全国木製はきもの業組合連合会が制定した。男物の下駄は7寸7分、女物の下駄は7寸2分と決まっていたので、7月の7は下駄の寸法からとった。また、22日は下駄の歯形が漢数字の「二」とよく似ていることにちなんでいる。
現代の男性が下駄を履く機会は減ったが、昔から和服に組み合わせる定番の履物であった。学生が、ファッションとして崩れた学生服などに下駄を履くのをバンカラと呼んだ。
ただ、日本人の心情に寄り添う履物であることは間違いない。数々の慣用句がそれを証明している。
「下駄を預ける」というのは、自分では動けなくなることから作られた言葉だ。「下駄を履かせる」とは、下から押し上げるイメージからきている。「下駄を履くまでわからない」というのは、文字通りの意味である。
現代ではむしろ、若い女性の間に下駄が広がっている。見た目がかわいいのと、音がいいのが理由らしい。浴衣メーカーや履物店が痛くならないように下駄を改良したりした結果、歩きやすいものが増えている。温泉の旅館だけでなく、普段の生活に浸透しているのだ。(昭)
なんだかこじつけもいいところのようにも思えますが、今日は下駄の日だって。
手話ではもうあまり使わなくなりましたが、「下に向けた左手のひらの下で、右手のひらで下駄の歯を作る」表現。こんな文章ではわからないでしょうね。誰かうまく説明してください。ついでにこの表現「桐」に使う人もいましたよ。下駄よりもたんすのほうがいいようにも思うけど、身近なのはやっぱり下駄だったんでしょう。