大きな菊お見事だった。次に「綾瀬神社」こちらの狛犬ちゃん、笑ってるのよね。
次に「綾瀬天神」(北野神社)撫牛ちゃんがいるとこ。綾瀬神社もそうだけど、銀杏の大木が青空に映えて頼もしい。
てくてく1時間ほど。青い空と、赤く燃える葉と、黄金に輝く葉。歩いていれば良いことがあるさ、と思える日。
今年も残すとこあと1ヶ月。どうぞよろしゅうに。