昼うたた寝をしていて変な夢をみた。自分は生死をさまよっているか、もう死んでしまっていたが、生きている時を振り返っていたようだ。好きな野山を歩き回っている自分にもう一人の自分が言う。「あの時は本当に一生懸命にアザミを撮ってまわったね、樹木の芽をじっと見つめて観察したよね。どうしてそんなに夢中になってたんだろうね。楽しかった?もっともっといろんなところを見て回りたかったね。」目が覚めてもその言葉が響いていてなぜか涙がでてきた。
近くの保護林公園を抜けたところにある畑の中にあるお墓の横には数本のムクロジ科ムクロジが植えてある。ちょうど黄葉していた。葉は大きな偶数羽状複葉で互生。たくさんの果実が黄色く熟している。
落ちた果実は約2cmの球形で基部には成熟しなかった心皮が残って蓋のようになっている。果実の中には黒い種子が1個ある。