日本海側は大雪でも太平洋側はいい天気が続いている。野原一面に降りた霜を見ながら冷たい風の中を歩いた。陽が高くなってくると林に囲まれた沼の水面から蒸気のような朝もやが立ちあがり、あたりが明るくなって木々も眠りから覚め始める。いつもの冬の朝の光景だと思いつつも昨年とも一昨年とも違う感触を持ちながら歩く。森の木々は毎年同じことを繰り返すのに自分の生活はいつも変化し複雑化していくような気がする。自分の容量を超えないうちに大きくなったエントロピーを断遮離する必要がある。「いかに待ち望まれたものであろうと、変化には悲しみがつきまとう。自分の一部をそこへ置いていくことになるからだ。人は一度死なない限り新しい人生は始められない」これはフランスの詩人アナトール・フランスの言葉。来年は少し違う一年にしよう。
モミジバフウ
ユーモラスな形のモミジバフウの果実。
クロガネモチ
クロガネモチの赤い果実。正月にふさわしい色どり。
トべラ
トべラのべとべとになっている果実。思わず食べたくなるけど果たしてどんな味?
モミジバフウ
ユーモラスな形のモミジバフウの果実。
クロガネモチ
クロガネモチの赤い果実。正月にふさわしい色どり。
トべラ
トべラのべとべとになっている果実。思わず食べたくなるけど果たしてどんな味?