サワラ

ヒノキとサワラは似ているが、サワラのほうが好きだ。山の中にも公園にもどちらも見かける。サワラは樹形は円錐形、樹皮は赤褐色、枝は水平より少し垂れる。一方ヒノキは樹形は円形、灰色の樹皮、水平に横に張る枝。遠くから見てヒノキのほうが枝が密な感じがする。だらしなく垂れ下がる枝の間が透けて見えたら多分サワラだろう。しっかり者で男性的なヒノキに対してちょっと弱々しく落ちこぼれ気味のサワラ。しかし枯葉混じりのサワラの柔らかい枝ぶり（これは2009/11/21撮影）は何とやさしいのだろう。思わず手で触れたくなってしまう。

今日見たサワラは小さな果実の殻がついていた。サワラは気孔帯がＸ字形で葉の先が尖っているが、ヒノキはＹ字で葉先は丸っこいのが決定的な鑑別点。