せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

オニヤブソテツとウラシマソウの果実

2011-12-23 | 日記
今日は天皇誕生日の祝日だったが天気は曇りで寒かった。外を散歩する人も少ない。初心者にとって他の多くの植物が枯れる冬場は常緑のシダを観察するのにいい季節だとシダハンドブックに書いてある。


オシダ科ヤブソテツ属 オニヤブソテツ

今の時期、林の中には常緑シダ類が散在している。ジャノヒゲが周りには見られる。右上にはシロダモが見える。


一回羽状複葉で葉の光沢あり、濃緑色、羽片が太くて中軸と重なるシダを見つけた。オニヤブソテツが最有力候補。


包膜が灰色で中心部は黒色なのはオニヤブソテツとナガバヤブソテツで、包膜が灰色一色なのはヤブソテツ、ヤマヤブソテツ、ホソバヤマヤブソテツがあるという。



ウラシマソウの果実

コナラの落ち葉の中で真っ赤に目立っているのはウラシマソウの果実。知らないと何故かドキッとする。

ハクモクレンとコブシ

2011-12-23 | 日記
たまたま県立公園の温室横にはハクモクレンとコブシが並んで植えられている。どちらもモクレン科で花が咲くと一目瞭然で違いが分かるが花も葉もない今の季節は枝ぶりと冬芽で違いを見てみよう。


ハクモクレン

枝ぶりはコブシと似ている。

コブシ

樹皮はどちらも灰白色でやや滑らかでハクモクレンとコブシの差はなさそう。

ハクモクレンの枝先

花芽は白い毛でおおわれていて上向き。

コブシの枝先

コブシの枝はハクモクレンより細い。コブシの花芽はまだ黒くてあちこちを向いている。

公園の花 ~ ソシンロウバイ

2011-12-23 | 日記
ソシンロウバイ ロウバイ科

この県立公園ではもうソシンロウバイが咲いていた。いい香り。臭いを表現する言葉が思い浮かばない。軽い刺激を感じるような爽やかな香り。鼻の通りが良くなる気がする。ロウバイは正月の花のイメージがあって何故かおめでたい感じがする。この半透明の花弁も高貴な感じでいい。


ヘンルーダ ミカン科

ハーブの一種で葉を触っただけでいつまでもその強烈な香りが残っている。決して悪い臭いではないが強烈でミカン科と聞くと何となく納得。花弁はサルスベリの花のように縮れている。


キク キク科

このキクは舌状花が管状になっているのが特徴。品種名まではわからない。

 
ニホンズイセン ヒガンバナ科

南房総ではもうたくさん咲いているらしいが、ここで咲いているのは早い。ソシンロウバイとニホンズイセンは新しい年を感じさせてくれた。

アキニレ

2011-12-23 | 日記
何となく気持ちに余裕が出てきて最近は久しぶりでまた論文を書き始めた。



今日は冬至だと知って嬉しくなった。今は朝6時前後でも真っ暗。これからは少しずつ昼間が長くなると思うとほっとする。先日県立公園を歩いていて足元には霜が降りているのに気がついた。草むらを眺めるとニレ科アキニレの幼木が輝いている。


葉には霜が降りて白い縁取りができている。


上を見上げると雲ひとつない青空にアキニレが枝を大きく広げて果実をいっぱいにつけている。


平べったい形の果実で風に乗って遠くに運ばれるのだろう。