せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヤツデの花

2010-12-12 | 日記

最近ウコギ科ヤツデの花が咲いているのをよく見かける。ヤツデはもともと地味な木だけども年に一度の最も美しい姿を見せる時が今だろう。


花弁は白色で5枚。雄しべ5、雌しべ1。雌しべの下部は花盤と呼ばれる部分があり、ここから蜜が分泌される。

ウコギ科キヅタやヤマウコギも花が似ている。
 
左はキヅタ2010/11/2撮影。 右はヤマウコギ2009/5/14撮影。

ザクロの果実

2010-12-12 | 日記

公園の黄葉が一体何の木なのか首をかしげて考えていた。よくみると枝は対生しているし、トゲもある。枝先を見てみると大きな果実があって、ああザクロかと納得した。

ザクロ科ザクロ
 
葉は対生で楕円形なめらかでつやがある。原産国はイラン、アフガニスタンなどの西南アジアらしい。右は2010/6/5撮影した花。蕚と花弁は6枚、雄しべは多数ある。

トベラの果実

2010-12-12 | 日記
トベラ科トベラ

最近、神社の境内や公園、海岸などでトベラの果実をよく見かける。果実は3つに裂開して中から顔を出している赤橙色の種子はベトベトの粘液で覆われている。見た感じはとても美味しそうだけど食用にはならないだろうな。


 
枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた、というから神社に植栽されているのも納得できる。常緑低木、雌雄異株。葉は内巻きする傾向がある。右は2010/5/25撮影。淡黄色の花を咲かせていた。

頑張りスギ

2010-12-09 | 日記

一昨日(12/7)はある会合の司会をやらされ、昨日(12/8)はいつものように当直。忙しいけど肉体的な疲労は感じてはいない。ただ最近、精神的な疲労が蓄積している感じがする。自分の性格には警戒心のなさと他人を信頼しすぎることが根底にあるから裏切られた時のダメージは大きい。石橋をたたいて渡れとか、君子危うきに近寄らずとかの言葉が自分には必要なのだと昔から分かっているのだが、つい忘れてしまい自ら痛い目にあう。


来年はスギ花粉の飛散量は平年より非常に多くなると予測されていて花粉症の人は要注意。道を歩いていて不思議に折れ曲がったスギを見つけた。過去に何があったのか分からないが今は元気に立ち直っている。これくらいのしぶとさ諦めない気持ちが大事だと伝えているかのようだ。頑張りスギと名付けよう。

ハリギリとムクノキの黄葉

2010-12-05 | 日記
ウコギ科 ハリギリ

湿地帯を過ぎて坂を上ると住宅地になる。坂の途中で高くそびえる樹木が黄葉しているのに気付いた。


高さは25m以上ありそうだ。上部の葉の形からハリギリだと分る。


ニレ科 ムクノキ

保護林公園の中で頭上を見上げると緑から黄色に変わりつつある葉がとても美しく輝くのが見えた。


何の木かよく見るとムクノキだった。これからさらに黄葉していくんだろう。

ムクロジの黄葉と果実

2010-12-05 | 日記
昼うたた寝をしていて変な夢をみた。自分は生死をさまよっているか、もう死んでしまっていたが、生きている時を振り返っていたようだ。好きな野山を歩き回っている自分にもう一人の自分が言う。「あの時は本当に一生懸命にアザミを撮ってまわったね、樹木の芽をじっと見つめて観察したよね。どうしてそんなに夢中になってたんだろうね。楽しかった?もっともっといろんなところを見て回りたかったね。」目が覚めてもその言葉が響いていてなぜか涙がでてきた。



近くの保護林公園を抜けたところにある畑の中にあるお墓の横には数本のムクロジ科ムクロジが植えてある。ちょうど黄葉していた。葉は大きな偶数羽状複葉で互生。たくさんの果実が黄色く熟している。

 
落ちた果実は約2cmの球形で基部には成熟しなかった心皮が残って蓋のようになっている。果実の中には黒い種子が1個ある。

アキニレ

2010-12-03 | 日記

ニレ科アキニレが縄文貝塚の公園に何本も植えられている。淡褐色で楕円形の翼果がたくさん実っているのが確認される。翼果の中央に種子が入っている。


果実は扁平で赤くなる。ニレ科植物の中では一番小さな葉をつける。

 
樹皮は不揃いな鱗片状に剥がれる。

ドウダンツツジ、アカメガシワ、クヌギの紅葉

2010-12-03 | 日記
昨夜(12/1)は会合で遅かったので今日は睡眠不足。朝、中学校の下の公園の池の周りを少しばかり散策してみる。落葉樹木はその葉を黄色や赤に変えて今はもっとも色どりが鮮やかな季節。


ドウダンツツジ

ドウダンツツジの葉は真っ赤に染まる。その赤はイロハモミジにもひけを取らないくらい見事なもの。

 
菱形の葉が特徴。


アカメガシワ

大きな葉が黄色に変わったアカメガシワの高木。


黄葉が美しい。赤にはならない。


葉脈がはっきりみえる。



クヌギ

池の周りを歩くとはるか頭上に高木が黄褐色に色づいている。よく見るとあれはクヌギ。なかなか美しい。


落ち葉でもクヌギと確認した。

トサカケイトウ

2010-12-03 | 日記

早朝に職場近くの霊園を歩くと真っ赤に燃えるような花に出会った。寒いこの時期にこの鮮やかな赤は目立つし、暖かそうでいい。


ヒユ科ケイトウの園芸品種でトサカケイトウ、フサゲイトウ(羽毛ケイトウ)、ノゲイトウなどがある。このトサカケイトウはその真っ赤の花が鶏のトサカに似ているので名がついている。