せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヤマイタチシダとジンガサハムシ

2011-11-09 | 日記
谷津田の林縁を歩くのが好き。子供のころから林や藪を見ながら散歩してまわるのが好きだったような気がする。明るい木漏れ日と吹き抜ける柔らかい風、そして蝶や蜂の舞う野の花をいつか万が一寝たきりになった時に夢見る光景のために目に焼き付けておこうか。


ヤマイタチシダ オシダ科オシダ属

林縁にシダが群生していた。


日当たりのいいところでは葉が黄色みを帯びている。最下羽片の下向き第一小羽片が大きいことが特徴。


裏返してみると丸いソータスがびっしり。慣れないと少し気持ち悪いと感じる。包膜は円腎形で大きい。右は熟してはじけたソータス。


葉柄には黒い鱗片が密生している。羽軸には袋状の鱗片が多数ついていて毛深く見える。これがイタチに見えたのだろうか?



ジンガサハムシ

このヤマタチシダの葉の裏に奇妙な虫を見つけた。1cm以下の小さな昆虫でだ円形で体の中央部は黒褐色で金色の光沢があり周縁部は半透明。透明?まるで服のボタンのようにも見える。調べてみるとハムシの仲間で幼虫はヒルガオの葉を食べるらしい。



コバネイナゴ

近くの野原で2匹の仲よしカップルのイナゴを見つけた。体の側面に濃茶色の筋がはいった明るい緑色のバッタ。翅は短く、腹端を越えないからコバネイナゴかな。



キタテハ

名のとおり翅の表が黄色のタテハチョウ、キタテハがセイタカアワダチソウの花の蜜を吸っている。キタテハの秋型は橙色であざやか。幼虫の食草はカナムグラらしい。確かに周りにはカナムグラの群生がある。

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