「なるほどぉ・・・お゛!?」
辺りを探すまでもなく、私の目には、黒い不気味な物体が飛び込んできた。
床板を上げた場所は、まさにドンピシャ!
〝ホールインワン〟は大袈裟にしても〝ニアピン〟には違いなかった。
「さすがぁ」
誰も褒めてくれる人いないんで、私は自分で自分を褒めた。
そして、次の策を練った。
悪臭の根源はやはり動物の死骸、それも依頼者の女性が強く嫌悪するネコだった。
腐乱したせいで原形をとどめていなかったけど、ネコであることはすぐに分かった。
しかし、ネコはネコでもその体勢が確認できず、やや大きくも見える。
「何だか様子がおかしいなぁ」
私は、警戒感が増してきた。
私は、懐中電灯と自分の目を汚物に近づけて凝視。
そして、すぐさま身を硬直させた。
「ひょっとして・・・二匹?」
なかなか見分けにくかったけど、そこには、間違いなく二匹の死骸があった。
二匹は、重なるように腐乱していたのだった。
「夫婦?兄弟?親子?友達?」
どちらにしろ、二匹が同時に死んでいる姿は妙にモノ悲しい光景だった。
私は、予想もしていなかった状態に戸惑いを覚えながらも、女性に何と報告しようか考えた。
「動物じゃなかったことにしようかなぁ・・・でもこの臭いは明らかに動物だしな・・・」
「ネコじゃなかったことにしようかなぁ・・・でも、女性は事実を知りたいだろうし・・・」
床下でネコが腐乱していたことを知ったら、女性は腰を抜かすかもしれない。
しかし、この家に暮らす女性にウソをついていいものかどうか迷った。
続きはこちら
辺りを探すまでもなく、私の目には、黒い不気味な物体が飛び込んできた。
床板を上げた場所は、まさにドンピシャ!
〝ホールインワン〟は大袈裟にしても〝ニアピン〟には違いなかった。
「さすがぁ」
誰も褒めてくれる人いないんで、私は自分で自分を褒めた。
そして、次の策を練った。
悪臭の根源はやはり動物の死骸、それも依頼者の女性が強く嫌悪するネコだった。
腐乱したせいで原形をとどめていなかったけど、ネコであることはすぐに分かった。
しかし、ネコはネコでもその体勢が確認できず、やや大きくも見える。
「何だか様子がおかしいなぁ」
私は、警戒感が増してきた。
私は、懐中電灯と自分の目を汚物に近づけて凝視。
そして、すぐさま身を硬直させた。
「ひょっとして・・・二匹?」
なかなか見分けにくかったけど、そこには、間違いなく二匹の死骸があった。
二匹は、重なるように腐乱していたのだった。
「夫婦?兄弟?親子?友達?」
どちらにしろ、二匹が同時に死んでいる姿は妙にモノ悲しい光景だった。
私は、予想もしていなかった状態に戸惑いを覚えながらも、女性に何と報告しようか考えた。
「動物じゃなかったことにしようかなぁ・・・でもこの臭いは明らかに動物だしな・・・」
「ネコじゃなかったことにしようかなぁ・・・でも、女性は事実を知りたいだろうし・・・」
床下でネコが腐乱していたことを知ったら、女性は腰を抜かすかもしれない。
しかし、この家に暮らす女性にウソをついていいものかどうか迷った。
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季節がわからないですけど、居間の真下だったら、こたつの熱か何かに引き寄せられてきたんですかね。調子が悪かったのかな。
コタツの熱ですか・・・
何故、床下で動物が亡くなるのか不思議だったんですが、そう考えると納得がいきます
動物が床下で死ぬのは、病気やケガで弱っている時、
身を守るために外敵の目に触れない場所に隠れて、
そのまま息絶えるからだと聞きます。
もちろん、コタツで温まっているところがあれば、
そこを選ぶのでしょうね。
路上で車にはねられて、
ぐちゃぐちゃに、
なっているのでも…
かなり大変そうなのに、
家の中まで臭ってくる。
相当ですね。
人の役に立っています。
隊長頑張って…