遺品処理の依頼が入った。
依頼者は老年の男性。
「自宅の一部屋に家族の遺品がまとめてあるので、それを片付けてほしい」
とのこと。
私は、例によって、事前の現地調査が必要であることを説明し、その日時を約した。
訪れた現場は、古びた感のある一般的な一軒家。
約束の時間の五分前に家の前に車をとめると、その音を聞きつけてだろう、インターフォンを押す前に家の中から一人の男性がでてきた。
「こんにちは」
「お待ちしてました」
お互い、お互いのことはすぐにわかったので、すぐに 視線を合わせて挨拶を交わした。
目的の部屋は、家の二階の一室。
玄関を通された私は、男性の後をついて二階へ。
そこは、普通の六畳間ながら、日常の生活で立ち入っているような生活感はなく、色々なモノが所狭しと並べられ、また積み重ねられ、様相はまるで物置。
段ボール箱に入った荷物も多く、引っ越してきたばかりの家で、荷解きする前の荷物を仮置きしているような光景だった。
部屋には、老年の女性がいた。
女性は、男性の妻で、小さな椅子に腰掛け、自宅に現れた見ず知らずの私には目もくれず、ただ宙を見つめていた。
その顔は無表情で弱々しく、私は、ちょっと異様な空気を感じたが、とりあえず笑顔をつくって
「お邪魔します」
と挨拶。
すると、女性は、うつろな視線を私に移し、椅子に座ったまま私にお辞儀をしてくれた。
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依頼者は老年の男性。
「自宅の一部屋に家族の遺品がまとめてあるので、それを片付けてほしい」
とのこと。
私は、例によって、事前の現地調査が必要であることを説明し、その日時を約した。
訪れた現場は、古びた感のある一般的な一軒家。
約束の時間の五分前に家の前に車をとめると、その音を聞きつけてだろう、インターフォンを押す前に家の中から一人の男性がでてきた。
「こんにちは」
「お待ちしてました」
お互い、お互いのことはすぐにわかったので、すぐに 視線を合わせて挨拶を交わした。
目的の部屋は、家の二階の一室。
玄関を通された私は、男性の後をついて二階へ。
そこは、普通の六畳間ながら、日常の生活で立ち入っているような生活感はなく、色々なモノが所狭しと並べられ、また積み重ねられ、様相はまるで物置。
段ボール箱に入った荷物も多く、引っ越してきたばかりの家で、荷解きする前の荷物を仮置きしているような光景だった。
部屋には、老年の女性がいた。
女性は、男性の妻で、小さな椅子に腰掛け、自宅に現れた見ず知らずの私には目もくれず、ただ宙を見つめていた。
その顔は無表情で弱々しく、私は、ちょっと異様な空気を感じたが、とりあえず笑顔をつくって
「お邪魔します」
と挨拶。
すると、女性は、うつろな視線を私に移し、椅子に座ったまま私にお辞儀をしてくれた。
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読んでいてとても切なくなりました
私にも３人の息子がいて、それぞれをいつもいつも笑顔なのか、体調は悪くないのか、と心配になります
ご飯を残さず食べなさい、早く寝なさい、歯をしっかり磨きなさい、車に気をつけなさい
毎日毎時間、彼らを心配し、うんざりするような事を言ってしまうのもやはりいとおしいがゆえです
それがいなくなるなんて考えられないし考えたくもない事だと思います
依頼者の御夫婦も不運だったとしか言いようがないですよね
私は幸運にも子供達が元気で過ごしてくれている
その幸せをもっともっと噛み締めて大切に育てていけたらと思いました
彼らは私の希望であり幸せだと感じています
残す方も残される方も、それぞれに思いがあり悲哀を拭う事は容易い事ではないでしょうね。
私にも息子が一人います 出来は私に似て良くないし一風変わったヤツですが やはり人生をそこそこ楽しんで欲しいし 私や父親であるダンナより先に逝って欲しくないのが親心です
3人ものお子様に先立たれ それに加えて心まで病んでしまった奥様を世話しているご主人の気持ちを思うとお気の毒です
これからの人生少しでも心穏やかに過ごせますように
隊長さんのご活躍とともに埼玉南部より祈っております
-事情を詳しく説明する責任があると思ったようで
って、突然のキャンセルを不快に思ったお宅さまの態度がそうさせたんじゃないんでしょうか。
一旦決まった契約が解除されるのは珍しいことではない、気が変わったりすることもあると言いながら、前日のキャンセルはマナー違反と意味不明ですね。
どこの企業でも契約済みのキャンセルはキャンセル料で処理するわけですから、マナー違反も何もないんじゃないでしょうか。
ご自分で気が変わったりすることもあるとおっしゃってるわけですし。
特に遺品整理など特殊なものは余計、そういうお客様の心情でそういったケースは避けられないこともあるんじゃないでしょうか。
その男性は平謝りで低姿勢で突然のキャンセルをお詫びしたわけですよね。
妻が拒んだ、って理由をしっかり告げているにも関わらず、どうして遺品整理をしなければいけなくなったのかという過程まで話させしかもブログに載せる。
そこまで聞いてやっと気の毒になってキャンセル承諾できるようになったんですか。
そこまで遺品整理業者が聞く権利ってあるんですか?
遺品整理を頼まれる方には色々な事情なある方いますよね。
今までこういう仕事に携わる方のテレビや記事を読んだり見たりしたことありましたけど、そういう方の心情を察し、仕事に向き合うという方が多かったように思います。
この話を読んだとき、前日のキャンセルに腹が立ち、下見で行った時に感じていたいったい誰の遺品を整理しているのかなどのストーリーを知りたいという個人的な感情から、腹が立ったのを理由に全く知らない人間に今までの辛い話をさせ、最後は人生の話をし自分はこんな仕事に携わってる感が非常に不快で、辛い話をさせられた男性が気の毒で仕方ありませんでした。
遺品の下見をしているときに、遺品が誰のものか考えをめぐらせた、って噂やお隣さんの年収とかが気になってしょうがない何でも知りたがりな近所の詮索おばさん、みたいです。
そういうのを楽しみにしてらっしゃるの?
こういう方がいる業者には頼みたくないなあと思いました。
けど、隊長のつぶやきのようなこのブログでそこまで目くじらたてなくてもいいのではないかな？
嫌だったら読まなければいいのに。
個人を特定して公表しているわけでもなく、それに隊長はかなり時期をずらして書いてあるのだから全く気遣いしていない訳では無いし(むしろかなり気を遣われてると思います)隊長の思った事や考えた事を正直に書いたまでであって、そこには表現の自由があるのでは？
通りすがりさんはこの文章のみで誰の事だかわかりましたか？
そんな事をわざわざコメントするその心がなんだかかなしく思います。
隊長の書いてくれた文章で救われた人も少なくないと思います。
そんな誰か1人の為にでもこのまま書き続けて欲しいと願っております。