以前ススキの原の奥の荒れ地でトウダイグサ科トウゴマを初めて見た。その同じ場所で昨年はついにトウゴマを見ることが出来なかったから、もうここには生えないのかと思っていたら今日同じ場所に大きく成長しているのを見つけた。
総状花序の上部には雌花、下部には雄花がついている。
トウダイグサ科だけあって雌しべの感じはアカメガシワの雌しべと少し似ている。雌しべの赤はエロチックな気配さえ感じる。
大きな葉の中央に葉柄が盾形についている。葉は掌状で星型に7-11裂している。
果実もついていた。トゲは触っても柔らかくて痛くはない。葉も花も果実もすべてエキゾチック。
実は刺が多く中は3室に分れ各室に1個の種子が入っている。種子は40-60%の油分を含んでおり(ひまし油)下剤として使われる。