ときぶーの時間

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つけられない区切り。

2015-01-18 05:01:51 | 日記

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NO731
昨日、阪神淡路大震災から20年が経った。
僕は、静かに犠牲者の方のご冥福をお祈りさせていただいた。

20年前、朝起きてTVニュースで知った時、次から次へと映し出された映像に衝撃を受けたのを鮮明に覚えている。
一番最初のニュースは神戸の街が炎に包まれ燃えている映像だった。


http://daikoube.blogspot.jp/2012/01/blog-post_5057.htmlより、倒壊した阪神高速道路の写真。

高速道路が倒壊してしまうなんて信じられなかったし想像を絶した。
日本で大変なことが起きた!本当に日本は大丈夫か?と青冷めたのを思い出す。

今、神戸に原発がなくて良かったと思う。
原発があったら関西は大打撃を受け、日本は終わっていたかも知れない。

TVの映像で体育館などに避難し、毛布に包まり大勢の住民と共同生活する神戸の人たちの姿を見て、辛いだろうなぁ、大変だろうなぁ~と思った。
絶対、あんな思いをしたくないなぁと思っていた僕が、まさかその16年後に同じ体験をするとは夢にも思わなかった。

本当にまさか!だった。


http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20120117から避難所となった西宮市立中央体育館

僕が避難した体育館より込み合っていて、さぞかし大変だったと思う。
自分も体育館での生活は大変だったし疲れた。
二度とごめんだ。
今はそれだけ言える。

昨日はTV局・新聞各社は阪神淡路大震災を取り上げていたが、20年と言う歳月を経て今でも区切りを付けられないでいる被災者の方がたくさんいる事を知った。

20年後、ふるさとを失った福島の被災者の中にも、区切りをつけられない人がいるかも知れない。
フランスの詩人ラ・フォンティーヌの「人はいつまでもふるさとを身につけている」が頭を離れない。
あの大地震から復興した神戸の人たちにエールを送りたい。


今もあの時のままの姿の故郷の富岡駅。

僕は東日本大震災と福島原発事故の風化が怖いと言い続けてきたが、月日が経てば風化してしまうのはやむを得ないことと、今は自分に言い聞かせている。

そして自分が東日本大震災と福島原発事故を、絶対に忘れなければいいと思うようになった。

町の復興を夢見てみんなが帰って来ることを信じて生きる松ちゃんの強さは強烈だった。
そんな彼も町はもう元に戻らない事を感じ始めている。
相手は放射能、本当の復興に何十年かかるか分からない。

町は除染作業や建設工事の大型トラックの車両が土埃を上げて往来する町になった。
無人の町から、少しは人間のいる町に変わった。


広大な田畑の表土をはぎ取り進められている富岡町の除染。
至る所で土の色が目立っている。
そして放射能汚染物を入れた黒いフレコンバックが至る所に並べられている。

町民が帰還出来るまでは、まだまだ相当な時間がかかる。
中間貯蔵施設の建設が遅れに遅れ、当初仮置き場での保管は3年以内との計画だったが、5年近くになる見通しだ。

自宅敷地に放射能汚染物の黒い袋が置かれたまま生活している県民も多い。
放射能への不安を抱えて生きる福島県民。

福島原発事故は放射能との戦い。
科学者や知識人が帰還を危ぶむのに、国はこの被爆地に住民を帰そうとしている。

事故前の年間被ばく線量は1ミリシーベルトだったのを、原発事故後20ミリシーベルトまで引き上げ、除染が済んだら町に戻れといい加減なものだ。

講演会やイベントでマイクを握り松ちゃんが吠える。
「小さな子供たちを絶対に帰してはいけない町」
「子供を持つ若いお父さん、お母さんは絶対に帰れない町」なのだと。


道路のそばの林の姿。
除染により地肌を見せているが、樹木の葉が枯れて落ちて来たら、また線量が上がる除染で完璧なものではない。

これが僕たちの故郷、福島県双葉郡の町村の姿です。
原発はいらない。
放射能は全てを壊す。
これからも僕は原発に強く反対して行きます。












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