子どもの頃、母の実家には氷を入れる冷蔵庫があって夏場は毎日氷屋さんが 氷を配達してきてはったわ。
ええともう半世紀以上前のことやで…。
電気使わない冷蔵庫開発 旭川 (11/22 16:00)
杏和建具が発売した「電気のいらない冷蔵庫」
【旭川】旭川市内の杏和(きょうわ)建具(高木均社長)と金属製品製造のアルファクラフト(永原欣一社長)は共同で、氷で冷やす家具調小型冷蔵庫「電気のいらない冷蔵庫」を開発、発売した。庫内湿度は70~80%、食材のみずみずしさを保ちながら冷やせる。高木社長は「節電が重視されている今、広く関心を持ってもらえるのでは」と期待している。
販売元は杏和建具。高さ106センチ、幅52センチ、奥行き46センチ。外観は建具職人が手がけたキャビネット風のデザイン。内装はステンレス、住宅用の高性能断熱材で覆った。
上段に氷、下段に冷やしたいものを入れる。氷の受け皿をアルファ社が工夫。冷気が効率的に下がるよう、すのこのような、隙間のある形状を採用した。溶けた水はパイプに流れ込み、外部に排出される。
杏和建具によると、市販の板氷2個(約3キロ)を入れて1日10回程度の開閉を行ったとしても、2~3日は8~10℃を保つという。
杏和建具の顧客が昭和の氷冷蔵庫を愛用しており「飲み物が冷え過ぎず、適温でおいしい」と教えられたことがきっかけ。電源の無い屋外や別荘での一時的な使用に向いているのでは、と2010年春から開発を始めた。
道産ナラ材を使い、天板部分などに同社の職人が細工を施していることから、現品は28万円。
高木社長は「外見をよりシンプルな造りにして、10万円台の商品を出したい」と話している。
26日まで西武旭川店5階で開催中の同社の製品展示会で、現物が見られる。(加藤木あずさ)