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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
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〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
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皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
NO689
いきなり凄いタイトルで、ごめんなさい。
ドキッとした人もいると思いますので、先に謝っておきます。
被災地で闘う松ちゃんが以前、僕に言った言葉を思い出したらタイトルがこれになってしまいました。
昼食後、お茶を飲みながら一休みする松ちゃん。
「あいつら犯罪者だぞ!人を被曝させてこれが犯罪じゃねぇっておかしいべ!」と、その語気は強かった。
あいつらとは、事故を起した東電と原発を推進してきた国だ。
今も誰一人、裁判にかけられることなく、この大犯罪が問われることなく来ている。
根本的におかしいのは、誰も責任を取っていないことだ。
そして追及する人間もごく少数しかいない。
松ちゃんが言うように、これは大きな犯罪ではないか?
実は松ちゃんも、自分が被曝する事に対して恐怖がなかったわけではない。
色々と葛藤はあったのだ。
雨宿りする?ダチョウのモモ。
しかし鎖に繋がれ逃げることが出来ず「助けて!」という表情で松ちゃんを見るたくさんの犬たちと遭遇し、その悲惨な状況を見て自分だけ逃げるわけにはいかないと決心し町に残った。
以前、自分の命を顧みず動物を助ける松ちゃんを、悟りを開いた人かも?と書いたことがあったと思うけど、そのくらい僕には衝撃的なことだった。
思っても簡単には出来ないことを本当に彼はやってしまったが、壮絶な暮らしをしながら動物たちと暮らし、被災地で生きる彼の思いは深い。
「あいつら犯罪者だぞ!」は、県内各地で被曝する子供たちや、原発復旧作業に従事し被曝する住民や作業員、家に帰れなくなった人たちの苦悩や、水も餌も無い中で餓死して行った動物たちの苦しみを思い発した怒りの言葉だ。
興味津々、そろりそろりとカメラを構える僕に近づく子牛。
昨日、安倍総理は大熊町の中間貯蔵施設の建設予定地視察をした。
安倍総理の行動に、いかにもやってます的なパフォーマンスはやめろ、住民説明会のような場所に来て、怒号の飛び交う被災者の生の声を聞いてみりゃいいんだと、僕は思った。
松ちゃんは「色もついてねぇし、においもねぇから始末が悪り~、一次帰宅などで、何度も帰って来るうちに感覚が麻痺して普通の状態と同じになっちまうから、見えねぇってのは本当に怖いよ」と、みんなの事を気遣っていた。
子牛は僕の目の前で草を食みだした。
そんな彼がふるさと富岡町の事を「小さい子供や若い人は、絶対に帰って来てはいけない場所」と言った。
目に見えない匂わない放射能が無くならないうちは、子供や若い人は絶対に帰るなと言ったのと同じ。
そもそも、今やっている除染が完璧に放射能を取り除くことが不可能な除染だし、何処にホットスポットがあるかも分からないから、子供たちや若い人を思う彼の気持ちは特に強い。
「残念だが子供がいない町は、家と同じで朽ちていくものよ」と話を締めた彼がそこにいた・・・。
震災直後から町の復興を夢見、震災前の町の姿に戻ることを願って来た彼の思いはいつになったら届くのか?
胆力のある男の闘いはいつまで続くのだろうか?
震災から3年半たった今、ふと思った僕だった。
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あいつらとは、事故を起した東電と原発を推進してきた国だ。
今も誰一人、裁判にかけられることなく、この大犯罪が問われることなく来ている。
根本的におかしいのは、誰も責任を取っていないことだ。
そして追及する人間もごく少数しかいない。
松ちゃんが言うように、これは大きな犯罪ではないか?
実は松ちゃんも、自分が被曝する事に対して恐怖がなかったわけではない。
色々と葛藤はあったのだ。
雨宿りする?ダチョウのモモ。
しかし鎖に繋がれ逃げることが出来ず「助けて!」という表情で松ちゃんを見るたくさんの犬たちと遭遇し、その悲惨な状況を見て自分だけ逃げるわけにはいかないと決心し町に残った。
以前、自分の命を顧みず動物を助ける松ちゃんを、悟りを開いた人かも?と書いたことがあったと思うけど、そのくらい僕には衝撃的なことだった。
思っても簡単には出来ないことを本当に彼はやってしまったが、壮絶な暮らしをしながら動物たちと暮らし、被災地で生きる彼の思いは深い。
「あいつら犯罪者だぞ!」は、県内各地で被曝する子供たちや、原発復旧作業に従事し被曝する住民や作業員、家に帰れなくなった人たちの苦悩や、水も餌も無い中で餓死して行った動物たちの苦しみを思い発した怒りの言葉だ。
興味津々、そろりそろりとカメラを構える僕に近づく子牛。
昨日、安倍総理は大熊町の中間貯蔵施設の建設予定地視察をした。
安倍総理の行動に、いかにもやってます的なパフォーマンスはやめろ、住民説明会のような場所に来て、怒号の飛び交う被災者の生の声を聞いてみりゃいいんだと、僕は思った。
松ちゃんは「色もついてねぇし、においもねぇから始末が悪り~、一次帰宅などで、何度も帰って来るうちに感覚が麻痺して普通の状態と同じになっちまうから、見えねぇってのは本当に怖いよ」と、みんなの事を気遣っていた。
子牛は僕の目の前で草を食みだした。
そんな彼がふるさと富岡町の事を「小さい子供や若い人は、絶対に帰って来てはいけない場所」と言った。
目に見えない匂わない放射能が無くならないうちは、子供や若い人は絶対に帰るなと言ったのと同じ。
そもそも、今やっている除染が完璧に放射能を取り除くことが不可能な除染だし、何処にホットスポットがあるかも分からないから、子供たちや若い人を思う彼の気持ちは特に強い。
「残念だが子供がいない町は、家と同じで朽ちていくものよ」と話を締めた彼がそこにいた・・・。
震災直後から町の復興を夢見、震災前の町の姿に戻ることを願って来た彼の思いはいつになったら届くのか?
胆力のある男の闘いはいつまで続くのだろうか?
震災から3年半たった今、ふと思った僕だった。