せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

サルトリイバラとサネカズラの果実

2010-12-12 | 日記
田畑の横の藪の中は鳥たちにとって貴重な食べ物の宝庫。ちょっとのぞいてみると赤い実がたくさん見つかる。

ユリ科サルトリイバラ

真っ赤な果実が放射上についていた。枝に鈎状の棘が散生していることからサルトリイバラだと気付いた。サルトリイバラは落葉つる性低木で雌雄別株。


葉は全縁で光沢があり、5筋の葉脈がよく目立つ。葉身は広卵形または卵円形。茎は節ごとに屈曲するのが特徴で小さなトゲがある。
2010/4/28撮影した花。


マツブサ科サネカズラ

藪の中で3cmくらいの真っ赤な集合果を見つけた。どう見ても常緑つる性木本。 

 
葉は少し紫に色付いているようだ。側脈は目立たず、無毛で低い鋸歯がある。多分サネカズラだろう。まだ花は見たことが無い。

ヤツデの花

2010-12-12 | 日記

最近ウコギ科ヤツデの花が咲いているのをよく見かける。ヤツデはもともと地味な木だけども年に一度の最も美しい姿を見せる時が今だろう。


花弁は白色で5枚。雄しべ5、雌しべ1。雌しべの下部は花盤と呼ばれる部分があり、ここから蜜が分泌される。

ウコギ科キヅタやヤマウコギも花が似ている。
 
左はキヅタ2010/11/2撮影。 右はヤマウコギ2009/5/14撮影。

ザクロの果実

2010-12-12 | 日記

公園の黄葉が一体何の木なのか首をかしげて考えていた。よくみると枝は対生しているし、トゲもある。枝先を見てみると大きな果実があって、ああザクロかと納得した。

ザクロ科ザクロ
 
葉は対生で楕円形なめらかでつやがある。原産国はイラン、アフガニスタンなどの西南アジアらしい。右は2010/6/5撮影した花。蕚と花弁は6枚、雄しべは多数ある。

トベラの果実

2010-12-12 | 日記
トベラ科トベラ

最近、神社の境内や公園、海岸などでトベラの果実をよく見かける。果実は3つに裂開して中から顔を出している赤橙色の種子はベトベトの粘液で覆われている。見た感じはとても美味しそうだけど食用にはならないだろうな。


 
枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた、というから神社に植栽されているのも納得できる。常緑低木、雌雄異株。葉は内巻きする傾向がある。右は2010/5/25撮影。淡黄色の花を咲かせていた。