ときぶーの時間

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ご無沙汰しました。

2013-03-21 23:50:26 | 日記
NO-315
静岡の写真展の後、一週間もご無沙汰してしまいみなさん本当にすみませんでした。故郷富岡町の再編に伴い、最後の一時帰宅のため福島に向かいあちこち動き回り、強制避難区域の松ちゃんこと松村代表と会って色々と話しをしてきました。

今年の彼は3月11日まで取材がびっしり入り、それはとても大変な日々だったようです。あちこちのTVに出ていたからそれはそれで充分に分かっていたが、かなりハードなスケジュールをこなしたみたい。


朝早く押しかけ起こしてしまってごめんって感じ。パジャマ姿の松村代表です。

自分の生まれた町の復興を願い町の行く末を案じている松村代表の器量の大きさにいつもたじろいでいたが、本当に町を愛する彼の気持ちに何も言えない自分がいた。


世界のジャーナリストさんたちが必ず撮影していくという彼が今までに使った年季の入った蝋燭。


牧場ではポニーのヤマを先頭に、僕を見た牛たちはぞろぞろと餌を求めてやって来た。みんな元気でした。

そんな彼は頭に来ていた。今回の東電の電源切断のニュースに怒っていた。

今回の事は世界の各国からも批判される事象で、彼も「東電の体質は変わってねえ!これだけ大きな災害を起こしていて、学習能力が無いんだろうか?冷却しなければ爆発する爆弾を抱えているのに何を考えているんだ!」と・・・

彼の所に世界的に有名な放送局のジャーナリストから「松村さん、今回は本当に危ないから逃げてくれ!」と電話が入ったと彼は話した。

彼は怒りながら言った。「第一電源が何かの原因でショートしたらすぐに第二電源。それでも何かの原因でショートしたら第三の電源を供給できるようにをするべき備えを持っていなくてはダメだべ!」・・・

このニュースは自分の家に帰ろうと夢見ている住民の気持ちや心を折る出来事に代わりは無く、僕自身も東電に対して怒りやどうしようもないやるせなさに暗くなった。

住民をどれだけ苦しめれば気が済むのかって言いたいくらいである。原発の復興作業に従事している義兄が言った。「第一原発の中は事故後から少ししか変わってない。瓦礫が撤去されたくらいであの時と同じだよ」と・・・・

町の除染もしかり、こんな状況が続く福島県双葉郡の未来は本当にあるのだろうか?セシウムの半減期30年という時間が本当に必要ならば今のような除染なんて無意味である。

除染で今までに一兆数千億円を費やしたと言われている国であるが、夢打ち砕かれ絶望し死にゆく老人がたくさんいるこの現状を国民に選ばれた政治家は本当に知らなければならない。

年寄りたちを早く助けてくれ!年寄りには時間が無いのだ!お国のためにと自分を犠牲に働いて来た老人たちの最後がこれでは、あまりにも酷いと思う。





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